思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

安倍首相は自分のために「殺害事件」を利用しているーーー海外メディアがそろって批判!!

2015-02-09 | 社会批評
昨日のblogで、わたしは、安倍首相の言動が、きわめて危ないものであると記しましたが、
以下の中村さんの報告は、それを裏付けるような海外メディアの報道です。
 
 
 
以下は、中村泰士さんのblogからです。
太字・色字は、武田によります。
 
『 日本の与野党が人質事件を政争の道具にしている 』ニューヨーク・タイムズ紙が批判し、ドイツのドイチェ・ヴェレ紙『 安倍首相は人質事件を自分の目標を達成するために利用している 』と指摘・・・当事者のニッポン人は情報操作に踊らされ『 戦争 』まっしぐら・・・。

【 イスラム国事件 欧米のメディア、後藤氏殺害の要因とし...て安倍首相を問題視!「エラーは安倍総理のせい」「何故ヨルダンに交渉を頼んだのか」】

後藤健二さんを殺害したテロリストを世界中のメディアが批判していますが、ここ最近の安倍首相の行動から安倍首相の対応に疑問を投げ掛ける声が相次いでいます。
ニューヨーク・タイムズ紙は「日本の与野党が人質事件を政争の道具にしている」と批判し、ドイツのドイチェ・ヴェレ紙も「安倍首相は人質事件を自分の目標を達成するために利用している」と指摘しました。

また、イタリアのメディアも「後藤さん殺害、すべてのエラーは安倍総理のせい」と報道した上に、イギリスの大手メディアでも「実績のないヨルダンに交渉を頼ったのはなぜか」と安倍政権の対応を酷評しています。

 

人質事件の直後は日本政府に同情的な意見が多かったですが、安倍政権がこの事件をキッカケに集団的自衛権や憲法改正を推し進めた事から、欧米の目線が一気に変化したみたいです。上記以外の海外メディアも多くが安倍政権の対応に違和感を感じている旨のコメントを掲載しています。

☆ドイツ紙 ドイチェ・ヴェレ Japan's new military aims after hostage crisis
URL http://www.dw.de/japans-new-military-aims-after-…/a-18230701
☆ニューヨーク・タイムズ Beheadings Frame a New Debate About Restraints on Japan’s Military
URL http://www.nytimes.com/…/islamic-state-beheadings-frame-a-n…

☆後藤氏殺害は安倍総理のミスか。白熱する欧米の報道
URL https://newspicks.com/news/817239/body/
引用:ジャーナリスト後藤健二氏がイラク・レバントのイスラム国(ISIL)の手により斬首されたショックを受け、多くの世界のメディアは安倍総理の外交手腕、交渉力を疑問視し始めている。たとえば、イタリアのメディアは、「後藤さん殺害、すべてのエラーは安倍総理のせい」と報道。そのエラーを7つに分けて解説した。一方、ドイツのメディアは安倍外交に無関心。その対比も面白いが、海外メディアのストレートな物言いは日本のメディアではお目にかかれそうもない

英国は「日本は自立しろ」と批判

英国は、「ジハーディ(聖戦士)・ジョン(ISILの処刑人)」の出身地だ。英国の大手メディア、BBCやPearsonなどは、ISILとの人質解放交渉において実績のあるトルコではなく、実績のないヨルダンに交渉を頼ったのはなぜかと酷評した。

また、日本国内で、安倍外交の評価について議論がされている点を指摘するとともに、安倍政権は他国に頼らず、外交において自立すべきと示唆した。:引用終了

☆“人質事件を政争に使うな”欧米紙批判 NYT紙は憲法改正と自衛隊規制緩和を懸念
URL http://blogos.com/article/105000/
引用:国会で人質事件に対する安倍政権の対応を問う議論が行われている。これに関して、ニューヨーク・タイムズ紙は、人質事件を政争の具にしていると批判。ドイツのドイチェ・ヴェレも、通常は日本人の人質事件に不快感を示す国民も、ジャーナリストの後藤健二氏の死には深い哀悼の意を表しているものの、安倍首相はこの事件を自分の目標を達成するために利用していると感じていると述べた。一方で、フィナンシャル・タイムズ紙は、この人質事件で安倍首相の憲法改正計画が損なわれてはならないとしている。:引用終了

http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5479.html

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
わたしの昨日のblogの一部をコピーします。

  この「徳」も「得」もない愚かな安倍首相の言動は、彼の「軍事が出来る強い日本」を復活させたいという執念から生みだされたものですが、これは戦前思想=靖国思想=国体思想の21世紀バージョンと言えます。この戦後民主主義への怨念にも似た彼の嫌悪感が、精力的で情熱的な安倍政治を生みだしているわけです。

  いままで狙われなかった日本が「テロ対象国」になることで、安倍首相は、全国民を人質にすることが可能となりました。日本をアベイズムで一つの塊=まとまりとするには、一人ひとりの自立した人間が集まる日本ではなく、「日本と日本人という集合態」が必要だからです。戦前のように全国民を一つにするには、テロ対象国にならねばならぬのです。おぞましい戦略!

  だから、安倍首相は、事件の検証抜きで、イスラム国=アイシルのテロを非難する決議が国会でなされた時、ひとりニヤリと笑みを浮かべたのでした。肝心かなめの事件の検証を抜かした(情報は公開せずという態度)単なる非難決議は、「踏絵」だったのです。山本太郎議員が一人これを踏みました。案の定、民主党議員からも激しいバッシングで、安倍首相の思う壺。また「」にハマりました。

 

 

武田康弘

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先週の訪問者は23万人以上で、とても感謝です。メールへのお返事ができず、申し訳ありません。

2015-02-09 | その他

先週一週間のアクセス、
訪問者は、23万4千人(閲覧数は、37万件)。

訪問者のみなさまにとても感謝です。

 

お詫びがあります。

Twittrからのメールが数えられないほどで、まったく対応出来ず、お返事ができていません。
大変申し訳けありませんが、悪しからずご了承ください。
訪問者のみなさまに重ねてお礼を申しあげます。これからもご愛読と拡散をぜひよろしくお願いします。

 

過去1週間の閲覧数・訪問者数とランキング(日別)

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有志連合の「空爆」の非道と愚かさ 元 伊藤忠会長・丹羽宇一郎さんのTVでの話~安倍首相の正体

2015-02-08 | 社会批評

 

  昨日の午前11時30分 週刊N新書(田勢康弘キャスター)に、伊藤忠の社長・会長を務め、中国大使でもあった丹羽宇一郎さんが出演。

  空爆で無残に殺された多くのイスラム圏の人々が、アメリカやイスラエルを憎み、欧米を敵とするテロ組織を生んでいる現実を知ることの大切さが話されました。
  今までの激しい空爆で、数知れない市民たちが殺害されてきた現実があって、そこからテロを支持する人たちが生まれ、拡大・拡散していることを知らなければならない、ということです。

  また、いまのイスラム国への空爆はISIL(アイシル)とは関係のないそこに住む人びとまでも無差別に殺害してしまう非道な行為であることも説明されました。
 
日本もこの空爆を支持する「有志連合」に入るという安倍首相の言動により、いままでは、アジア人で「平和主義」の日本は過激派のターゲットにならなかったのに、テロの脅威に直面させられることとなったのです。


   最大の「戦犯」が安倍首相であることは論を俟ちません。安倍首相らウヨク政治家の犯した罪の大きさとそこからの解放の方途は、アフガニスタンの中村医師の話を聞くとよく分かります。また、泥さんの『安倍首相から日本を取り戻せ!』は、分明で説得力に富みます。
                                                                                                                                      

  この「徳」も「得」もない愚かな安倍首相の言動は、彼の「軍事が出来る強い日本」を復活させたいという執念から生みだされたものですが、これは戦前思想=靖国思想=国体思想の21世紀バージョンと言えます。この戦後民主主義への怨念にも似た彼の嫌悪感が、精力的で情熱的な安倍政治を生みだしているわけです。

 
いままで狙われなかった日本が「テロ対象国」になることで、安倍首相は、全国民を人質にすることが可能となりました。日本をアベイズムで一つの塊=まとまりとするには、一人ひとりの自立した人間が集まる日本ではなく、「日本と日本人という集合態」が必要だからです。戦前のように全国民を一つにするには、テロ対象国にならねばならぬのです。おぞましい戦略!

