安倍首相の中心ブレーンであり、天皇や教育問題で政府に関与する八木秀次麗澤大学教授が主張するように、日本には人権という思想はなじまないのです。
お題目としての「人権」だけはありますが、
八木が言うように、「個人」という概念がつくる人権思想は、欧米にしかあてはまらず、日本人は、人権という言葉に怯えることなく、日本の伝統=国民の常識につくべき(ちくま新書「反人権宣言」)なので、欧米の常識には従いません。
検察庁にはそもそも「人権」を守る思想はなく、それは、多くの冤罪事件が証明しています。検察官たちは、非人道的なことを日常的にしていますが、一度も謝らないのですからたいしたものです。世界の非常識です。
ゴーン再逮捕、また長期間の抑留は、いつもの検察官のやり方ですし、悪人は苛め抜く、それが正義です。ニッポン国の検察の常識がどのようなものか、よく分かるはずです。世界の国々は震えあがるでしょう。人権などと甘いこと言うな! これがわが国の権力者の本音なのです。それが伝統です。
武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員、国会職員に哲学と日本国憲法について講義)