メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

「大神 絶景版」ほか@ゲーム実況 ToiletPaperさん

2024-02-20 13:56:31 | ゲーム
[完結]大神 絶景版 / OKAMI HD(PC版):この世の命が、蘇る
これも評判が高くて、以前、セナさんの実況で1話目だけを見て
今回、トイレットペーパーさんの実況で最初から見直してみた

天照大御神とかの日本神話をベースにしてるのが独特
最初の説明だけでも、本1冊分くらいのボリューム

筆で橋を書き足したり、〇を描いて太陽を出したり
バトルも筆で妖怪を伐るって面倒そうだけど/汗



【内容抜粋メモ】

●第一話 大神の伝説
神木村 古い祠に棲む怪物ヤマタノオロチを鎮めるため
毎年、祭りの夜に若い娘を生贄に捧げていた

ある年、村で一番美しい娘イザナミが生贄に選ばれ
彼女が好きなイザナギはヤマタノオロチ退治に出かける





白いオオカミ“白野威(シラヌイ)”が出て、一緒に戦い
ヤマタノオロチを倒して命尽きて、像を祀った





イザナギの振るった剣を“月呼(つくよみ)”と名付け
ヤマタノオロチを封じていたが、ある男が剣を抜いてしまい
ヤマタノオロチが復活し、地上を暗闇にしてしまう

木精サクヤ姫(胸と尻が桃みたいに出てるのが超気になる・・・)は神木村だけ守った
大神アマテラスが復活し、ナカツクニを救うべく旅が始まる







「さすらいの絵師イッスン」
筆業“画龍(がりょう)”を使って橋などを書き足す

夜空の星を書き足すと“蘇神”が復活
ほかにも“断神”など13の筆神サマがいる






<神木村>
ヒトが石のように固まっているのを助ける









「長老ミカン爺」
なぜか頭にミカンをのっけてる
家もミカンだらけw
妻はミカン婆?





大神が妖怪をやっつけると“幸玉”を手に入れる
妖怪の説明が出るのも水木先生みたいでいいな


「ムシカイの母ちゃん」
大根を育てている




少年ムシカイの飼ってる愛犬ハヤブサもカワイイ!





「酒職人クシナダ」




「スサノオ」
漬物の瓶の下で寝ている
クシナダが好き?





[完結]あつまれ どうぶつの森:たぬきを食べるその日まで

ゲーム実況 トイレットペーパーさんの「あつ森」ほか

「カックン」
部屋は理科室みたいでブキミ
しばらく後、離島










「ジミーも離島」







「歌声」
島の屋外にオーディオを置いて、とたけけの曲を流しておくと
どうぶつが歌うのもカワイイ







「島を開放」
住民の寄付が全然集まらない橋を視聴者さんが建ててくれたり
流れ星のかけらをプレゼントしたりもできるのね/驚






「ティーチャーを追加」
口ぐせは“~よな” 部屋は学校






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学園ハンサム「いとをかし」@ゲーム実況 キヨ。さん

2024-02-19 14:07:00 | ゲーム
悪ふざけしまくっている伝説の恋愛ゲーム『 学園ハンサム いとをかし 』

毎年、バレンタインデーのたびに『学園ハンサム』をプレイしてるのかw
今回は平安時代を舞台にしつつも、時代考証を頭からぶっ壊していくパターンw


【内容抜粋メモ】

主人公はキヨ清 平安京に暮らす農民17歳
今日は初めて城下町に野菜を売りに行く日

妹のお優が毎回励ましてくれる





「薔薇門城下町」
鏡蓮児(かがみのれんじ)
野菜が汚いとか、田舎者といきなり悪口連発






西園寺輝彦
なんでも詩にして詠むのが趣味
『こがねめく 秋の日差しに バイザウェイ』






洞穴に住む旅人・次郎:セーブするか?
キヨさんの声マネが上手すぎるw






■第二話 平安貴族に逢いにけり
貴族・美剣咲夜
蹴鞠大好き(そういえば、現代ではサッカー部キャプテンだったな
学園ハンサム初のアニメがボールの上下www
蹴鞠に誘われて、いっしょに遊ぶと、キックが強すぎて、体を貫通する








■第三話 城下町はいとをかし
陰陽師・志賀慎吾
茄子の悪霊が取り憑いてると言って祓ってくれる
お札が猫なのがカワイイ
退治料は300万円(実際、それくらい取られそうでヤバイ










■第四話 恋、始まりにけり
宿屋の息子・早乙女拓也
一番、声量が弱くて噛みがちなのに、一番セリフ量が多いのはわざと?w
前回の「おいしーーー!」の大声量を期待してたのに、弱くてガッカリ↓










いつの間にか次郎さんと仲良しのお優は
お兄ちゃんがどのイケメンと恋愛をするのかとせっつく







■第五話 雅な宴は恋の予感
「おしゃれパーティー」の招待状が届く
クマの“おどろ”がカワイイw
コロッ〇のものまねディナーショーもあるv








■第六話 うんこいとをかし
うんちのぬいぐるみ?キーホルダーを城下町に落とした鏡くん
拾って渡すと、お礼に立派な屋敷に招いてくれる
背景を描いてる人が一番上手い説w








■第七話 平安J-POPの世界
西園寺と早乙女が出て来る回





■第八話 ロマンスの仏様いと有難き
志賀と鏡くんが出て来る回
鏡に未練を抱えたハムスターの霊が憑いている







西園寺は、セクシー水着とアダルト浴衣のどっちを買うか選ばせる
セクシー水着は以前見たやつか?と思ったけど、着た姿はなかった



■第九話 学園ハンサムでわかる日本の歴史
急に歴史を教え始めるお優
“いいくに(1192)つくろう鎌倉幕府”が“いいはこ(1185)”に改訂された!驚
歴史もだいぶいい加減だなあ!







猫は平安時代も大人気♪



■第十話 最高のパーティー
拓也をおしゃれパーティーに誘うことにしたキヨ清

明日、隣り町で開催されるおにぎりコンテストの具材用に
ごちそうをタッパに詰めていたら、鏡くんに怒られて
城を追い出され、コンテストも受賞できず・・・


「おにぎりコンテストで優勝する世界線」





2人の結婚式の絵は使い回しだよねw





エンディング3:愛に包まれ候・・・

キャストも面白い






「具が腐ってた世界線」
優勝できず、宿屋はつぶれる


「志賀慎吾をパーティーに誘う世界線」
ほっぺにキスされる







美剣先輩に霊が憑いてて、放っておけば、この町はあと1週間で破滅する


■第十一話 永久の輝きを求めて
美剣先輩の正体は、2500年の未来から来たイケメン
その名も、ミツルギーノ・サキティーニ(27)!!







歴史上もっともイケメンが密集していた薔薇門城下町に来て
イケメンエキスを吸い尽くせば、究極イケメン生命体になれるという目的

陰陽師パワーは効かないため、キヨ清が素手で殴って倒す
美剣先輩は正気が戻る








今回は、全員のエンディングを見ないまま終わった
来年もこの企画、、、あるかなw



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世界少女名作全集 25 愛と悲しみ ベルナルダン・ド・サン・ピエール/著 岩崎書店

2024-02-18 10:28:37 | 
1973年初版 1981年 第9刷 足沢良子/訳 山中冬児/装幀・口絵 武部本一郎/挿絵

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これも『愛のしらべ』同様、大人のお節介な世話焼きのせいで
若い2人の愛が引き裂かれ、死に至る物語

いったい「子どものために」と思って
犠牲になった話が世界中にどれだけあることか

老人が長々と聞かせる道徳も、個人のものの見方の1つで
作者の道徳感と経験から導いたものに過ぎない

2人を悲しみに追いやった母親たちの面倒をみるよう
若者を縛りつけようとしたのも失敗に終わっているし
こうした話を、10代が読んだらどう感じるのかなあ?

