思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

安全性は二の次のこと、原発導入を急げ!正力松太郎ら有力政治家らの意思。

2011-12-14 | 社会批評

一昨日のブログ『原発を進めた中心者―中曽根康弘元議員―反省なしは反道徳的態度です』の続きです。


『東京新聞』は、連続で、原発導入の経緯を一面トップ記事で伝えていますが、
今日の第3回では、【耐震に問題を承知で英国型を導入】という事実を明かしています。

1958年2月決定
「原子力開発の現状を探る英国訪問団は、耐震性の欠陥を認識していた。」
しかし、
「西側で当時、商業用発電に成功していたのは英国の黒鉛炉だけだった。後に世界の主流となる米国の軽水炉は、まだ実用化されていなかった。
『急ぎならこれが良いんだというのが一番大きな理由』英国から帰国後の57年1月8日、物理学者で原研理事の曽我根遼吉は、外務省で講演し、こう明かす。安全性でも将来性でもない。(政治家と財界のドンの)決め手は、『早さ』だった」


わが国の支配的階級に属する人々の実態は、こういうものでした。ふつの人=民の良識につく民主主義政治への転回が必要です。


※正力松太郎は、戦前は警察幹部、A級戦犯。読売新聞社長、日本テレビ創設者。衆議院議員、原理力委員会初代委員長


武田康弘



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする