以下は、昨晩(10月1日)の演奏会後にfbに書いたもの。
古典的でロマン的で現代的、
歌があり語りがあり、モノローグがありダイアローグがあった。
壮大な物語があり、小さな詩があった。
可憐さがあり、堂々とした風格があり、静けさがあり、強烈なパワーがあった。
ーーーーすべては美しかった、だから最高のモーツァルトなのだ。
ピアノはだいぶ劣るが、わたしには、イブラギモヴァのヴァイオリンばかりが聞こえた。この人は30歳にしてすでに並ぶものなし、師のクレーメルさえかなわない。
彼女のすごいのは、カリスマ性さえ超えて、きわめて人間的なこと。やわらかでしなやかで、優しさに満ちている。
まるでオケを聞いているような錯覚にも襲われた。
透き通るようで実在感のある美音に全身が痺れた。
内容の豊かさは筆舌に尽くしがたい。
ーーーー言葉にならぬ批評できぬ音楽があった、だから最高のモーツァルトなのだ。
イブラギモヴァ、21世紀の天才(カリスマではなく人間味あふれる優しき天才)の情報は、クリックで出ます。
川崎ミューザで感動!異次元のイブラギモヴァ。女性が開く21世紀のクラシック。名ホールと東響と。
写真は、昨日の演奏会後のサイン会で。会場は、王子ホール(銀座4丁目)。二枚目は、強トリミング。 (撮影 武田康弘 ソニーRX-1R iso4000)