思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

大企業経営者や高級官僚はワークシェアリングしないのですか?

2009-01-10 | 日記
「ワークシェアリング」を言う経団連会長(キャノン会長)、大企業経営者たちの法外な給与はどうするのですか?
まず経営者自身が「優雅な生活」をやめることが先決でしょう。役員の給与は半額以下にすべきです。

労働者と経営者の生活がこれほどかけ離れている現状を変えなければ、階級支配ー「エリート」が大衆を支配する暗黒社会になります。

また、高級官僚と言われる人たち、たとえば日銀の役員の給与の高さ、なんと年収3000万円近くになる報酬(総裁は3000円を超える)。これは全部主権者であるわれわれ市民の税金です。身分が保証され、社会的地位が与えられ、身の危険もない仕事をしている人たちが高額所得を得るということは、倫理上許されないはずです。

人の尊厳を守らず、大きな経済格差をつくるシステムを変えなければ、民主主義はお題目に過ぎなくなります。ほんらい、社会とは助け合い=「チーム」であるはずです。一部の人間だけが「いい思い」をするような社会は、深部から腐ります。大変危険です。

世界最高の光学機器メーカー「カール・ツイス財団」の創設者であるエルンスト・アッベ(光学博士。企業経営者にして労働運動家でもあった高潔な民主主義者)の思想や生き方に学びたいものです。


武田康弘
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