  だから、安倍首相は、事件の検証抜きで、イスラム国=アイシルのテロを非難する決議が国会でなされた時、ひとりニヤリと笑みを浮かべたのでした。肝心かなめの事件の検証を抜かした(情報は公開せずという態度)単なる非難決議は、「踏絵」だったのです。山本太郎議員が一人これを踏みました。案の定、民主党議員からも激しいバッシングで、安倍首相の思う壺。また「」にハマりました。

 
国会議員のみなさんは見事なまでに安倍政治に絡めとられていますが、理性あるわたしたち市民は、彼が放つ「」を見抜き、逆に安倍首相を退陣に追い込んでいきましょう。ネットは直接民主政を生み出す力です。強大な拡散は、議員の意識を含む現実を動かすはずです。

ぜひ、拡散をお願いします。


 武田康弘(元「参議院行政監視委員会調査室」客員調査員 哲学講師)

 

 

 

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君たち、安倍首相、自民党議員、よく聞きなさい!現代の偉人=中村医師の言葉を!!

2015-02-06 | 社会思想

現代の生ける偉人=中村医師は、アフガニスタンで「」のように尊敬されています。

愚かな日本政府の人々よ、自民党や右派の政治家たちよ、心して聞きなさい!

彼は、誰よりも何よりも、アフガニスタンの大勢の命を救うことで、同時に日本と日本人に貢献しているのです。

日本政府からは1円の援助も受けず、その奇跡のような大事業を為し続けています。

戦前の「日本主義」にとらわれた人々よ、いい加減に目を覚ましたらどうですか!

深い感動なくして中村医師の言葉を読むことはできないはずです。


武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室客員調査員 国会職員に哲学と憲法の哲学的土台を講義)

http://www.magazine9.jp/interv/tetsu/tetsu.php 
(太字・色字は、武田による)


中村

 それでも、いまでもほかの国に比べたら、日本への感情はとても親しいものです。この感情を大事にしなければならないと思うんです。湾岸戦争のときに、「日本は血も汗も流さずお金だけばら撒いて、しかも国際社会から何の感謝もされなかった。それが、トラウマになっている」なんて、自民党の議員さんたちはよく言うようですけど、なんでそんなことがトラウマになるんですか。「お金の使い方が間違っていた」と言うのならいいのですが、「もっと血と汗を流せ」という方向へ行って、とうとうイラクへは自衛隊まで派遣してしまった。僕は、これはとても大きな転回点だったと思っています。
 
これまでは、海外に軍事力を派遣しない、ということが日本の最大の国際貢献だったはずなのに、とうとうそれを破ってしまったんです。これは、戦争協力ですよね。そんなお金があるんだったら、福祉だの農業復興だの何だの、ほかに使い道はいくらでもあるというのに。

編集部

 ほんとうにそうですね。お金をどのように使うか、国際貢献とか国際援助とかいうのなら、最初に中村さんがおっしゃったように、まず「生存」のために使うべきですよね。

中村

 日本は、軍事力を用いない分野での貢献や援助を果たすべきなんです。現地で活動していると、力の虚しさ、というのがほんとうに身に沁みます。銃で押さえ込めば、銃で反撃されます。当たり前のことです。でも、ようやく流れ始めた用水路を、誰が破壊しますか。緑色に復活した農地に誰が爆弾を撃ち込みたいと思いますか。それを造ったのが日本人だと分かれば、少し失われた親日感情はすぐに戻ってきますそれが、ほんとうの外交じゃないかと、僕は確信しているんですが。



9条は、僕らの活動を支えてくれる
リアルで大きな力

編集部

 そう言えば、雑誌『SIGHT』(07年1月)のインタビューで、「9条がリアルで大きな力だったという現実。これはもっと知られるべきなんじゃないか」とおっしゃっていましたね。

中村

 そうなんですよ。ほんとうにそうなんです。僕は憲法9条なんて、特に意識したことはなかった。でもね、向こうに行って、9条がバックボーンとして僕らの活動を支えていてくれる、これが我々を守ってきてくれたんだな、という実感がありますよ。体で感じた想いですよ。