それにしても、老人が語った物語にしては長すぎるだろう
と無用なツッコミをしたくなる


【内容抜粋メモ】

登場人物
ラ・トゥール夫人
娘 ビルジニー
黒人の召使い マリー

マルグリット
息子 ポール
黒人の召使い ドマング

ラ・ブールドネ総督


●フランス島のポール・ルイ
旅の青年が荒れ果てた2つの小屋のそばに座っていると
老人が通りかかり、どういう人が住んでいたのか聞くと
涙なしでは聞けない物語を語る








●兄妹のようなポールとビルジニー
1726年 ラ・トゥールという青年が妻と一緒にこの島に来た
何人かの黒人を連れて帰り、永住するするつもりが熱病にかかって死んでしまった
未亡人となったラ・トゥール夫人は、黒人の召使いドマングと、村のはずれの土地を開墾して住みついた









その1年前から年寄りの黒人の召使いマリーと住むマルグリットは
自分と似た境遇に同情し、いっしょに住もうと誘う
その後、ドマングとマリーは結婚









語り手の老人はマルグリットの隣人で
2人のために土地を区画して、2つの小屋を建ててあげた

ラ・トゥール夫人は娘ビルジニーを産み
マルグリットの息子ポールと兄妹のように仲良く育ち
2人の母親は2人の子どもを我が子のように育てる



●ラ・トゥール夫人の悲しみ
ビルジニーは12歳となり、美しく成長すると
ラ・トゥール夫人は、自分が死んだら、財産もない娘の将来はどうなるかと心配で泣く
(自給自足の天国みたいな暮らしをしていても、それに気づかないんだな

フランスに1人の叔母がいて、金持ちの家柄だが
2人の結婚に反対している








叔母に手紙を出すと、母娘の境遇は天罰で
一族の恥にならないよう絶海の孤島で暮らすのは健気だと褒め
ラ・ブールドネ提督にすべて任せたとあるが
夫人が相談しても適当な返事しかしない提督

ラ・トゥール夫人:
あなた方は私の悲しみの種だけれど
私の喜びもみんなあなた方にあるのよ(すでに期待が重い・・・



●逃げてきた女奴隷
脱走した黒人女がやって来て、ムチに打たれたむごい傷跡を見せる
ビルジニー:可哀想に 私、あんたのご主人にお詫びに行ってあげるわ







女奴隷の案内についていったビルジニーとポールは
主人に奴隷を許してくれるよう頼む

ビルジニーの美しい姿を見て「あなたのために奴隷を許そう」と言い
女奴隷は再び主人のものとなる
(せっかく命からがら逃げて来たのに、地獄に戻すのは人助けなのか?

帰り道で迷った2人は、焚火をおこして野菜を焼いて食べ
人跡未踏の密林でひと晩過ごすしかないと思っていると
ビルジニーの犬フィデールを連れたドマングが迎えに来て助かる










女奴隷は、足を鎖で縛られ、首にはトゲのついた鉄の枷をはめられて
木の切り株にゆわえられていたと話すドマング

ビルジニー:ああ、善いことをするのは、なんて難しいんでしょう!

足をケガした2人を、脱走した黒人の群れが家まで運んでくれる



●幸福な生活
2組の家族は、町で買い物するほどの余裕はなかったものの
自然からの恵みを得て、毎日が幸福と平和の連続だった



●貧しい人たちと
ラ・トゥール夫人は、旧約聖書から心うつ物語を読み聞かせ
日曜に教会にでかけると、みんなこの家族と知り合いになろうとする

勢力家が力のない者と交際するのは、お世辞を言われたいため
小さい地主たちは嫉妬深く、人の悪口が好きなため、距離を置いて付き合った

ラ・トゥール夫人らは貧しい人の面倒を親切にみたため
金持ちからは尊敬され、貧しい人からは信頼されるようになった

島はまだ商業は発達せず、人も素朴で
戸にカギをかけずとも安心して暮らせた



●ビルジニーのなやみ
白人で読み書きができる者は少なく
2人の子どもたちは、歴史は母親たちの生涯しか知らず
時は自然の移り変わりではかり、信仰に従った

ビルジニーは時に明るく、時にふさぎこむようになる
母親はその理由を知っていたが口に出す勇気がなかった
(ポールへの恋心のことか?








ポールは母からもらって肌身離さず持っていた聖パウロの像をビルジニーにあげる
ビルジニー:あんたがこの世に持ってるただ1つのものを私にくれたことを決して忘れないわ

マルグリット:2人を結婚させてあげましょう 2人は互いに深く愛し合っていますわ

ラ・トゥール夫人:
2人はまだ若すぎるし、財産もない
ドマングは老いて、マリーは病身、私もすっかり弱ってしまった
ポールがもっと一人前になって、自分の働きでみんなをみられるようになるまで待ちましょう

2人をしばらく離すために、ポールにインドで商売をさせようとするが断わる

ポール:
どうして雲をつかむような儲け仕事のために、旅に出ろと言うのです
畑仕事よりもとくになる商売があるでしょうか
(子どものほうが真実を分かってる



●フランスからの手紙
ラ・トゥール夫人の叔母が重い病気にかかり、姪に戻ってほしいと手紙で頼んでくる
立派な教育をして、宮廷の人と結婚させ、財産を全部譲るという

叔母の差し金でラ・ブールドネ総督が来て
せっかくの莫大な遺産を相続させないのは道に外れていると説きふせ
旅の費用にとよこした大きな銀貨の袋を渡す








反対するポールに

ラ・ブールドネ総督:
あなたが将来、経験を積まれたら、人の上に立つ者の不幸が分かるでしょう
幸運は、毎日訪れるものではありません

ラ・トゥール夫人はビルジニーに、いつかポールと結婚させるから
気持ちは黙っているようにと諭す









島の宣教師をつとめる牧師も来て

牧師:
あなた方は、今こそお金持ちになられたのです
貧しい人々に十分施しをすることも出来る
あなたは、親戚の幸福のために犠牲にならなければなりません
(金のために犠牲になれって、どういう宗教だ/汗

老人は、幸福は財産が与える喜びでなく
自然が与える喜びだと信じているが、意見は聞き入れられなかった

マルグリットは、ビルジニーには立派な身分の親戚があるが
ポールは正式に結婚する前に生まれたから身寄りは母親しかいないことを話す

ポール:
母さんから愛し合うことを教わったのに
ビルジニーを引き離そうとしている
ビルジニーはただひとつの財産です









ビルジニー:
私は一生ここで暮らしたいけど、お母さんはそれを望まない
本当に辛い試練だわ
私が出かけるのはあんたのため
あんたから受けた御恩を千倍にもしてお返ししたいからよ
神さまが私たちの結婚を許してくださるまで辛抱しなければならない
いつかあなたのものになるために帰って来ます








ポールには今度の旅は止めにしたと告げて、老人の家に泊まらせて
ビルジニーを朝早く船で出してしまう(!



●わかれわかれに
老人:
人間の生涯とは、ちょうど地球の一日の歩みのようで
半面が光を受けるためには、他の反面が闇の中に没しなければなりません

聞き手:人間の楽しい生活は人を喜ばせるが、不幸は生きる道を教える

ポールはビルジニーに手紙を書くため、老人から読み書きを教わる
小説をたくさん読むようになると、堕落した風俗小説から
ビルジニーが堕落して自分を忘れるのではないかと心配する

ビルジニーからの手紙がようやく届く
これまで書いた手紙は、叔母の女中により捨てられてしまったため
修道院の寄宿舎に住む友人に頼んだ

叔母は母の苗字を捨てさせ、贅沢な生活であっても、自分が自由に使えるお金は一銭もない
懐かしい故郷の話をすると、女中から「野蛮な土地のことは忘れなければなりません」と言われる








●ポールの苦しみ
老人には妻子もなく、1人で暮らしている


 



老人:
孤独に暮らしていると、人の心は自分を惑わずものから免れ
自分と神についての純粋な考えにかえることができる

孤独は体と精神の調和を回復する
(現代の医師は逆のことを言うよね 孤独から病死になりやすいとか
けれども、人はさまざまな欲求を持つことで全人類と結びついている

わしが名誉や財産を無視すると分かると、人びとはわしを“気の毒だ”と思い
孤独な生活を軽蔑し、あわただしい渦へ引きずり込もうとするが
わしは誰とでも話はするが、誰にも心は許さない

植民地では、ビルジニーがまもなく結婚しようとしている
もう貴族と結婚したという噂が広まり、2年もビルジニーから手紙が来ないと心配し
ポールは老人に相談する

老人:
家柄がないと、フランスへ行っても立派な役目につけない
今はなんでも金次第になってしまった
神さまは君に自由と健康と正しい心、善い友だちを与えてくれた
君は幸福なんだよ

ポール:だけど、ボクにはビルジニーがいない!

老人:
聖書は、平等、友愛、慈善、平和だけを説くが
今でも、どれほど多くの暴力が聖書の名で行われていることか!

