思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

ラモーの「ピグマリオン」―古楽の名盤

2007-07-06 | 趣味

ジャン・フィリップ・ラモーは、わたしの好きな作曲家のひとりです。
フランス古典派の巨匠・ラモーは、ヘンデルやバッハより2歳年長ですが、彼の一幕のバレエ付きオペラ『ピグマリオン』は、美しく親しみやすい曲でお勧めです。
わたしは、古楽の大御所グスタフ・レオンハルトが指揮したCDを15年間聴き続けていますが、これは間違いなく古楽の名盤だと思います。

「明晰・公正・均整の永遠のレッスン」と言われるラモーの音楽の美しさを丹精に高い品位をもって描いた名盤をぜひ多くの方に聴いて頂きたいと思ってこのブログを書き始めましたが、いま調べてみたら、廃盤なので、ユーズド以外には入手できないようです。

ドイツ・ハルモディア・ムンディの原盤で、BMGビクター(現在はBMG JAPAN)から出ていたのですが、再発売されることを願います。

愛神(キューピット)の勝利を謳った一幕のオペラで、演奏時間も50分に満たないくらいですから、無理なく全曲を聴くことができます。親しみやすく美しいメロディーに溢れていて、心地よいリズムですので、自然に体に入ります。上品で知的で人間味溢れる上記のレオンハルトの演奏以外にも、また別のよさを表した新録音もあるようですので、ぜひ聴いてみて下さい。




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