思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

「国民一致の目的をもち、一丸となって進む!」(谷垣自民党幹事長)ーー戦前の狂気へまっしぐら

2015-10-24 | 社会批評
 
いま、NHKのニュースで、谷垣自民党幹事長の街頭演説が放映されました。
「安保で国民の間に対立が起きたので、今後は、一億総活躍時代とし、国民一致の目的をもち、一丸となって進む」とのこと。

これでは、政府批判はさせない!日本人はみな一緒だ!という戦前の政府言動とまったく同じ。

 「一億総活躍」と「一億玉砕」とは思想的にはまったく同一です。次は、「滅私奉公」の言い直しによる国民洗脳を準備しているのは手に取るように分かりますが、はてさてどんな文言になるのやら。

戦前思想の安倍自民党を支持する国民は、自らがそれにより酷い目に合うだけでなく、反対者も巻き込むのです。戦前の日本の思想と行動ーー懲りたはずなのに、また繰り返す愚かには何と言ったらよい?

中国侵略→対米戦争を決定し岸信介(東条内閣の重要閣僚・戦後はA級戦争犯罪人を敬愛するという安倍首相により再び戦前思想の大日本になる!!実にバカげた話です。

良心・良識ある人はこの事態を批判します。  「国民一致の目的をもち、一丸となって進む」?? 主権者の上に政府あり!!?? いい加減にしたらどうですか。


「戦前回帰」(山崎雅弘著)は必読本です。


岸と東条



武田康弘(元 参議院行政監視委員会調査室 客員「日本国憲法の哲学的土台」を講義)

コメント (5)
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