人類に知恵を説いた哲学者の大部分がどんな悲劇の運命をたどったか思い出してみたまえ

ポール:僕はビルジニーと結婚するためにベンガルに行って金持ちになりましょう

老人:
それじゃ君はビルジニーの母さんや、君の母さんを捨てて行くのかね?
ヨーロッパでは体を動かす仕事は軽蔑される

ポール:なんですって? 僕には分かりませんよ

老人:
休息の楽しみが疲労によって分かり
食べる楽しみは空腹で分かり、飲む楽しみはノドの渇きで分かる
愛し、愛される喜びは、たくさんの困難や犠牲によって得られるのだ

ところが、金持ちはそういう喜びをまったく知らない
貧しい者はその楽しみをしみじみ味わう

もし理性の火が消えたら、燈台はつまり文学だ
だから本を読みたまえ



●サン・ジェラン号の遭難
1744年 ビルジニーは叔母にむりやり結婚させられそうになったが
承知しなかったため、相続権を取り消して、島へ追い返された

ビルジニーを乗せた船サン・ジェラン号が夜明けに港に入ると聞いて
興奮して老人と出かけるポール

その船から必死の救助を求める大砲が鳴り響いている
ラ・ブールドネ総督が率いる一隊が海岸に並び、焚火をたき、食糧などを用意する

船は狭い暗礁に入りこみ、身動きが取れないところに疾風が来て
いかり綱が全部ちぎれたのを見て、ポールは海に飛び込み泳いでいく









ついに船は水力に負けて二つに裂け、乗組員は船を捨てて海に飛び込み
空き樽にすがる

船尾にビルジニーが現れ、そばにいた水夫が助けようとするが諦めて海に飛び込んでしまう
波はすべてを飲みこみ、ポールは口と鼻から血を流し意識を失い、総督は医者に看護を命じる










海岸にビルジニーの亡骸が流れ着く
拳に握ったものをやっと取り出すと、ポールからもらった聖パウロの画像だった



●永遠に幸せな国へ
ビルジニーの葬儀には、大勢が参列し、まるで聖女のように祀る
(死んでからじゃ遅いんだよな

ポールは3週間後に歩けるようになるが
虚ろなままビルジニーの思い出の場所を巡る

老人:
ビルジニーと結婚しても、君と苦労をともにする力はなかっただろう
君に残されているのは、あの子が君の次に愛した2人のお母さんたちだ

金持ちの親戚、総督、牧師の権威がビルジニーを不幸へおいやったのだ
インドへ一旗あげに行く人の誰もが、いつかは自分の一番大事なものを失う運命にあるんだ

けれど、君だけは、一点のやましい所はない
自分の信念に忠実だったからね
君の意見だけが正常だった

ビルジニーはどうしても免れることのできない運命に従ったのだ
死は生と呼ばれる不安な昼のあとに来る、静かな夜なのさ

けれど、ビルジニーは最後の瞬間まで幸福だった
人の魂は消え失せることはない

この地球上の幸福だけが幸福なのではない
あの無数の星が輝く空が何もない空間だけとは考えられない

ビルジニーは天国から君に便りを送るだろう
“人を脅かす不幸は、もう私の所まで来れない
私は今、そういう美のおおもとにいるのよ”
(すっかり自分の説教に感動して、自分で泣いてしまってる老人

ポール:僕もあの人の所へ行くために死にたい!

マルグリットは、ビルジニーが「私は人がうらやましがるほど幸せよ」と言い
ポールを連れて飛び立ち、ラ・トゥール夫人もドマングとマリーを連れて
あとからついて来る夢を見た

フシギなことに、ラ・トゥール夫人も同じ夢を見たという









老人:
事実が時々、夢に現れるのは、あらゆる民族で言われることだ
ビルジニーが死んで2か月後、ポールはあっけなく世を去った
マルグリットも、それから1週間後に亡くなった

マルグリット:
死ぬことは大きな幸福ですわ
死にたいと思うのは当然ですわ
もし、この世が試練なら、早く済ませたいと願わない人はありませんものね


ドマングとマリー、犬のフィデールも老衰で亡くなり
ラ・トゥール夫人もその1か月後に亡くなった

叔母は、死と生の両方を怖れながら、5、6年過ごして
財産が人に行かないよう処分しようとしたが
親戚連中はノイローゼを気違いと言って監禁し
財産は自分たちで管理し、叔母も亡くなった

家族が飼っていた家畜は野生にかえり
育てた果樹園や畑、花は荒れ果てた

わしは、友を失った男、子に死なれた父のように
たった1人残されて、空しく地上をさまよう旅人のようになってしまった!




解説

ベルナルダン・ド・サン・ピエール
1737年 フランス生まれ
陸地測量部将校として、ほうぼうを旅し、理想的な植民地をつくりたいと考えた
のちは、書斎にこもって作家生活に専念し、77歳で死去するまで
自然を賛美する作品を書き続けた
晩年は幸福で、2人の子どもにポールとビルジニーと名付けた

ベルナルダン:私は、熱帯地方の自然の美と、ある小さな社会の精神的な美とを融合させようとした

もっとも深く交際したのは、哲学者のルソー
当時、ルソーは、ヨーロッパ中の人に、自然をよく見、自然にかえれとすすめた

本書は、ベルナルダンが実際にフランス島に行った時
人から聞いた話がもとになっているという

彼の文体は、フランス文学における自然描写のさきがけとなった

ジョルジュ・サンドも、影響を受けた1人

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世界少女名作全集 21 春の調べ エミール・シュトラウス/著 岩崎書店

2024-02-17 14:06:48 | 
1973年初版 1986年 第11刷 中山知子/訳 山中冬児/装幀・口絵 武部本一郎/挿絵

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しばらく恋愛や家族もので、ハッピーエンドな道徳的物語が続いた中
突然の青少年の悩みと自死の結末に落ち込んだ

心理学などで取り上げられることも多いのでは?

ドイツと日本はしつけ、教育、生真面目さなどの面で似ていると言われるのを耳にする
『車輪の下』を書いたヘルマン・ヘッセもドイツ人で
本書と似た青少年の成長と苦難を描いていた

私は青少年の立場で読んでいたから
「あなたのために言ってるんだから」という言葉の押しつけがましさを感じたが

親として子育てした経験があれば、また全然違うかも
「自分の経験を元にしないで何を基準にすればいいんだ」という気持ちも分かる



【内容抜粋メモ】

登場人物
父 リンドナー氏

ハイナー
ステファニー 妹

ヘレーネ・マーラー


●あこがれ
音のするものは、みんなハイナーの友だち
心が優しく、大きな音がすると逃げる
両親もハイナーがひどく音に敏感なことには気づいていた

父はたいてい、自分の息子を自分より出世させたいと考えるもの
リンドナー氏もハイナーを“検事さん”と呼び、将来を楽しみにしていた

母:
夫が聞かせる仕事の話は人と人との醜い争いごとばかり
私はこの子がこの子らしい新しい世界を広げていくのを見守るほうが楽しみ








●バイオリン
父の寝室のベッドの下にケースに入ったバイオリンがあるが
箱にはカギがかかっている








客間には母のピアノがあり、父が留守の時に母が弾いてくれる曲はどれも古風
ロッシーニ、ケルビーニ、ドニゼッティ、ペリーニなど

どれも娘時代に個人教授を受けて習ったもの
夫が音楽に通じていて、演奏会のあとに辛辣な批評をすることがあるため
夫の前では弾かなくなった

夫も、女は結婚すれば弾かなくなるものだと思っていた

ハイナーがピアノを教えてくれとせがむと

父:
ジプシーにでも売り飛ばすか?
どんどん外に出て、大きく、強くなって、1オクターブを叩ける指にならなきゃだめだ



●ヘレーネ
隣りに引っ越してきた少女はとてもお転婆
ヘレーネ:ろくでなしの、どろてき!(どういう意味だろう?









2人は仲良くなり、ヘレーネは赤い指輪をあげようとするがハイナーは断る

ハイナー:
“もらいものはヒトにくれるな 拾いものは人に返せ”てよく言うじゃないか
君が僕にくれて、僕が君に貸したことにすればいいだろう?

