★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

奴隷天国のその後

2015-10-03 14:31:28 | 音楽


昨日、夜中に偶然テレビをつけたら、バカリズムさんが女の子と一緒にミュージシャンを呼んでしゃべる番組がやってて、初老のエレファントカシマシがでていた。わたくしは、20年以上前、もやしのように生えては消えていった多くのバンドのことは何も知らなかった。中高生だったため、クラシック音楽の一部以外は速やかに死ね、ぐらいに思っていたので、このエレファントカシマシとかいうのも全く聞いたことがなかった……

で、番組をみてみたら、ボーカルの人が非常に面白そうな人だったので、興味を持ちました。

YouTubeで調べてみたら、こんな歌詞が見つかりました(「奴隷天国」)。

太陽の下 おぼろげなるまま右往左往であくびして死ね
オロオロと 何にもわからず夢よ希望と同情を乞うて果てろ


考えてみると、クラシック音楽の一部以外は速やかに死ねと思っていたわたくしは正しかったようです。しかし、ロック魂の人びとはなぜ、かわいそうな奴隷を責めるのでしょう。誰か、主人に対しちゃんと「×ね」と歌う人はいないのでしょうか。たぶん私が知らないだけだろうと思います。