思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

映画 ロイヤル・コンセルトヘボウ  ツアー 「聴くものが、人生を重ねる時、音は初めて音楽になる。」

2016-02-27 | 芸術

渋谷ユーロ、毎日、5時15分~7時
立川シネマシティ  毎日、5時15分~7時


ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る
 (クリックで予告編が見られます。)

   聴くものが、人生を重ねる時、音は初めて音楽になる。

 

ウィーン・フィル、ベルリン・フィルと並ぶ世界三大オーケストラである、オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)。
2013年、コンセルトヘボウが創立125周年を記念して、1年で50公演をおこなう世界一周のワールドツアーへと旅立った!アルゼンチンから南アフリカ、ロシアへと、気さくな素顔をのぞかせながら、王立御用達(ルビ:ロイヤル)オーケストラが世界をめぐる。その先々で彼らが出会うのは、音楽を心のよりどころに毎日を生きる人びと。文化も境遇もちがう人びとがコンセルトヘボウのコンサートに集い、その演奏に人生を重ねる瞬間。ひとりひとりの心には、かけがえのない宝物が生まれてくる。


本作はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団初の公式記録映画。これまで各国の都市で人生の機微をみつめてきた巨匠エディ・ホニグマン監督(『アンダーグラウンド・オーケストラ』)が、音楽を奏でる人と聴く人みんなの人生を、世界最高峰の演奏に美しく織りこみ、音楽の力に満ちたオーケストラのロードムービーを生みだした。

監督:エディ・ホニグマン/出演:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
2014年/98分/オランダ/DCP/配給:SDP

(渋谷ユーロのホームページより転写しました(一部カット)。写真は渋谷ユーロからではありません。)

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はじめて立川に行った。
素晴らしい音響施設の立川シネマⅡで「ロイヤルコンセルトヘボウ」を見、聴くために。
もう、感動で息が苦しくなるほど。涙が止まらない。

これは「ロイヤルコンセルトヘボウ125周年世界ツアー」のドキュメントとアナウンスされていたが、そうではなく、ドキュメントを基底にした人間ドラマであり、フィロソフィの映画です。

人間、生身の人間、悲惨を乗り越える人間、悦びと笑顔に溢れる人間の映画です。
宗教も思想も国家も民族も超えて人間が生きる、音楽はそれらをすべて包み込み、そして上回る人間の営み。芸術の力、人を一番奥深くで支える音楽の底知れぬすばらしさ。

それが理論ではなく、映画で表されている、平明で深く。

オケのメンバーの人間味あふれる顔、動作、言葉。街々でのインタビューの深さ、声を失う。

ショスタコの10番の凄さをコントラバス奏者がユーモラスに語り、最後はマーラーの復活、あらゆる意味での圧制から人間精神は解放される!

ハリウッドとは異なる、オランダ映画の底知れぬ深さと大きさを知った。凄い監督がいたものだ。


(2月28日 武田康弘)

 

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憲法9条改正運動を起こし、平和主義を貫こう!!

2016-02-27 | 社会批評



 わたしの持論ですが、

9条は、現実に合わないのですから変えるべきです。あまりもエキセントリックな規定=「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。」は、自衛隊の存在を継子扱いすることで、危険なのです。

憲法第9条は、
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 
 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

とあるわけですが、この後段を、以下のように変えるのです。
  「前項の目的を達するため、自衛のための最小限度の戦力は保持するが、集団的自衛権は行使せず、海外派兵は禁止する。」と。
 
 
平和主義を守るためには、9条をいじらせないという「守り」の姿勢ではダメで(それは必負の戦略)、積極的に改憲を提起する攻めでなければいけないのです。
 
「守る」、という思想は、必ずジリ貧になり終わる=負けるのです。
 
ついでに「武器輸出の禁止」を書き込むのを忘れてはいけません。
 
 
 
 

武田康弘

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