ハイナーが別の子や妹と遊ぶと嫉妬してイジワルをするヘレーネだったが
リンドナー夫人に優しくされて大好きになり
期待に応えようといろいろ手伝うようになる

ヘレーネの家では、理由もなく怒られて、押し入れに閉じこめたり
スリッパで顔を叩かれたりする


●バイオリン
クラスの子がピアノを習い始めたため、父にもう一度頼むと
勉強を怠けないことを約束する代わりに
子ども用の二分の一サイズのバイオリンをプレゼントする

バイオリンのほうがピアノよりずっと難しく、退屈なため
すぐに諦めるだろうと思っていたが、ハイナーは夢中で練習して、めきめき上達していく








●転任
ヘレーネの父が転任となり、引っ越さねばならなくなったヘレーネ
手紙を書くことと、たまに遊びに来ると約束して別れるが
汽車に乗る前に逃げだして、リンドナー家に来る

父のマーラー氏が迎えに来て
リンドナー夫人は、汽車が出るまで寝かせてあげてと頼む







引っ越した先から手紙が来る

ヘレーネ:私はやっぱりしょっちゅうぶたれて隅っこでゴハンを食べさせられます

その手紙も途絶えがちになる



●中学校
中学から科目が増えて、ラテン語、ギリシャ語、フランス語はいい点を取れても
数学はどうにも頭に入らないハイナー

ハイナー:学校ってずいぶん窮屈な所なんだなあ

大人と同じサイズのバイオリンを使えるようになり
父はついに寝室のバイオリンについての話をしてくれる

宿屋の主人から12グルデンで買ったが、いわくつきだった
3年前、音楽家がふらりとやって来て、真夜中にバイオリンを弾きだした
みんなは気が狂ったように踊った

翌日もバイオリンを弾いていて、ばったり倒れ、そのまま死んだ
それから、誰かがそのバイオリンを弾くと決まってケンカ騒ぎが起きる
とうとうある晩、ケンカの際に壊れてしまった








祖父はバイオリニストで、父もその血を受け継いだ
将来、法律家になるのに怠けてしまい、3年の2学期になって
切羽詰まって、ドリスおばさんにバイオリンを預かってもらい
なんとか試験に受かった
その後、バイオリンをベッドに押し込み、財布にカギを入れて弾くのを止めた

ハイナー:ああ、僕のこと、とても愛してくれているのね、お父さん!



●夏休み
ハイナーは、中学卒業を機に就職した同級生をうらやましく思う

ヘレーネは年に一度、ハイナーに会いに来て、すっかり美しく成長する
金色のロケットの中には、幼い頃の思い出の赤い指輪が入っているが
ハイナーには内緒にしている










●2つの道
ハイナーは、音楽か大学かの道で悩む

“人が学ぶのは学校のためではなく、生活のためである”

数学が得意だった父は、数学ができないのは、バカか怠け者だと思っている

町で偶然、数学の教師に会った際に息子について相談すると

教師:
ハイナーくんなら、やってやれないわけはない
勉強が足らんのですな
ハイナーくんは音楽に気が散るんじゃないですかね







この教師も数学を教えるために生まれたような人間で
数学ができない子の気持ちは分かるはずがなかった

父はやはり音楽のせいだと思い、ハイナーにアドバイスする

父:
そもそも人間は、努力するために生まれてきたんだ
来学年は二度目だから、ぐっとラクになるよ

ハイナー:
僕はどんなに頑張っても、これ以上出来ない
ムダだ! ひとりぼっちだ!
助けてくれる者は1人もいない
父でさえ、中退するのを“みっともない”と思ってるじゃないか
僕はとんまだ 大バカだ もうダメだ!

急にヘレーネを思い出し、停車場に着くのを待ってみるが来ない



●作品第一番
音楽のことを考えると気分が晴れて、思いついたメロディーをノートに書き留める
そして、毎日1時間は数学の勉強をすると言うと、父は喜ぶ

楽譜を製本屋で製本してもらい、「作品第一番」とタイトルをつけて
引き出しに大切にしまい、それを見るといつも励まされる








次の夏は無事に進級できたが、学生生活を楽しむ友だちを見るたび
自分だけ運が悪く、損をしている気がする

ヘレーネはすっかりあか抜けて、社交仲間や舞踏会などの話をするがついていけない
ハイナー:僕と君と住む世界が違ってしまったのさ



●カール・ノートワング
転校生で来たカールは、前の学校を退学になった
大柄で、要領がよく、みんなの人気者となる

ハイナーの隣りの席になると、世話を焼き始める









カール:
僕は学校ってのがどうにも嫌いなんだ
できるだけ図々しいお手本をキミに見せてやりたかった
学校だって俗っぽい社会なんだ そうそう正直一途で通るものか
ボクは詩が大好きだ
あの素晴らしいホーマーやゲーテも、学校の先生にかかると台無しになってしまう
君にはどうしても僕と一緒に卒業してほしいんだ

かしこき子らよ
知恵まずしき人々をば
知恵まずしきままにおくべし


ハイナー:
先生たちだって全力をあげて義務を尽くしてるんだ
学校に行っている以上は、やっぱり先生に従わなくちゃならない
だから僕は父の考えと経験を信じないわけにいかない
5年もたってから、言う通りにしてよかったと思うかもしれないもの
自分の感情と良心を偽るなんてできない

カール:君が心配なんだ さあ、兄弟の誓いをしよう!

2人は自分の右腕に傷をつけて、血をすすり合う







それからカールは夜昼構わず外から口笛を吹いて部屋に来て
2人は親友となる

ハイナー:カールの友情に応えたいのに、ボクには全然ゆとりがない!

クリスマスにもらった通知表を父に見せて、とうとう怒鳴られる

父:
お前が一人前になるまでは手綱を引き締めるのが親の義務だ
苦労なしで暮らそうなんて間違いだ
これからは学校のある日にピアノやバイオリンを触るのは禁止だ!

ハイナー:音楽は僕の空気だ 空気がなくては生きられないじゃないか!

父:
お父さんはただ、お前のためを思うのだよ
(困った奴だ あの頃の私とそっくりだ)


(ヒトが不快になる要因の1つに、自分の鏡を見ていることがあげられるよね









(私にも勉強嫌いの兄がいたけど、後になって「ムリに勉強させてくれたお陰だ」と感謝していた
でも、この子は普通と違うのではないかしら)



●屋根裏部屋の楽譜
2年最後の学期がはじまり、なんとかやる気を奮い起こそうとするが
気を抜くと音楽で頭がいっぱいになっていることに気づく









ハイナー:
生まれついたことはどうにならないじゃないか
でも父さんに訴えたところで「私も若い頃そんなことがあったが、自分で切り抜けた」と言われるだけだ

祖父の楽譜室が隣りにあることを思い出して、入ると
古い楽譜から新しいメロディーが次々湧いてくる
それからこの部屋に入りびたるようになる









ハイナー:
僕はまた落第だ あと3年も残って苦しまなきゃならない
ああ自由になりたい

数学教師の家を訪ねて、相談する

ハイナー:
僕は大学に行くつもりはありません
音楽家になりたいのに、3年も棒にふってもいいものでしょうか
僕の10分の1も勉強しないのに、可をもらっている生徒もいるじゃないですか
1人の生徒の運命を数字1つで決めるからには
生徒の悩みについてもっと親切に考えていただきたい


教師:君は私に説教するつもりか うぬぼれの思いあがりめ/激怒







ハイナー
(身ほどかわいいものはないんだ
結局、先生だってつまらないお人よしだから誤解もする
そんな先生に助けを求めるなんてバカだった

カールに打ち明けると

カール:
みすみす教授会を敵に回すようなものだ
いっそ、こてんぱんにやっつけちゃえばよかったんだ



●卒業式
ハイナー:要りもしない卒業証書のために、3年は長すぎます

父:
芸術家だって人間ができてなくて、立派な芸術ができるものか
学校を離れたら一体どこで人間を鍛えてもらえるんだ

ハイナー:
卒業して1か月も経てば数学もきれいサッパリ忘れてしまう
これがムダでなくて何でしょう

父:もう言うな お前は私を騙したんだ 苦労させるなあ、ハインリッヒ

ハイナーは犯しもしない罪を白状させられた囚人のようにすすり泣く
聖書に10歳のイエスが“されど両親はその語るをさとらず”という一節を思い出す

客間のピアノを弾いていると、父は激怒
父:お父さんたちの期待や心配なんか、なんとも思っちゃいないと言うんだろう!

ハイナー:お父さんを苦しめてまで生きていようなんて思ったことは一度もありません!

卒業式を途中で抜けたことを教師に注意されて怒られ
落第した通知表を投げつけたため、拾いもせず教室を出る








●森
ハイナー(森へ行ってなにもかも忘れてしまおう)

道すがら、馬車に乗ってリンドナー家に向かうヘレーネを見る
手に持ったバラの花びらを無意識にむしっているのも何か暗示的







ハイナー(魔法は消えてしまった さようなら、愛しいヘレーネ!)

森で疲れて眠りこんだハイナーは、夢を見る
ヘレーネ:なぜ私を好きだと言ってくれなかったの?

ヘレーネに似た神の娘:あなたはとても青いわ あなたも心を食べられたのね








3人の貧しい子どもが、父がケガをして働けないからイチゴ摘みをしている
ハイナー:僕が買ってあげよう さあ、一緒に食べよう!お礼になにか歌ってくれない?

(この辺は、サリンジャーの「バナナフィッシュに最良の日」みたいだ







ハイナー(これは夢なのかしら 体を離れた魂には、夢がほんとで、ほんとが夢だもの)

カールがよく来る樹に本があり、詩が書いてあり、感動する
ハイナー:地上ってこんなに美しいものだったのか!