 武器など絶対に使用しないで、平和を具現化する。それが具体的な形として存在しているのが日本という国の平和憲法、9条ですよ。それを、現地の人たちも分かってくれているんです。だから、政府側も反政府側も、タリバンだって我々には手を出さない。むしろ、守ってくれているんです。9条があるから、海外ではこれまで絶対に銃を撃たなかった日本。それが、ほんとうの日本の強味なんですよ。

 
編集部

 その体で実感した9条を手放すことには、どうしても納得できない。

中村

 具体的に、リアルに、何よりも物理的に、僕らを守ってくれているものを、なんで手放す必要があるんでしょうか。危険だと言われる地域で活動していると、その9条のありがたさをつくづく感じるんです。日本は、その9条にのっとった行動をしてきた。だから、アフガンでも中東でも、いまでも親近感を持たれている。これを外交の基礎にするべきだと、僕は強く思います。

編集部

 お話を伺って、中村さんたちの活動は、それこそ「ノーベル平和賞」に十分に値するものじゃないかと、とても強く感じましたこれからも、ほんとうにお体や健康にお気をつけて、素晴らしい活動をお続けください。

 本日は、長時間、ほんとうにありがとうございました。
中村

 はい、こちらこそありがとうございました。第2期用水路建設に向けて、もっと日焼けしてきます(笑)。

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連日3位ー多数のアクセスに感謝します。 テロ非難決議で、安倍首相は、ニヤリと笑み。

2015-02-06 | 社会批評

連日の多数のアクセスに感謝です。4日間で、訪問者は14万人近くに(閲覧数は22万件)。ビックリです。

恐ろしい安倍首相のから日本を取り戻すために、わたしたち市民=主権者は、共に支えあいましょう!!
ますますの拡散を、ぜひ、よろしくお願いします。

 

いまテレビを見ていましたら、昨日の国会での全会一致のテロ非難決議が放映されていましたが、

驚くことに、安倍首相は、決議の瞬間に、ニヤリと笑っていたのです。みなが顔をしかめているときに、一人笑みを浮かべる首相。

事件をきっかけに、武器製造・輸出、防衛予算の増額、9条改憲への下地がつくれたことへの喜びが思わず顔に出たのでしょう。

「火事場泥棒」と新聞は評しますが、わたしは、いくつもの火事を意図して起こしていると思います。

戦前の狂気のイデオロギーを喧伝する「靖国神社」に参拝して中国の怒りを呼び寄せ、
イスラエルの過激派=ネタニアフに同調してアラブ世界に敵対する、
火事】を起こして、日本人を戦前レジームに戻そうとする、
国民を争いに巻き込む公共悪の安倍首相は、
許しがたい政治権力者です。

 

2015.02.05(木)  49424 PV  30361 IP  3 位  /  2125223ブログ
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武田康弘

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アフガニスタンで9条をバックボーンに活動を続けてきた現代の偉人=中村 哲さんの証言。

2015-02-05 | 社会思想

以下は、アフガニスタンで9条をバックボーンに活動を続けてきた現代の偉人=中村 哲さんのお話です。

http://www.magazine9.jp/interv/tetsu/tetsu.php


日本政府の援助の愚かしさがよ~く分かります。
すでに「神話的人物」と言える中村 哲さんの証言です。
このblogを見ている官府の人たちは、深く反省しないといけません。

自分たちの愚かさを知ることが「はじめの一歩」です。
浄化的反省がないと、一生、意味のない仕事をやり続ける人にしかなれません。

 

武田康弘

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日本を不幸に陥れたのは、安倍首相の行為です。引責辞任が必要です。

2015-02-04 | 社会批評

  安倍首相の掲げる「戦後レジームからの脱却」→戦争ができる国への転換は、従来の日本の姿を大きく変えてしまいました。

  欧米諸国にもイスラム世界にも知れ渡っていた憲法9条の【平和主義】を閣議で変更するという驚くべき裏ワザに象徴されるように、安倍政権の憲法無視の強引な政治手法は自民党内からも強い批判が出ました。【集団的自衛権】(自国を防衛するのではなく、アメリカ軍などと一緒に戦争をする権利)は行使できないとする戦後ずっと続いてきた「日本の国是」は、一瞬にして破壊されました。憲法を白昼堂々と破る行為には言葉もありません。

  A級戦犯を出した戦前からの政治エリート(日本の支配階級)の家系の利を活かし、NHK会長をはじめ、マスコミ関係者に手を入れ、安倍自民党の言うことを聞く【報道体制】をつくるのは、独裁的政治手法というほかなく、まさに戦後民主主義とは無縁の行いです。

  また、多数の世界と日本の法曹界から批判された【スパイ法】を通し、官府の都合で国家機密を決める体制をつくりました。

  さらに、戦後固く禁じてきた【武器の輸出】を一瞬にして変更、戦後の国是は、次々と破られ、戦争をしない、戦争に加担しないという日本独自の平和主義路線は安倍首相により反故とされたのです。

  これらの安倍首相の行為が、テロに怯えなければならない事態を導いたのは、誰にでも分かることです。

  暴力が悪いのは当然ですし、過激なテロを批判するのは当然です。しかし、いまの世界情勢では、いつでもどこにでも過激派は存在します。日本が欧米と同一の言動をとり、わざわざ過激なグループにターゲットにされてよいという話にはならないのです。いままでわが国がアラブ諸国の過激派から狙われてこなかったのは、戦争をしない・軍隊(自衛隊)を出さないという国是を守ってきたからです。それを憲法に反して内閣の一存で急旋回させたのは安倍政権です。

  わざわざアラブの過激派を刺激し、そのターゲットになるほど愚かなことはありません。そもそも「イスラム国」を名のるグループは、アメリカのイラク戦争がつくりあげた鬼子ですし、イスラム国と対立するもう一つの象徴的な過激派である「タリバン」は、対ソビエトのために直接アメリカがつくったものでした。

  いま、もし小沢一郎が首相であったなら、日本はテロの対策が必要な事態にはなっていません。後藤さんが殺害されることもありませんでした。中国とも良好な関係を築けていたのも間違いありません。少し政治に興味がある方なら、誰でもが知る通りです。

  安倍政権による戦後日本の国是の変更が、日本全体を不安と危険に陥れたのは間違いありません。それによる損害=国益損ははかり知れません。安倍首相は、責任をとり辞任しなければなりません。

 
 武田康弘 (元「参議院行政監視委員会調査室」客員調査員 哲学講師)

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心の底に「戦争への欲望」をもつ政治家は、戦闘行為に参加して欲動を解放しなさい。

2015-02-04 | 社会批評

 

 今朝の「東京新聞」(こちら特報部)の言葉を借りれば、『火事場泥棒』(9条の改定)のような安倍首相をはじめ政府要人。

「自民党右派」や「次世代の党」のようなウヨク政治家たちは、心に深い闇をもつ人々のようです。強迫神経症でしょう。

 その心の闇が、平和主義の日本を、軍事力を行使できる国→する国へと変えるために必死とさせます。

 彼らは、自分でも心の底からフツフツと湧き上がるエネルギーの正体を見ることはありません。「戦闘行為への欲望」は、抑え切れない性衝動のようです。

 性への抑圧がなくなれば、性はよろこびをもたらす健康な欲望に変わりますから、彼ら戦争肯定のウヨク政治家たちは、自衛隊で、実弾演習に参加して、すさまじい破壊を実体験する必要があるでしょう。身が震えるほどの激しい爆撃弾を浴びると、心の闇が生みだす戦争肯定・戦闘行為への欲望は消えるのではないでしょうか。


   生命体としての人間がもつ攻撃性は、敵とみなす者との戦争ではなく、困難な課題(=平和の創造や他者救済や自然環境再生など)に取り組むパワーへと転換させることが必要です。


武田康弘

 

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安倍首相の発言で殺害・テロ対象国に。後藤さんの直前インタビュー(大竹まことさんの番組)で明らかに。

