自民党の議員がしばしが暴力団員との交際をもち、右翼団体と結びついてきたことは、今までも繰り返し報道されてきました。
明治維新以来の「戦争好きの日本人」(天皇陛下の軍隊と言い、呆れるほど戦争をしてきたのがわが国の近代です)をつくりあげてきたのが、自民党の前身である戦前の国家主義の政治家たちですので、彼らの暴力肯定の好戦的な思想は、どうやら体質のようです。
安倍首相はじめ今の政治の実力者といわれる人たちは、ほとんどが、戦争を進めた戦前の支配階級の子孫であるのは、どなたもご存知の通りです。昭和天皇の裕仁と共に対米戦争を進めたのが東条内閣ですが、その重要閣僚が岸信介(安倍晋三の祖父)でした。「天皇現人神」という思想をもった彼ら戦争犯罪人が戦後に総理大臣になれる日本という国は、残念ながら、主権在民の民主制とは程遠い存在です。いま、安倍首相が進めているのは、この戦前への思想的反省なき「戦後体制の廃棄」なのですから、もう呆れ返るほかありません。わたしたち良識ある市民は、日本を民主制の国にする努力を一からやり直さなければなりません。
「東京新聞」一面下段
今朝の東京新聞にも東京都議会の自民党男性たちの「人権感覚ゼロ」「イカガワシイ思想の象徴」のトンデモナイヤジが報じられています。国連の人権部会から何度勧告を受けても改まらない(安倍内閣は、閣議で国連の勧告に従わないことを正式決定)恥かしく愚かな国家=日本を象徴する出来事がまたまた起きました。
自民党(その右派ですが)の下品&暴力的な体質、および、そういうイカレタ人間に投票する主権者には根源的反省が必要です。
まあ、いくら言っても、彼らのような性悪な人々が回心することはないでしょうが、危険で愚かな男たち(国体という戦前思想への反省なき者)を政治の舞台から退場させることは、我々市民の良識で可能です。
武田康弘