その詩にメモをのこす
“さようなら、愛する友よ すこやかに生きてくれたまえ”



●1本のロウソク
カールもヘレーネも家族とともにハイナーが帰るのを待っている

カール:
ハイナーは帰ってきません
ハイナーならどこの楽団にもすぐ入れるし、楽々と食っていける
神さまから血といっしょに職業を授けられているんです
神さまにお任せするのが本当の道じゃありませんか

父:
“二十歳過ぎればただの人”
学生の頃にあいつはきっと偉大になると評判された人たちが
今は音沙汰なしというのが大多数だ
しつけてやれば、世の中に出て、たいていの苦労は乗りきれる
自分の子を育てるのに、自分の経験や知恵、考え方を基にしないでどうしろというのです?

カール:
あなたはハイナーの天職より、学校、自分の名誉が大事なんだ
それに、どうして彼にしつけが要るんです?
あんなに純粋で、うその言えない人間なのに










ハイナーは森で眠りからさめ、ウェーバーの♪いとしいひとは旅のそら をオカリナで吹く
ハイナー:あれは物売り女たちだ ちょうどいい時に通ってくれる

拳銃でいきなり心臓を撃ち抜いて倒れる









物売り女:
リンドナー家の坊ちゃんだ
警察なんか呼んだらダメだよ
お母さんの身になってごらんよ

物売り女はハイナーを車に乗せ、丁寧に前掛けで覆い、家まで運ぶ
父:黙っていてくれるね? ありがとう、みなさん
(こんな時ですら、世間の目を気にしている様子が出てる

息子を抱いて、ベッドに寝かせ、そのままつっぷしてしまう

カール:
笑っています でも、僕たちはいつになったら
また笑う気持ちになれるのでしょう

カールは足早に去る











解説

エミール・シュトラウス
1866年 ドイツ生まれ
家系をさかのぼると、ヨハン・シュトラウスの一家につながる
27歳で開拓民として南米のブラジルに渡り、苦しい労働生活をする

1902年 35歳で発表した本作が出世作となった
短編小説『うすぎぬ』は、ドイツ古今の短編の中でも指折りの名作として知られる


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めまい+歯医者

2024-02-16 12:05:07 | 日記
2.14
クリニックに行く予定が、前の晩からまためまいがして
朝から耳鼻科に行ってきた

1月に行った時同様、30分ほど待たされて
同じクスリを2週間分もらってきたら
前回、クリニックの担当医からも出してもらったのと同じのが入ってた/驚
単体だと効かなかったけど、粉薬など4種類、昼に早速飲んだらふらつき感はおさまった

医師:
季節柄、自律神経が乱れる時期でもある
余分にクスリを出すので、適宜に飲むとよい



2.16 歯医者
ずーーーっと口の中が違和感ものすごくて、ゴムの苦い味に耐えて食事をしていたから
ゴムを取ればスッキリして、また食べるのがラクになるだろうと思ったけれども
実際取ってもらったら、今度はクレーターのような穴がぽっかりあいたみたいな違和感がハンパない/焦

医師:
感染もないし、大丈夫です
今はまだ歯茎が一層くらいだけれども1か月ほどで元の高さに戻る



抜糸がないのは良かったけど、違和感が耐えられず発作がピークになり
地下鉄を降りて、頓服ソラナックスを4錠飲んでもおさまらない

どーしよう?!
どーしよう?!
どーしよう?!
どーしよう?!


医師に電話して聞いたら

医師:
またフタをすれば、逆に治癒が遅くなる
それにアゴにピッタリの素材をつくるにも時間がかかる
どうしてもムリというなら仕方ないが、苦渋の決断
今は取ったばかりで違和感が強いと思うが
2、3日すれば慣れると思う



分かっちゃいるんだけどなあーー!
パニックになるとどうしようもなくなるのがどうしても伝わらない

その後、クリニックに電話したら、1時間後なら診てもらえるということで
割りこませてもらった

待合室で待つ間も、呼吸法の動画を見ながら、タッピングして耐えた

ソラナックスより即効性の高い+より強いクスリを2種類出してもらった
1種類飲んでみて、効かなかったらもう片方を飲んでみる

近所の薬局に着いたら、クスリが出るまで2時間待ち!驚↓↓↓
いったん家に帰り、出直して取りに行った
どこもかしこも混雑してるなあ


やっとソラナックスが効いて、眠気でふらふらして
スマホ見ながら寝落ちして、そのまま朝まで寝たら
前日ほどの不安感はなかったから、新しい頓服を飲むほどではないかも(ほっ

それでもお守りとして持ってるだけでも安心する

はあ・・・もうぜっっっっっっっっっっったい外科手術なんてしないぞ/誓×∞

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ブッ飛んだ魔女『BAYONETTA』@ゲーム実況 ToiletPaperさん ほか

2024-02-15 15:18:29 | ゲーム
引き続き、ToiletPaperさんの実況で面白そうなのをピックアップして観たメモ


[完結]BAYONETTA(PC版):こんなブッ飛んだ魔女見たことない




魔女狩りの時代から現代にうつるオープニングムービーからもう独特な世界観

「序章」
壊し屋エッグマンについて悪態をつく情報屋のエンツォ
天使を次々と倒していくメガネ+口元にホクロの姐さん魔女ビヨネッタ












黒づくめの魔女と対照的に白い衣装は天界の姐さん的な?







ロダンはお酒の店の奥に無数の武器を持ってて、魔女に売ってる?





人間界、魔界、天界 その真ん中にある「プルガトリオ」
時間が止まっているような空間で戦ってるのかな?

いろんなロリポップが回復アイテム
いちいちセクシーでド派手なポーズをキメながらのバトルがクセ強いw



実況#01【Republique PS4版】貴方に、希望は託された…




ホープという女性がなにかの組織メタモルフォーゼに捕らわれている
ミレー:これは“汚染”されている ゼーガーの言葉で







ホープがひそかに電話した相手になって
ドアや監視カメラなどをハッキングしたりして、脱出させるゲーム





電話の相手は人物を特定されないために、声でなくメール?で対話する
懐かしい絵文字をつけてるのが愛嬌



実況#01【The Girl and the Robot】少女とロボットの冒険





浮いてる塔の中に閉じこめられている少女





窓から傷ついた鳥が入ってきて、治して、飛ばすと
鳥の飼い主の老人がお礼に?少女を塔から逃がしてくれる







少女はロボットと意識を交代させることができるため
鉄格子に入れられたロボットを出して、2人で脱出する









ロボットが少女を肩にのっけて、エッホエッホって歩く姿がカワイイ
敵のロボットがたくさん警護していて、背中を突くと爆発する







[完結]Fallout4(日本語版):War,War never changes




長崎の原爆がどうのこうのという英語のオープニングムービーが長々と入る











夫婦のキャラメイク
トイレットペーパーさんは男性をウィル・スミス風に仕上げたそう
妻シーラ、赤ちゃんショーン、家事ロボットのコズワース







なにかのセールスのおっちゃんが来て
その後、テレビで緊急放送が流れ、みんな逃げまどう








3人はリストに載っていて、軍の誘導で地下シェルターに向かい
同時に原爆が爆発した模様

スタッフの言う通りに入ったのは、冷凍睡眠ポッド的な?
シーズン4ってことは、そうとう人気のシリーズなのかな








#01【 IMMORTALITY / イモータリティ 】映画に隠された真実を解き明かせ





“失われた3本の映画のアーカイブ映像を調査して謎を解くアドベンチャーゲーム
 俳優マリッサ・マーセルは3本の映画に出演した映画スターだが
 どれも公開されず、姿を消した”

マリッサがトークショーに出て、主演した映画について話す映像から始まる
1950年風な出演者や喋り方だけど、リリースしたのは2022年







スクリーンテストの映像をもとに
いろんな箇所から別のフィルムに飛ぶ仕組みなのが独特












いろいろ過激な映像も含まれると最初に注意があったから
フツーの明るい映像もなんとなく怖い/汗



お試し【2024初生配信】三浦大知の「タルコフ」





大知くんの2024年ゲーム配信一発目
2BROも配信してる

場所を決めて、物資や武器を拾いながら脱出するってAPEXぽい
ほかのプレイヤーも参加していて、始まってすぐ撃たれちゃう
ルールや遊び方を相当訓練しないとついていけない難しさ

ゲームがどんどんリアルな戦争シミュレーションになっていてコワイな





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国土社版世界の名作 15 愛の一家 アグネス・ザッパー/著 国土社

