からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
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毎日ほっこりと。(^0^)

レンズが来た。(^0^)

2012年11月08日 10時58分32秒 | からくり情報

 いいお天気にです。こういうときに限って所用でうろつけません。おまけに娘が孫を連れて所用ついでに立ち寄るとかで慌てて掃除をしていました。(^0^;)

昨日は外出ついでに急に思い立って来週はお休みになるハヤタカメララボへレンズとカメラ鑑賞に行って来たのですが、十数年入手出来なかったレンズが、ポロリとこぼれ出て来たので連れ帰ってしまいました。ライカのレアものレンズではなくソ連製の広角レンズ・ルサール20mm/f5.6と専用ファインダー。(^0^;) これまですぐ側まで来たかと思うと逃げ去る影のような存在でしたけど、僥倖と云うべき巡り合いでした。私にも買えるという驚愕の値段。(^0^)

Dscn1238 特殊な形状のレンズです。近年コシナから12mm、15mm、21mmと続々超広角レンズが発表され、それが収差も少なく安価なのでルサールの注目度は下がってしまいましたが、クラシックカメラを始めた頃は超広角レンズは高嶺の花でした。その中にあって唯一手の届きそうなレンズがこれ。戦後のどさくさに独逸から連れて行った技術者や機械で作り始めたソ連の光学製品ですが、ソ連のルシノフが設計したオリジナルのレンズと云われてますが、レンズ構成を見るとZeissトポゴンをベースにしたもののようにも見えます。ベルテレの遺産かも知れないレンズ。 このビー玉が何よりの証拠だとか云々・・・。まあこの時代は様々なレンズが産み出されて何度聞いても理解出来ません。(^0^;) 中央部と周辺の明るさの差異を吸収するために風車付きのハイパーゴンなるビー玉レンズもありました。一度見せてもらったことがあります。恐ろしいアイデアレンズでした。その後ホロゴンでは中央部が暗くて周辺部の明るいセンターフィルターで全体の露出バランスをとる方式になっています。
ところで、前玉がビー玉ならば後は凹レンズと思いきや、

Dscn1240 ご覧の如く後玉も半円状のビー玉です。この形状のレンズを磨き出すとは並の腕ではありません。恐るべしソ連のレンズ。 このレンズだけではなく、ユピテル(ジュピター)と名付けられた一連のレンズはよく写ります。いまだに何本か鎮座しています。ただし、当たり外れがありかの国の品質管理レベルの低い実体にたまに遭遇していました。

開放値がf5.6暗めのレンズですが、最近のデジカメで使う分には問題なさそうです。

しかしながら、焦点距離20mmと聞いても驚かなくなったことはいいことやら悪いことやら、ちと考えものです。

RICOH GXR+MOUNT A12 が来てからと云うもの、巷のレンズが気になってなりません。つい手に取りどのような写りを見せてくれるのか試したくなってしまいます。このレンズでラボの中を撮りましたが、プライバシーの塊写真だったので消去。これから近隣で試してみるつもりです。
ラボでは久し振りにへら絞りのYさんにもお目にかかり歓談出来ました。 お仲間は何年経っても楽しいものです。 その余勢を駆ってこの一本も。(笑)

Dscn1233 GXRに装着すると気持ちよく填まります。45cmまで近接出来るDR Summicron 5cm/f2 デジカメにはもってこいのレンズです。一般撮影と近接撮影の切り替えがいかにも独逸風のメカニカルなベストコンディションのレンズが転がっていました。やはりハヤタカメララボはお宝がゴロゴロしているようです。(笑)

昔撮った 手持ちのSummicronでの開放絞り写真です。フィルムから取り込んでいました。

Dc032307_2

とここまで書いたら娘達がやってきました。これでお終い。(^0^;)

追記
孫か来ると遊んでしまってやっぱり何も出来ませんね。次第に仕事が溜まります。ルサールのファインダーを日光消毒。僅かに黴の予兆があるので紫外線に当てるのがいいとのことでしたので。