2015-02-03 | 社会批評


イスラム国へ行く直前、後藤健二さんは、大竹まことさんのインタビュー番組に出演しています。

そこでの22分30秒、後藤さんは、自身の体験談を交えて、明快に中東情勢を説明しています。

とくに後半10分間は聞き逃せない内容です。

最後の2分間で、安倍首相の発言次第で重大な変化が起きる、と示唆しています。

殺害された意味がわかると同時に、日本がテロ対象国になったのが、安倍首相の思想・政策・発言にあることが明瞭に分かります。

https://www.youtube.com/watch?v=voxwOoyt-NI

(ウインドウズ8でない方は、8に更新と出ますので、クリックして更新してください。)

日本が、例えば安倍さんが、国連などでアメリカの空爆を支持するなどと言えば、日本も(欧米の)同盟国と思われて、今、日本人の方がたはいろんなところに旅行など行っていますけども、これから「テロ」や誘拐に気をつけなくちゃならなくなる。」(後藤健二)

必聴です。


武田康弘

 

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わたしは、テロの「標的」にされる政策を支持しません。標的にされて「徳」も「得」もないからです。

2015-02-03 | 社会批評

テロとの戦いができると思いますか?

テロとどのように戦うのでしょうか?

テロを防ぐための言動は可能ですし、どうしても必要です。

しかし、テロと戦うことは不可能です。

戦う、という思考ー態度は、よい効果を一つももたらさず、悲惨の数を増やすだけです。

これは、自明なことで、アメリカの政策は、アメリカ人にも他国人にも悪い結果しかもたらしていないのは、誰でもが知ることです。

 10年前の自衛隊のイラク派遣が、日本に「徳」や「得」をもたらしたでしょうか? 小さなNPO一つの力にも、医師の中村さん一人の力にも及ばなかったことは、みなが承知です。

後藤さんは、「平和主義の国家=日本」を守ろうとしました。安倍政権とは正反対の言動でしたが、その彼が、殺害されたのには言葉がありません。
拘束されている中東に行き、アラブとの敵対関係にあるイスラエルに入り、超タカ派のネタニヤフ首相との親密ぶりをアピールし、「イスラム国と戦う国に2億ドルの援助をします」と言う。あまりの無謀な言動に怒りも通り越して「呆れ返る」しかありません。

なぜ、わざわざ標的になる言動、イスラム国に、というだけでなく、イスラム過激派(有名な「アルカイダ」は、イスラム国とは対立関係にあると言われますが、アルカイダという過激組織は、対ソ連のためにアメリカが作ったものです)にテロ対象国にされてしまう政策に何の意味・価値があるのでしょうか。

冷静に、理性を働かせ、 「染脳」・「占脳」から目を覚ますことが必要です。

テロと戦うことは不可能で、テロをなくすための努力だけが可能なのです。
いますぐに出来ることは、テロの対象国にならない方策です。それは、安倍首相が壊した日本を元に戻すこと=平和国家の原則に戻ることです。

平和をつくるのは、後藤さんの行動のように、人々に直接寄り添う言動です。安倍政権のように、「米に追随する(せざるを得ない)国家への援助」ではなく、現地の人々を直接助けるためにNPOなどへ助力することです。

お金(わたしたちの税金)を出して反感を買ったのでは、無益なだけでなく、有害です。

 「アルカイダ」は直接アメリカがつくった組織ですが(クリントン氏も証言)、それと対立する「イスラム国」も、アメリカのイラクへの無差別空爆があって誕生したものという冷厳な事実を直視しなければ何もはじまりません。

後藤さんが願っていた通り、日本は、平和主義に戻らなければなりません。安倍首相から日本を取り戻すことが必須です。

   武田康弘 (元「参議院行政監視委員会調査室」客員調査員 哲学講師)



後藤さんの発言(大竹まことさんの番組でインタビュー・イスラム国へ行く直前の22分30秒)
最後の2分間で、安倍首相の発言次第で重大な変化が起きる、と話しています。
殺害された意味がわかると同時に、日本がテロ対象国になったのが、安倍首相の思想・政策・発言にあることが明瞭に分かります。
https://www.youtube.com/watch?v=voxwOoyt-NI

