【 イスラム国事件 欧米のメディア、後藤氏殺害の要因とし...て安倍首相を問題視!「エラーは安倍総理のせい」「何故ヨルダンに交渉を頼んだのか」】
後藤健二さんを殺害したテロリストを世界中のメディアが批判していますが、ここ最近の安倍首相の行動から安倍首相の対応に疑問を投げ掛ける声が相次いでいます。
ニューヨーク・タイムズ紙は「日本の与野党が人質事件を政争の道具にしている」と批判し、ドイツのドイチェ・ヴェレ紙も「安倍首相は人質事件を自分の目標を達成するために利用している」と指摘しました。
また、イタリアのメディアも「後藤さん殺害、すべてのエラーは安倍総理のせい」と報道した上に、イギリスの大手メディアでも「実績のないヨルダンに交渉を頼ったのはなぜか」と安倍政権の対応を酷評しています。
人質事件の直後は日本政府に同情的な意見が多かったですが、安倍政権がこの事件をキッカケに集団的自衛権や憲法改正を推し進めた事から、欧米の目線が一気に変化したみたいです。上記以外の海外メディアも多くが安倍政権の対応に違和感を感じている旨のコメントを掲載しています。
☆ドイツ紙 ドイチェ・ヴェレ Japan's new military aims after hostage crisis
URL http://www.dw.de/japans-new-military-aims-after-…/a-18230701
☆ニューヨーク・タイムズ Beheadings Frame a New Debate About Restraints on Japan’s Military
URL http://www.nytimes.com/…/islamic-state-beheadings-frame-a-n…
☆後藤氏殺害は安倍総理のミスか。白熱する欧米の報道
URL https://newspicks.com/news/817239/body/
引用:ジャーナリスト後藤健二氏がイラク・レバントのイスラム国(ISIL)の手により斬首されたショックを受け、多くの世界のメディアは安倍総理の外交手腕、交渉力を疑問視し始めている。たとえば、イタリアのメディアは、「後藤さん殺害、すべてのエラーは安倍総理のせい」と報道。そのエラーを7つに分けて解説した。一方、ドイツのメディアは安倍外交に無関心。その対比も面白いが、海外メディアのストレートな物言いは日本のメディアではお目にかかれそうもない
英国は「日本は自立しろ」と批判
英国は、「ジハーディ(聖戦士)・ジョン(ISILの処刑人)」の出身地だ。英国の大手メディア、BBCやPearsonなどは、ISILとの人質解放交渉において実績のあるトルコではなく、実績のないヨルダンに交渉を頼ったのはなぜかと酷評した。
また、日本国内で、安倍外交の評価について議論がされている点を指摘するとともに、安倍政権は他国に頼らず、外交において自立すべきと示唆した。:引用終了
☆“人質事件を政争に使うな”欧米紙批判 NYT紙は憲法改正と自衛隊規制緩和を懸念
URL http://blogos.com/article/105000/
引用:国会で人質事件に対する安倍政権の対応を問う議論が行われている。これに関して、ニューヨーク・タイムズ紙は、人質事件を政争の具にしていると批判。ドイツのドイチェ・ヴェレも、通常は日本人の人質事件に不快感を示す国民も、ジャーナリストの後藤健二氏の死には深い哀悼の意を表しているものの、安倍首相はこの事件を自分の目標を達成するために利用していると感じていると述べた。一方で、フィナンシャル・タイムズ紙は、この人質事件で安倍首相の憲法改正計画が損なわれてはならないとしている。:引用終了
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5479.html
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わたしの昨日のblogの一部をコピーします。
この「徳」も「得」もない愚かな安倍首相の言動は、彼の「軍事が出来る強い日本」を復活させたいという執念から生みだされたものですが、これは戦前思想=靖国思想=国体思想の21世紀バージョンと言えます。この戦後民主主義への怨念にも似た彼の嫌悪感が、精力的で情熱的な安倍政治を生みだしているわけです。
いままで狙われなかった日本が「テロ対象国」になることで、安倍首相は、全国民を人質にすることが可能となりました。日本をアベイズムで一つの塊=まとまりとするには、一人ひとりの自立した人間が集まる日本ではなく、「日本と日本人という集合態」が必要だからです。戦前のように全国民を一つにするには、テロ対象国にならねばならぬのです。おぞましい戦略!
だから、安倍首相は、事件の検証抜きで、イスラム国=アイシルのテロを非難する決議が国会でなされた時、ひとりニヤリと笑みを浮かべたのでした。肝心かなめの事件の検証を抜かした(情報は公開せずという態度)単なる非難決議は、「踏絵」だったのです。山本太郎議員が一人これを踏みました。案の定、民主党議員からも激しいバッシングで、安倍首相の思う壺。また「罠」にハマりました。
武田康弘