2024-02-13 17:44:53 | 
昭和53年初版 山口四郎/訳 梶鮎太/装幀・挿絵

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“愛の~”て和訳のタイトルがこの時代多い気がする
7人の子どもがいる大家族の話
日本も親の世代はそれくらいが普通だったよね

経済的に厳しくても、母の信仰心、父の教育で
きょうだいが一致団結しているさまは
たしかに理想的な家族に見えるけれども
家族のルールを破ると居場所がなくなると考えると
息が詰まる気もした



【内容抜粋メモ】

登場人物
父 ペフリング 音楽学校の先生
母 ツェツィーリエ
長男 カルル 高等学校 
次男 ビルヘルム 高等学校
三男 オットー 高等学校 
双子の姉妹 マリーとアンネ 女学校
四男 フリーダー 小学生 音楽の才能がある
末娘 エルゼ
お手伝い バルブルク 耳が悪いため半分の給料で働いている

元家具職人ハルトビッヒ夫妻
ルードルフ・マイヤー 中央ホテルの息子



●ペフリング先生一家
南ドイツの町はずれ、フリューリング通りの奥の一軒家
元家具職人ハルトビッヒの2階を借りている







子どもたちが始終、階段をのぼりおりするためすり減ると注意すると
素直に謝り、端を歩く子どもたち
ハルトビッヒ夫人:気持ちのいい子どもたちだよ これ以上言うことなんかありゃしない

フリーダーは大好きなアコーディオンを弾き始めると
夢中になってほかのことをすっかり忘れてしまう

学校が始まるとそれぞれ入用なモノが増えて、引き出しの中のお金は残り少ない
心配しているところに、フェルナーゲルディングという娘が生徒となる

フェルナーゲルディング:
ピアノを弾くのはつまらないけれども
『お嬢さん、ピアノをお弾きになりますか?』と聞かれた時
『いいえ』と言うのは教養がないと思われて体裁が悪いでしょってママも言うんです



●父が校長先生に?
マルシュタットに音楽学校が建つことになり
知人ラウスオルトがペフリングを校長に推薦してくれたため喜ぶが
数年、延期になった電文が来て、一気に気落ちする

母:
はじめはショックだったけど、不幸に立ち向かう心構えを持って心に言うの
これも神さまのおぼしめしなのだ
いずれは、私たちのためになることに違いない
これを自分に役立てるには、どうしなければいけないか考えてみるの

父は陽気な歌をつくる

♪校長になろうが なるまいが
とにかくわれらは楽しいぞ



●獅子座の流星群
家具職人の弟子レムボルトは、フリーダーのアコーディオンに感心して
学校で弾いたら、みんな感心するよと言って、フリーダーは驚く

毎年、11月の12~17日頃にしし座流星群が観れると教えて
兄3人は夜中に起きて、想像以上の美しさに感動したが

物音で起きたハルトビッヒ夫人がかんぬきをかけたため、外に閉め出され
姉妹を起こそうとしてハルトビッヒ夫妻を起こしてしまい
ハルトビッヒ:1月1日までに部屋を開けてくれ と言われてしまう






一家に好意を寄せているハルトビッヒ夫人は
共同の物干し部屋でツェツィーリエと話して
しし座流星群の話を夫に話して誤解を解く



●クリスマスを前に
降臨節(クリスマス前の4週間)、きょうだいは両親に何を贈ろうか悩む
「店でなにか買うのは造作ないが、お金をかけずに独得で素晴らしいものを贈るのに工夫がいるんだ」

フリーダーは学校でアコーディオンを弾くと、大好評で
アコーディオンを奪い合ったため壊れてしまい
心底後悔するフリーダー







それでも、両親へのプレゼントは、兄が詩をつくり、姉が二重唱すればいいと提案

中央ホテルの息子マイヤーは、一流ホテルのことを自慢するのが好き
ロシアの貴族が革命騒ぎで逃げて来て
2人の息子に音楽教師としてペフリングを紹介する代わりに
宿題のノートを見せてくれとオットーと約束し
父は毎日レッスンに行くことになる

ホテルの仕事で忙しいフリをして勉強もしないで偉ぶっているルードルフに忠告する
ペフリング:君はまだ小さい少年なんだから、背伸びしてほんとの自分以上に見せかけたりしないことだ



●警察ざた




雪合戦中に通りかかった書記フロスマン氏にあたり
カルルは素直に謝ったが、不良のバウマンは笑って当て続けたため
怒って警察に言い、警官が名前を聞くと「ビルヘルム・ペフリング」とウソを言ったため
警察が家まで来て呼び出される

母は毎日、夫や子どもが仕事や勉強に精を出しているから
せめて家くらいは気持ちよくさせてやらねばと家事をしているが
外でいい加減なら、自分の時間やお金を無駄にする必要があるだろうか?と考え込む

警察署に行くと、父も来て、一緒に弁護してくれ
フロスマン氏も人違いを認めてくれる
犯人はビルヘルムだと知りながら、友だちの名前は言うまいと決める

ペフリング:こっちが本当に正しかったら、尻込みしちゃいけないんだ

バウマンは退学になった



●1年でいちばん短い日に
12月21日 父の使いに出たフリーダーがクリスマスツリーを担いで帰る
配達のバイトと間違われて、博士夫人の所に届けて欲しいと言われたが家が見つからずに戻った







兄に付き添うように言うと、貧しい子だと思われたらカッコ悪いと思い
フリーダーだけで行かせたら、呼び鈴を押しても出てこないとまた出戻ってきた






博士夫人:
もうツリーは来ないと思って、新しく買いに出かけていた
よければそのツリーをタダであげるわ

父:
こんなことをしたら友だちが変に思うだろうなんて考えるのは金輪際止めるんだ
そんなつまらんことを考えていたら、この世の中は到底渡れないぞ

オットーはすすんで配達のバイトをして
父に卑怯者でないことを証明してみせる



●まだまだ遠いクリスマス
成績表をもらい、数学が最低の4だったビルヘルムは
父に知れて、クリスマスの楽しさが半減すると悩んできょうだいと相談し
父が出かける忙しい時間に全員の平均点を言う作戦に出る

ペフリング:
団結するなら、敵に向かってするんだ 味方に向かってするやつがあるか
なんでも教えてくれたほうが、力になってやることができる
カルルは数学が得意だから、ビルヘルムに週2回教えること

ペフリングはルードルフの父でホテル経営者のマイヤー氏に

ペフリング:
坊ちゃんは、子どもだったことがありますか?
大人のような口はききますが、生徒ならよく勉強し、よく遊ぶ子であってほしいものです
とろこが坊ちゃんは、人の言うことを聞くべき年なのに、人に命令しようとしている
ここから離して、家庭的な生活をさせてください と忠告する

マイヤー氏:
世間の方は、息子は生まれついての実業家だとおっしゃってくれます
どうかおかまいにならないでください

ペフリングはお節介をしてしまったことを後悔して妻に相談する

若い頃、父に会いに来たペフリングがオーバーと傘を取らずにいるのを見て
笑いをこらえていたが、皮肉屋の教授のもとへ行く前に忠告した話をする
ペフリング:こうして、お前の両親は知り合ったんだよ



●やっときたクリスマス
祖父母の時代から受け継いだ飾りでクリスマスツリーを飾りつけ
みんなで教会へ行く







贈り物は高価ではないが、思いがけないものばかりで思いやりがこもっていた
フリーダーにはバイオリンがプレゼントされ、夢見心地になる

バルブルクは、故郷から手紙が来て、幼馴染がやもめになり
3人の子どもの世話のため、バルブルクを妻にしたいと言ってきて
クリスマス休みに故郷に発つ

ツェツィーリエの母は80歳になるが、遠い東プロシャに住んでいて
結婚後何年も会っていない

ツェツィーリエ:なんじら神に近づけ さらば神はなんじらに近づかん

バルブルクは、先方がやっぱり子どものためには
耳の聞こえる人のほうがいいと断ってきたと話して帰る

バルブルク:
外に出て初めて、耳がどれほど悪いか分かった
奥さんのおっしゃることなら黒板がなくても分かるのに



●寒さにもめげず
ツェツィーリエの故郷から手紙が来て、2月に母の誕生祝いをするため
きょうだいたちが集まるからぜひ来るよう招待される

音楽学校で一流の音楽家の演奏会が開かれ
教師にも招待券が来ると期待していたが
校長にしか来なかったため、ガッカリする父

2時間以上バイオリンを弾いてはいけないと約束させたフリーダーが
約束を破ったため、1週間取り上げられる

ロシア人夫婦は、息子2人を学校に送り、ロシアに帰らなければならない







前年のアンネの耳の手術に60マルクもかかり、未払いのまま
その上、オットーが文法書を買った請求書が来て叱ると
教師から「その古い本はおじいさんのものだろう?」と何度も言われたと話す