日本が空爆を支持する、例えば安倍さんが、国連などでアメリカの空爆を支持するなどと言えば、日本も同盟国と思われて、今、日本人の方がたはいろんなところに旅行など行っていますけども、これから「テロ」や誘拐に気をつけなくちゃならなくなる。」(後藤健二)

 

 

 

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NHKの日曜党論で、安倍首相は驚くべき「中東認識」の無知を晒しています。小沢一郎さんは流石。

2015-02-03 | 社会批評

安倍首相の驚くべき無知がNHK放送(日曜討論)で明らかになっています。

トルコは、難民を受け入れている国なのに、逆にトルコが難民を出している言います。
イスラム国がトルコに侵入したと言いますが、まったくのウソで、侵入などしていません。
また、イスラム国はイラクで誕生したことも認識していないようです。
これで首相とは!!嗚呼
ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=CXZpUkxDsy8

 

小沢一郎さんは正論で、さすがです。
https://www.youtube.com/watch?v=HvkhOSyFGec

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中学校の教科書に学ぶパレスチナ問題ーーー安倍首相の外交の無謀性が深く分かります。

2015-02-01 | 社会思想


数日前、小学6年生にパレスチナ問題を聞かれましたので、中学校の教科書(歴史と公民)で学びました。

上が「公民」 下が「歴史」 一般的に多く使用されている(わたしの学区も)東京書籍の現行教科書です。




いわゆるイギリスの三枚舌外交が、いまのパレスチナ問題の発端であると説明されています(「公民」)

また、仲介役のアメリカが、国内のユダヤ人やキリスト教原理主義の影響からイスラエル寄りの立場をとりがちであるという問題点も指摘されています(「歴史」)

三大宗教の聖地であるエルサレムについても囲み記事で説明されています(「公民」)

 

 三大宗教と呼ばれるのは、ユダヤ教と、ユダヤ教内の宗教改革であるキリスト教と、そのキリスト教と兄弟関係にあるイスラム教ですが、みな【一人の神が世界をつくったとする一神教】です。

 キリスト教とイスラム教は、ユダヤ教という親をもつ兄弟宗教ですが、十字軍の遠征で知られるように骨肉の争いをしてきました。
(※イスラム教の聖典である「コーラン」は、多くが「旧約聖書」(ユダヤ教)から取られています)

 この三大宗教の【一神教】という思想は、人類の歴史でいえば後から生まれたもので、主流ではありません。人類文化の金字塔は古代ギリシアのアテネが生んだフィロソフィ(恋知=哲学)・芸術と直接民主制(自立した市民による共同体)ですが、宗教=神とはギリシア神話でおなじみの「多神教」でした。わたしたち日本人になじみ深いインドの釈迦による仏教は、このギリシア文化と親近性をもっていて、三大宗教とは大きく異なる思想です。

 

 歴史的、思想的事実の大枠を知ると、わたしたち日本人がパレスチナ問題で英米と同じ側に立つのは、深く無謀なことが分かります。

  ※安倍首相の世界に逆行するイスラエル外交についての解説記事(「東京新聞」)もご覧ください。


武田康弘

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ベートーヴェン ヴィオリンソナタ全曲 イブラギモヴァ & ディベルギアン ー 過去の名演が色褪せる。

2015-02-01 | 芸術

度も聴きました。
う~ん、過去の名演が色褪せてしまいます。後世恐るべし。
とにかく、圧倒的にしなやかで自由です。
若々しい推進力、緊迫感が快感を呼び、何度でも繰り返し聴いてしまいます。

濃やかで豊かな表情性をもつイブラギモヴァ(ロシア)のヴァイオリンを強く理知的に支えるティベルギアン(フランス)のピアノ。絶妙のコンビ!全体は音楽への愛で満ちています。
録音当時、イブラギモヴァは25歳、ティベルギアンは35歳、頭で無理に考えたのではなく、全身で直観的に楽曲の意味を掴んだ演奏からは、ベートーヴェンの愉悦と深みがストレートに伝わり、感動! 若さの利点だけが際立ちます。

ベートーヴェンへの献身は、実に美しく、
かつてのクレーメルとアルゲリッチの豪演は古く感じられ、
鮮魚のようなデュメイとピリスの名演も単調に思われてしまいます。


武田康弘

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