なんだか、愚民政治・社会をつくることに精を出す公共放送のようで。
まあ、安倍首相のお友達の会長からして、口あんぐりの人ですから。
経営委員には、変な小説家(「国家のために死ぬ生き方を思い出そう!」と主張)や、アナクロ哲学おばさん(今の天皇が何と言おうと、天皇は現人神である」との論説)が抜擢されるNHKですから当然かも。(※このNHK経営委員の給料たるや、人もうらやむ高給です)
それにしても「市民的公共」という意識は、いつになったら生まれるやら。
テレビ番組は、ミーハー路線をどんどん突き進み、勝った負けたのスポーツと芸能ばかりなり。
そんなことの裏では、官府批判を抑圧する「スパイ法」実施に向けての準備が進み、
「集団的自衛権」行使のための改定法案づくりが行われています(なにせ《憲法違反の法律改定》ですから「裏ワザ」たっぷりで頭使いまっせ!)。
武器輸出解禁で、三菱重工など軍需産業も張り切ります。
原発再稼働のためには、データの読み替えや解釈がえが必要で、大忙し(辻褄合わせは大変じゃ)。
なんだ、かんだ、「目くらまし」が公共ニュースの役目のよう。
本質レベルでの批判者はあらかじめ排除してのテレビ放送ー質の悪さは、愚衆=《自分で思考しない情報キャッチ人間》を生んでしまいます。
テレビは、ますます、騙しによる「合意」の生産工場(MANUFACTURING CONSENT) に。いやですね~。
それにしてもスポーツ選手のランクが上がった話をトップニュースにするのは、あまりに不見識。
武田康弘