父:
うちみたいなきりつめた家計では、つけは絶対使えないんだ
その4マルクは自分で払いなさい



●演奏会
マイヤー氏はルードルフを妹夫婦の家に送り、勉強の成績も上がり
叔母に感謝するようになったと喜んで、ペフリングにお礼を言う

貧しくても、裕福でも、親が心にかかるのは子どものことというのは
変わらないものだとつくづく思うペフリング







演奏会に出る天才少年エドムントを舞台に出るまで機嫌よくさせる役目に
マイヤー氏はペフリングの子どもが最適だと紹介する

ビルヘルムはとんぼ返りをして見せ、エルゼは一緒にワルツを踊る
この2人も控室に来てくれなきゃイヤだとごねる少年
父親は、お礼に演奏会の招待状を1枚あげるから来てくれと頼む







エドムントは父のピアノ伴奏で見事にバイオリンを弾いて大喝采を浴びる
エドムント:もう一度アンコールをさせられる 僕はやりたくないけど

父:
お前は病気で寝ていたいだろうが、私も病気なのに演奏会を最後までやったことがある
たくさんの人が高い切符を買ったのだから、私は演奏を約束したのを守らなければならない

演奏会後、エドムントははしかで寝込む
一緒に遊んだエルゼもかかる



●お金とバイオリンの心配
ロシア人夫婦はベルリンに行ったが、最後のレッスン料を息子に渡したはずがもらっていない
マイヤー氏は、息子たちが持ってる可能性があるから、手紙でその旨を書けばいいと言うが
親の気持ちを思うと書けずに諦めるペフリング

代わりに上の子3人が息子ら宛てに手紙を書いて
出す前に母に話すと、叱られる
母:怪しいという疑いだけで事実のように言うのはよくないわ

その後、息子たちからレッスン料が戻る

フリーダーはまた約束を破って、バイオリンを弾き続け
1年間弾くのを禁止されると、バイオリンを抱いたまま黙ってしまう
一番大人しい子の反抗にみんなは驚く







父:出ていけ、よその子!

姉妹は同情してフリーダーを説得し、黒いショールにバイオリンを包んで差し出す
父:これでお前はまたうちの子になったんだよ



●母のいない家
2月のはじめに帰郷を決めた母
母のいない家はぽっかり穴があいたようになる
父:手紙では楽しいことだけ知らせよう

エルゼが1人で留守番していた時に、見知らぬ男が入ってきて
父の知人だと言い、引き出しから家賃用のお金をすっかり盗み
途方に暮れる父と子どもたち







母は家族と別れの悲しみに震えていたが、別れを惜しまれながら
愛する者のもとへ旅して、喜びをもって迎えられる者こそ幸いだと思う

帰宅した日の食卓の祈りの言葉:
神さま、今日、私どもに、再会の喜びを与えてくださいました!
今からまたしっかりと力をあわせ、悲しみ喜びの中を渡っていきます

(祈りって、今日良かったこと3つをあげるポジティブシンキングみたいだな

どろぼうに入られて、犯人は捕まったが、賭け事ですってしまい戻らないと話す
夫婦は相談して、マリアンネの部屋を人に貸せば、月に20マルクもらえるプランを思いつく



●ペフリング一家よ、さようなら
フェルナーゲルディング嬢は結婚が決まる

復活祭の休み前、母の兄が泊りに来る
北ドイツの教授で、子どもが3人、お手伝いが3人いるから
ペフリングの子どもの1人を引き取る約束をした

子どもたちがとてもしつけられていることに感心する







兄:
この小さい国は実に面白い
強者が弱者をいたわり、めいめいが我をおさえて全体につかえ
両親には心からの愛と従順をささげている
そうしないと家庭の骨組み全体が崩れると感じているんだ
主人はたかぶらない支配者だし、妻は主人の責任大臣だ


マリーは叔父が子ども1人を引き取る話を聞いて
子どもたちで集まり、誰がふさわしいか話し合う

兄:
お宅の子どもたちの羨ましいのは、生涯変わらぬ友だちを持っていることだ
いつまでも連帯感を忘れないだろう
立派な土台の上にすべてうちたてられている つまり正直と宗教だ
あの計画はやめましょう!

ペフリングが校長に決定した知らせが届き、みんなで大喜び
バルブルクは給料が倍になり、一家は引っ越しが決まる

ハルトビッヒは「貸し部屋あり」の札を出し
夫人は涙を流す

ハルトビッヒ夫人:私は口には出さなかったけど、本当にあの家の人たちが好きだったよ



解説

アグネス・ザッパー
1852年 南ドイツ ミュンヒェン生まれ
父は政治家 23歳で町長と結婚し、5人の母となる
夫と死別し、作家となる 初めての作品は43歳の時の『子どもたちのなかの母』

本書は54歳の時の作品で世界で有名になり
今なおドイツの代表的な家庭小説として読まれている








『大きくなったペフリング家の子どもたちのその後』(日本では『愛の人びと』
77歳で死去

現実はそう甘くないといって、厳しい現実にさらされた子どもたちを描く本もたくさんあるが
子ども時代はもっと夢を追う理想主義者であってもいい

この翻訳は原作を少し縮めてある


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上あごのしこり切除手術 ほか

2024-02-13 17:29:31 | 日記
2月5日
上あごのしこり切除手術で静脈麻酔をする際の採血&採尿した結果は異常なし
持ち物などの説明を受けた
持ち物:バスタオルとスリッパ、2週間の朝晩の体温をはかって記録する用紙、同意書

2月6日
強直性脊椎炎の定期健診でまた採血&採尿
こちらも異常なし
来年は2年に1度のレントゲンあり
1年後の予約も取れるようになって良かった

都内にひさびさ雪が降って、そこそこ積もった!



2月13日
夜0時から食べ物、飲み物は朝7時まで

朝9時~の手術のために、ひさびさラッシュアワーの地下鉄にチャレンジしようと思ったけど
ダイヤが乱れたせいでものすごい混雑でムリ・・・
6本ほど見過ごして、臨時の始発にようやく乗って、予約の10分ほど遅刻した

身長、体重、血圧、脈拍をはかってから
抜歯の時と同様、指先に器具をつけて
静脈麻酔を始めてすぐ意識ないうちに
手術は無事終わった ほっ

糸で縫う予定が、しこりの根?が思ったより広範囲で
口内のばんそうこうみたいなのを貼ったお陰ですごい違和感/汗
飲食のほか、喋るのも気になる・・・

自分でゆっくり剥がすことも出来るが、まだ出血するそう
できれば数日そのまま→2週間ほどで落ち着く

麻酔が切れるまで1時間ほど休むこともできるけれども
もう意識がハッキリしてるから、少し休んだ後、問題なく帰宅した




追。
首の骨のケガで11月から入院していた母も2.11に無事退院




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世界少女名作全集 29 村のセレナーデ ルイザ・メイ・オルコット/著 岩崎書店

2024-02-12 13:58:55 | 
1973年初版 1986年 第11刷 佐川和子/訳 山中冬児/装幀 桜井誠/挿絵

「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します


たくさんの子どもが出てきて、最初は誰が誰だか分からないが
元気なジルとジャックがそりの怪我で療養する物語がメインとなり
どんな時もいじけず、穏やかなこころを持つようにと説いている
どんなに暗い時期があっても、ハッピーエンドなのが救われる



【内容抜粋メモ】

登場人物
ジル
ペック夫人 母 夫を亡くし、マイノット家の手伝いをしている

ジャック
フランク 兄
マイノット夫人

モリー
ガス
エド 心も容姿も美しい少年 秋から学校を辞めて、町で働いている
ジョー
メリー 母が亡く、家政婦のパットは意地悪で家のことをメリーがやっている
ブー 妹




●ハーモニー村
自然の美しさに恵まれた平和な村

クリスマスが近いある日、危険な坂をそりで降りたジルとジャックは
横木にぶつかり怪我を負う








医師はペック夫人にジルが“いざり”になるかもしれないと言う

マイノット夫人:
悲しい時、ツライ時こそ、初めて自分がどんなに大勢の人から愛されているか分かるもの
世の中には親切な人がたくさんいます

夢のない眠りこそ、自然の女神の恵みたもうた健康のためのシロップ










●通信機
フランクは2人のために、病室を行き来するロープを張り
かごに手紙や果物を乗せてやりとりできるようにする







ジャック:
ジルを好きだっておかしくないよね
とても愉快で優しいもの



●幸せになる努力をする会
日が経つにつれて、ジルは退屈して、イライラを周りにぶつけるようになる
マイノット夫人はジルの病室に美しい絵を飾って慰める






ジル:
みんな自分が世界で一番不幸だと思ってる
毎日くよくよして過ごしてもつまらない
幸福は人から与えられるものでなくて、自分でつくるものなんだって

ジル、モリー、メリーは、幸せになる努力をする会をつくる








●クリスマス
ジルをジャックのそばに置いて“小鳥の部屋”と呼ぶことにする
どちらがツライか競争のように言い争ったことを反省して
フランクがつくった糸電話?で謝る2人

