思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

クルレンツィス+ムジカエテルナ「マーラー交響曲6番・悲劇的」 グイグイ惹きつけられ、我を忘れた。超ド級の名演。

2018-12-27 | 芸術

クルレンツィスのマーラー6番、
なんでこんなに音が生きているのだろう。

このはちきれんばかりの生命感は、今まで体験したことがない。
はじめの一音で惹き付けられてしまうのは、比較にならぬエネルギーの大きさ・強さゆえだ。アザとさは少しもないのだが、痺れて鳥肌が立つ。

表現の幅の大きさには、唖然としてしまう。
この曲をはじめて聞く人も、これは尋常ではない音楽、と感じるはず。
グングン音楽に引かれていく、惹きつけられ、どんどん時間が経つ。
随所に、音楽を躍動させる工夫があり、それがとても自然だ。マーラーが聴いたら、涙するのではないか。マーラー自身が指揮する以上の音楽と感じる。全体にとても伸びやかで聴き疲れがしない。

2楽章は美の極み
3楽章は切なさと哀愁と陶酔。
4楽章は透明な音のままフヮーと広がる、深く沈み込む。これ以上はない豊かな音が躍動し、凄い迫力で迫る。それでも美しさを全く失わない。
聴き終えて、我(われ)がなくなったように感じた。

12月1日に今年のレコード大賞が発表となり、なんと2年連続でクルレンツィス+ムジカエテルナが大賞とは恐れ入り、いくらなんでもやりすぎではないか、しかも昨年は、大賞(金賞)も銀賞もクルレンツィス+ムジカエテルナだったのだし、年明けの2月に初来日するとはいえ、少し「政治的」?(笑)なのでは、とも思たが、

なんと昨年のチャイコフスキーの6番「悲愴」の名演を倍加させたような!独創的なマーラーを聴き、これは、いかに他に優れた演奏があろうと、大賞にするほかない、と強く確信した。ふぅー。伸びやかで爽やか、しかも妖しいまでの色香漂う凄演だ! 「ロマン主義」を退治したクルレンツィスが、誰よりも夢=ロマンあふれる演奏を生んだのだ。

まあ、とにかくこの凄さは、聴いていただくほかはない。マーラーの6番は、21世紀になってからは、ノット・バンベルクの名演があり、迫力という点では、ゲルギエフ・マリインスキーもあるし、昨年実演で聴いた超名演=熱演のサロネン・フィルハーモニー(新宿のタケミツメモリアルホール)もあるが、どうしてそれらを易々と凌駕してしまうのか! これを聴いてまだクルレンツィス+ムジカエテルナに批判的な人がいるとしたら、その人は音楽に何も求めているのだろう。

わたしが「古代アテネからの使者」と名付けたクルレンツィス、まことに恐るべきし。この桁違いの音楽をつくる人間に年明けの2月に会える。なんとも胸躍る。ドキドキだ。




武田康弘

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岸信介の孫が、安倍晋三と加計幸太郎との説明。  驚くのは、加計学園親睦会の写真!

2018-12-27 | 社会批評

なんと驚くことに、安倍晋三と加計幸太郎の祖父が岸信介!と説明されています。

また、写真に写っている岸智香子さんは、岸信夫(安倍晋三首相の実の弟)夫人です。
下村今日子さんとは、元文科省大臣で安倍首相の同志である下村博文の妻です。
今日子さんは加計学園で教育審議委員を担当し、同じく加計学園関連で活動している安倍昭恵夫人ととても親しい間柄です。

この写真と、付随する説明文が事実であれば、ゆゆしきことです。
これで、国家犯罪の謎が解けた、ということになります。

(岡本典子さんのfbからシェア)


 

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