思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

良識人は皆「反戦」です。

2008-12-22 | 日記
わが国の15年戦争は、天皇現人神(あらひとがみ)のイデオロギーを政府・文部省がこどもたちに教え込む徹底した「国体主義教育」の下で行われてきたことは、誰でもが知っている「歴史的事実」です。


わたしは高校生の頃「べ平連」(ベトナムに平和を市民連合)の活動に参加しましたが、その反戦運動が正しかったことは、今でははっきりと証明されています。

また、最近では、アメリカによるイラク戦争にも反対しましたが、反対したことが正しかったことは、ブッシュと軍部による事実捏造が暴かれたことで明白になりました。

ところが、ベトナム戦争にもイラク戦争にも賛成し、アメリカの戦争に協力してきたのが歴代の日本政府(自民党政府)です。小泉元首相などは、いち早く積極的な戦争支持を打ち出し、外務省さえ呆れるほどでしたが、その彼は自身の過ちを未だに認めようとしません。倫理のりの字もありません。


ネット上では、「反戦」というと、非難されるようですが、戦争に反対する思想や運動を非難するとは!?病気以外のなにものでもないでしょう。ふつうの人=常識人は、みな「反戦」なのであり、戦前の日本思想や「皇軍」と呼ばれた日本軍の行為に対して批判し反省するのは理の当然です。

いまなお、民主主義の原理とは相いれない思想を堂々と語る自衛隊のトップや政府要人がいる国では「危険」ですし、「損」です。「戦前体制」を是認するような思想の持ち主が大手を振るうような事態を許してはなりません。

繰り返しますが、「反戦」とは、誰もが共有できる理念であり、公共性のある良識人はみな「反戦」なのです。


武田康弘
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