休んでいる分、自習すると約束したのに、すっかり忘れて切手帳で遊ぶ2人
フランクが“なまけ者”と言ったので、ジャックは切手帳を投げつける

マイノット夫人:感情にかられて行動するのは利口ではありませんよ







夫人がいない間に、落ちている手紙が気になり
拾った際にソファから転げ落ち
背中の痛さに身動きがとれなくなるジル

手紙には、ジャックは回復に向かっているが
ジルは20年病床にありながら、いつも朗らかだった
亡きルシンダのようになるのではないかという心配が書かれていた

マイノット夫人:
他人の手紙を見るのは恥ずかしいことですよ
でも、あなたが正直に話してくれて本当に嬉しい



●相談会
議論を交わす会員の今回の議題は“大学における男女共学”
フランク:女生徒は僕たちとともに大学に進学すべきか

ジョー:女の子がウロウロしなきゃ、男はもっとずっとやりいいぜ

グリフ:女の子には大学に行くだけの力がないんだよ

エド:女の人がいなきゃ、学校はおそろしく味気ない陰気な所になるよ







女中がリンゴを持ってきて、会はお開きとなる
(女性がいなきゃ、誰がリンゴを持ってきてくれるのかな?w

エドはボブがこの会に入りたがっていると伝えるが
質の悪い奴は入れたくないという意見が出る

ラルフ:
今は居酒屋をぶらついたり、タバコを吸ったり、悪い友だちと付き合ってるけど
この会に入れば立派な人間になると思うよ



●演劇クラブ
ジルは毎日2時間、板の上に寝るよう医者に言われる(どんな治療だ/汗
ジャックはジルのために1週間、学校に行くのを延ばす

2月22日のワシントン祭で演る劇『眠れる森の美女』で
誰が王女役を演るかでもめる
ジルが演れるのはこの役だけだとメリーが提案し、みんなで決める



●鉄道
機関車が大好きなフランクはガスと一緒に
運転士から運転の仕方を教えてもらったため
2人だけで転轍機まで行こうと汽車を出し
正面から別の汽車が来て、あやうく大事故になるところだった







2人は駅長からののしられ、構内に近づくなと宣告される
日頃真面目なため、少額の罰金だけで済む








●ワシントン祭
“小鳥の部屋”は本物の劇場のように飾られる
ワシントンのデラウェア横断などが演じられ、拍手喝采
『眠れる森の美女』ではジルの王女とジャックの王子さまにみんな見惚れる








●ジャックの秘密
ジャック:1ドルあるが、あと2ドル75セントをどう稼ぐか分からない

ジルは印刷機で名刺を印刷して売る方法を思いつく
理由をけして話さないジャック

ある日、夕方遅く帰ってきて、寝言でジェリーの名前を呼ぶ

アクトン先生:
去年、酒場で事件があってから近寄らないよう規則をつくり
破ったら、みんなの前で罰するつもりと言ったが、その時が来た

ジョーはジャックが酒場に入るのを見て、先生に言いつけた
ジャックは有名な不良少年ジェリーと一緒にいたことは認めるがワケは話さないため
1週間、休み時間なし+成績の操行点は今までのように100点にならないと伝える







フランクは母に話すが、機関車事件の時
ジャックが味方になってくれたのを思い出して後悔する



●ジルの発見
ボブが3月からキャプテン・スキナーの下で働いていると知り
ジャックが困っている理由を知らないか、と手紙を出すジル







ボブから返事が来て、自分がジェリーに借金をして困っていたのを
ジャックが助けてくれたと話す

夫人も先生もひと安心し、キャプテンも怒らなかった

ジャック:
ボブを救おうと言い出したのはエド
口先ばかりでなく、実行するエドのような人間になりたかったんだ



●聖女ルーシー
マイノット夫人は、ジャック、フランク、ジルにお話を聞かせる

2人の王子が森へ狩りに行き、少女ルーシーが倒れているのを見つける
少女は♪美しい忍耐の天使 という歌をうたい
我慢強い、情け深い娘に変わる

王子たちもルーシーに影響され、王妃は少女を手放せなくなり
今まで住んでいた小屋を人に貸して、宮殿に移り
女中頭として家を取り締まって欲しいと頼む

ルーシーが自分のことと分かり、ジルは喜ぶ(女中になるのに???

マイノット夫人:
ほんとうに長い間よく辛抱したわね
前のあなたに比べたら、別人のように我慢強い、素直な娘になりましたよ

努力が大切
勇気、明朗、愛があれば、きっと花の咲く時がやって来ます








●丘の上のメリー
メリーは母を手伝い、パン焼き、繕いをしている
母は娘が退屈しているのを知って、モリー家に使いに出す







大好きなラルフがとうとう夢を叶えて、イタリアに勉強に行けると話す
夕食に誘い、白いユリの花を石膏でつくる約束をするラルフ



●ふもとのモリー
妹ブーを寝かしつけるモリーの様子を見て
日に日に亡き妻に似て来ると感慨深い父








家政婦のパットがよくやっていると思っていたら
家のことはほとんどモリーがやっていて
冬もずっと同じ服をつぎ当てして着ていたと知り驚く

父:
お前がそんなに苦労しているとはちっとも知らなかった
家庭を家政婦任せにしていたことを後悔する

ずっと誰にも触れさせなかった母の形見が入ったタンスのカギを渡し
モリーは泣いて喜ぶ








●五月祭の花かご
松葉づえを使って歩けるようになったジル

五月祭のためにかごを作り、花を摘む
それを好きな人の玄関に置く風習がある

花をもらえないお年寄りや病気の人の所にも持っていこうとエドが提案








●美しい思い出をのこして
6月 エドは具合が悪くて早退する
それから間もなく、17歳の若さで他界する



●ベブリー海岸で
ジルは車に乗ったり、ちょっとした散歩もできるようになる
痛みもほとんどなくなり、母が出かけている間にボートに乗ろうと誘われて乗る







ジャックらは人込みが気になって行ってしまい
ボートは沖へと流される

ジルは今まで口にしたこともないお祈りをすると
漁師が通りかかり、助けてくれる
それ以来、朝夕にお祈りをするようになる




●りんご園で

メリー:
私、女の一生を考えていたの
ヘンリー8世に王妃が6人なんて!

今まで王妃に憧れてたのに
今はみんなに信頼され、愛されるような女になりたい
王妃より私のほうが幸福だわ

モリーはブーと世界旅行する夢を語る

ガス:自分の道を選ぶのはたやすいが、その道をどう進むかが問題なんだ

フランク:
そんな弱気じゃダメだ
こうと決めたら邁進するんだ

ジャック:お互いに誇りを持って生きていこう

実際は、託児所を開いて社会事業に打ち込み独身で通した
メリーは彫刻家ラルフとイタリアで幸福に暮らした
ジルはジャックと25歳の時に結婚した

この年はみんなにとって永久に思い出として残ることでしょう
希望に胸をふくらませ、少年少女たちはボートを押し出した




解説
本書は小さい子どもたちのために書かれた
ルイザは一生、結婚しなかった
(あれ? 歳の離れた牧師さんと結婚したのではなかったっけ?







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さんぽ 赤羽自然観察公園×赤羽西図書館(2.11

2024-02-11 15:34:39 | 町歩き
連休2日目もぽかぽか暖かくていい天気

相変わらずふらつきは酷いんだけれども
家にいるのももったいないから、またさんぽしてきた

ときわ台駅からバスに乗って
以前、カウンセリングを受けてたカフェに行くバスに乗って
「赤羽自然観察公園」で降りてすぐ

野球してる男の子たちもいて、ここも広い
古民家目当てに歩いた

















「ふるさと農家体験館 旧松澤家住宅」
稲の田んぼがあったから、子どもたちにいろいろ教えてるのかな?
おじさんが女の子に竹トンボの飛ばし方を教えてた




















もう立派なひな人形が飾ってあった




















風車も回ってた








「水鳥の池・ジャブジャブ池」








赤羽西図書館
ちょっと歩くと、団地の中の茶色い建物の3階に小さな図書館がある
私の好きな児童書コーナーも充実していて
机では中学生くらいの男の子たちが仲良く勉強してた







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