思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

従業員&顧客のための経営にシフト!

2009-12-23 | 社会思想

19日のグログ『自然=女性原理への転換』に、青木りかさんよりコメントを頂きましたが、それへのお応えを、単独でブログにします。


一昨夜の「日経スペシャル・カンブリア宮殿」(12チャンネル・22時~23時)では、今年話題となった3人の経営者が再登場。スズキの会長兼社長・鈴木修(すずき・おさむ)さん。オーケーの社長・飯田勧(いいだ・すすむ)さん。メガネ21の専務・平本清(ひらもと・きよし)さん。

鈴木さんは、常識はすぐに古くなる、囚われるな。と言い、
飯田さんは、「正直」が価値を生むことをアピール。商品のマイナス点もすべて表示→大きな信頼を得て、不況でも売り上げを伸ばし続けている。
平本さんは、従来の経営とは全く異なる考え方で飛躍的に売り上げを伸ばしたわけを説明。ノルマなし、社内留保はせず、儲けは全部社員に給与として出す、上下関係を廃し、全員が自立・自律している。だから、社員はみなニコニコ、生き生き、和気あいあい、ボーナスは500万円を超える人が幾人もいる。

なんだか夢のような話ですが、誰か特定の人だけが得するやりかたを元から廃し、人間の本来もっているエネルギーを歪めずに出せるようにすれば、従来の常識は覆るのです。日本の学校も会社もいまだに封建的な倫理に囚われ、固すぎるのです。

わたしは、20年前以上前に、佐野力さん(当時・「日本IBM」営業部長、1990年より「日本オラクル」初代社長、2001年に退職)にそのことを繰り返し話しましたが、彼は、そのわたしの思想を「日本オラクル」の経営に活かし、大胆に実践した結果、大成功を収めたのでした。

日本の会社がもっと大きな視野をもち、従来の常識に囚われず、経営者のためではなく、従業員と顧客のための経営にシフトすれば(それが会社の所有者である株主の得になる)、日本をエロース溢れる社会に変えることが可能です。
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コメント

Unknown (青木里佳)
2009-12-24 21:23:22

タケセンの哲学で大成功した佐野力さんは、より良い社会を作るために、タケセンや良い志を持つ人達に投資したらいいのにな、私は詳しいことは知りませんが、そんなことを考えてしまいました。



コメント (1)
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