思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

昨日のNHK討論、山本太郎さんの正鵠を射る発言が場を圧倒!!(文字起こし)

2015-09-14 | 社会批評

以下は、「シャンティ・フーラ」blogからです。太字・赤字は武田。

山本太郎氏の発言のみ全て抜粋:2015/09/13 「緊急生討論 安保法案採決」NHKスペシャル

(転載元より文字起こし)

YouTube 15/9/14

『集団的自衛権の講師限定的容認の必要性は』

山本太郎氏(生活の党と山本太郎となかまたち 共同代表):集団的自衛権の行使というものを権利として持っているけれども、使うか、使わないかは、その国のスタイルで決められるはずです。それを守ってきたのが我が国であると。じゃあ現在これを必要としてるのは誰なのかということにスポットライトを当てなければいけない。

じゃあ、我が国の集団的自衛権の行使を必要としてるのは誰なのかというと、米軍なんですよ。4万人兵員を削減した。それだけじゃなく、本法案を織り込み済みで、防衛予算、アメリカの軍事費というものが削減されているということは、アメリカ米軍の準機関紙である、スターズ・アンド・ストライプスでも言っているし、それだけじゃなく、3年前に出た第三次アーミテージ・ナイレポート、そこでも集団的自衛権の行使から、新ガイドライン、戦争法案まで非常に具体的に細かく提言されている。アメリカのためのリクエストであることは間違いないわけですよね。
高村さん、最高裁の砂川判決もアメリカのリクエストでしたもんね。

司会:それは質問ですね?

山本太郎氏:はい。

高村正彦氏(自民党 副総裁):砂川判決は、裁判官15人一致の判決なんですよ。15人の裁判官がそれぞれ独立してるのに、どうしてアメリカがそこに影響力を行使することができるんですか。できるはずないでしょう。

山本太郎氏:公文書館から出てきてますよ、だってほら、マッカーサー米国駐日大使と、日本側の最高裁の長官が一緒に裏で話をして、跳躍上告をして、地裁から最高裁に持っていき、そしてその結論を急いでたということが、公文書簡からも出ています。

***

山本太郎氏:先ほど北朝鮮のミサイル防衛は日米じゃないと難しいという話をされてました。それ個別的自衛権の話ですよねって。集団的自衛権の話と混ぜてする話じゃないんですよ。本法案、先ほど、集団的自衛権の行使容認を誰が必要としているか、要求しているかという話ですけれども、先ほどは米軍だという話をしました。それは国内にもいます。誰なのか。経団連です。なぜなのか。経団連は2005年からもう既に集団的自衛権の行使容認という部分に関して提言を出しています。それだけじゃなく、そこと同じくして憲法の改正を求めている。96条の改正をもっとゆるくしろと、憲法を変えるルールをもっとゆるくするんだということを提言してるんです。

今まで経団連が政治に対して提言を行ったことってろくなことがないんです。例えば、消費税19%に上げろとか、派遣法でしょう、外国人労働者でしょう、残業代ゼロでしょう、原発でしょう、武器輸出でしょう。武器輸出は先日10日に経団連が出したんですよ。国家戦略として推進をするべきだという提言を出している。

皆さんの税金が、組織票や、そして企業献金をもらった党によって、税金横流しされちゃうんですよね。

***

山本太郎氏:国際法では武力行使に対する後方支援、武力行使と一体のもの、これ、相手側の攻撃目標になることは国際法上、明確ですよね。これはだから、一体化しないということ自体、ありえない、いんちきな考え方だと思うんですよ。

実際にイラクの時どうだったか、アフガンの時どうだったかって、自衛隊が行った。そういう戦闘行為はなかったけれども、在職中に自殺をなさった方が56人もいる。これ、退職者にカウントされてないんですよ。

米軍はどうだと。イラク、アフガンの帰還兵で200万人中、50万人が精神障害。毎年250人が自殺していると。2012年に公表された退役軍人省の資料では、1日あたり22人が自殺してる。それで、退役軍人省の予算というものがつけられた。メンタルヘルス対策関連経費、45億6000万ドルですよ。これ、計上できるようにしてますか?どうやって帰ってきた人たちをケアするということを考えられてますか?これだけの莫大な資金がかかれば、日常的な社会保障費はもっと削られていくこと間違いありませんよね。

***

山本太郎氏:大きな問題の一つは強行採決だと思ってます。衆議院でも強行採決されました。参議院で間違いなく強行採決されるだろうと。強行採決というのは民主主義とは真逆ですよね。暴挙と言ってもいいと思うんですよ。これがどうして行われるかというと、やはり安倍政権が卑怯だからという言葉だけでは片付けられない。やはり、第三の目が入っていない。NHKが公共放送としての役割を果たしていただきたい。第三の目として監視する役割を放棄しないでいただきたい。

やっぱりね、強行採決やると言ったら、それは生中継入るといったらできないんですよ。有権者にそんなとこ見せられないでしょう。だから、これは生中継する必要があるんです。有権者への裏切り行為、その瞬間を生中継しないなら、公共放送を名乗る資格はないと思うんですよ。

司会:はい、様々なご意見ありがとうございます。

山本太郎氏:安保特別委員会での採決、くれぐれも生中継お願いします。受信料払ってる皆さんのために。


(文字起こし:hiropan)

 
山本太郎さん

 

 

 

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