思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

「一億総活躍」!?戯けた越権行為。主権者に要請する安倍違憲政府の反民主主義。

2015-10-23 | 社会批評



個人、一人ひとりから始まる新たな生。
個人、一人ひとりから立ち昇るパワー、輝き、面白味。

組織や団体、国=政府からではなく、

個人、一人ひとりから発するよろこび、魅力。
個人、一人ひとりの想念・思想から生み出される公共世界。

それこそが社会全体を活性化します。社会全体の活性化はけっして目的ではなく、結果です。個人が個人として尊重され励まされ助力された結果であり、国全体の発展とは目的にはなりません。

政府の仕業ではなく、政府の思想ではなく、政府の要請ではなく、
個人から発するよきものを援助する、個人の力になるのが国=政府の役割であり、けっしてその逆ではありません。
これが近代市民社会の普遍的思想であり、民主政の原理中の原理です。

すべてはわたしとあなたから始まるのであり、政府の思惑からはじまるのではないこと、これは民主政社会に生きるみなが肝に銘じておかなければならない根本思想です。

政府が一億総活躍!!を謳い、そのための担当者を置く、そのためにわれわれ納税者のお金を使う、冗談もほどほどに、です。越権行為もいいところ。「戦前思想」そのままの焼き直し。

政府、お前はなにものなのだ。お前は主権者なのか。
政府は、わらわれ主権者の意思により動くもの、政府の意思で主権者が動くのは、ありえない話。
一億総活躍!!おふざけなのか。戯けたスローガンは、主権者を舐めている証左。
活躍するも活躍しないのも、わたしの意思であり、政府が要請できることではないのです。原理に反する仕業は、明白な公共悪というほかありません。違憲の安倍政権よ、あんまり図に乗るとひどい目にあいますよ。

 

武田康弘(元 参議院行政監視委員会調査室 客員「日本国憲法の哲学的土台」を講義)

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする