思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

戦前思想=『教育勅語』支持の安倍首相と大阪維新の会は、理事長を悪だまとして切り捨て、逃げ切る戦略。

2017-03-01 | 社会批評

http://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_377201/

以下の日刊ゲンダイの記事は説得力に富むものです。

窮地の安倍政権 森友学園疑惑は理事長“口封じ”で幕引きか

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年3月1日 9時26分


名誉校長を辞任した昭恵夫人と
「不認可」に言及した松井大阪府知事
(C)日刊ゲンダイ

 連日、国会で追及されている学校法人・森友学園への国有地払い下げ疑惑。ついにテレビのワイドショーまで報じだし、政権を揺るがす大問題に発展してきた。火の粉を振り払いたい安倍政権と大阪の日本維新の会は、自分たちを熱心に支援してきた学園を見捨て、幕引きを図るつもりだという。

 大阪・豊中市の国有地が不可解な経緯で森友学園に払い下げられていた問題は、ファーストレディーの昭恵夫人が問題の土地に新設される小学校の名誉校長を務めていたこともあり、ロッキードに匹敵する“アッキード事件”とも言われ始めている。安倍政権とともに、国民から疑惑の目が向けられているのが、大阪の地域政党から始まった日本維新の会だ。

 12年4月に大阪府の松井知事が突然、設置基準を緩和して「借り入れのある幼稚園」にも小学校参入の門戸を開いた。これが、森友が小学校新設に乗り出すきっかけになった。大阪の私学審議会で数々の問題点が指摘されながら、異例のスピードで森友に「認可適当」の答申が出された15年1月の時点での認可権者も松井知事だ。翌年から、認可権者は教育長に委任されている。

 鑑定評価額9億5600万円の国有地が、“タダ同然”で森友学園に払い下げられたというのに、政府のガバナンスや税金ムダ遣いにウルサイはずの維新関係者は当初、不気味なほどダンマリを決め込んでいた。動きがあったのは23日。橋下前大阪市長が、急にツイッターで国の責任を追及し始めてからだ。

〈価格算定の手続きが不透明過ぎる〉〈これは政府の手続きミス〉〈そもそも随意契約がおかしい〉〈政府はミスを認めるべき〉等々、舌鋒鋭く政府を批判。同時に、暴言王の足立康史議員や丸山穂高議員が国会の予算委でこの問題を取り上げ始めた。

 22日の定例記者会見では、3月末までに森友の認可条件は「クリアする方向でまとまってきた」と言っていた松井知事も、25日になって急に「不認可」の可能性に言及。豊中市に対して、用地の再調査を求めた。明らかにスタンスを変えてきている。

「認可を与えて小学校が開校してしまうと、問題がずっと尾を引いて、足をすくわれかねない。世論の批判も高まってるし、『これは不認可にしてしもた方がええんちゃうか』いう話になってきたんです。一連の疑惑はあくまで国の責任で、維新は関係ないと示すこともできる。『こんな問題だらけの学校法人は認可でけへん』と知事が英断を下せば、府民も国民も拍手喝采ちゃう?」(維新の会関係者)

 森友学園の籠池理事長と「共鳴している」と言っていた安倍首相も、問題が拡大するや、国会答弁で「私も妻もいっさい関わっていない!」とブチ切れ、籠池理事長のことは「教育者としていかがなものか」と批判。きのう(27日)も「首相頑張れと園児に言ってもらいたいとはさらさら考えていない。適切ではない」と発言し、森友を切り捨てにかかっている。

政権を守るには、もう籠池理事長に泣いてもらうしかないということでしょう。意図的に、『理事長はちょっとおかしい』という印象操作がなされている。理事長の口封じができればいいと思っているのではないか。ただ、事案に関わった役人は、詰め腹を切らされるかもしれません」(官邸担当記者)

 役所と籠池理事長は、このまま一方的に悪者にされるくらいなら、いっそ国会で洗いざらい話してしまった方がいいのではないか。」

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「役所と籠池理事長は、このまま一方的に悪者にされるくらいなら、いっそ国会で洗いざらい話してしまった方がいいのではないか」

その通りです。正しい事実を話すこと、それにつきます。公的嘘は、最悪です。天罰が下ります。

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安倍首相は辞任は避けられません。「教育勅語廃止」の国会決議を反故にし、明白な憲法違反です。

2017-03-01 | 社会批評

1948年6月19日に
衆議院で、「教育勅語等排除に関する決議」が決議され、
参議院で、「教育勅語等の失効確認に関する決議」が決議されました。
教育勅語』は、『日本国憲法』に背反するとして、国会においてその指導原理が否定され、廃止されたのです。

したがって、安倍首相夫妻が、「森友学園」の園児教育(『教育勅語』の暗唱を中心におく)を知り、それを踏襲する新たな小学校を支持するとしていたのであれば、明白な憲法違反であり、また国会の議決を反故にするものですから、辞任は避けられません。

首相夫人は、テレビカメラが入った保護者会で、
「こちらの教育方針は大変、主人も素晴らしいと思っている。(卒園後)公立小学校の教育を受けると、せっかく芯ができたものが揺らいでしまう」
と述べているのですから、思想的支持は明白です。

また、文科省は、この小学校を認可することはできません


武田康弘(元 参議院行政監視委員会調査室・客員調査員「日本国憲法の哲学的土台」を講義)

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