RICOH GXR+MOUNT A12 を使い始めて手持ちのレンズをもう一度見直す機会が出来たかなと思う最近です。ハヤタカメラの60周年に遭遇し思いがけなく来たレンズも後押ししているような気もします。(^0^;)
10数年前は闇雲にレンズを集めた時期で、会社を辞めたらその資産?をせっせと使うぞと思ったものでしたが、どうやら不良資産化しているのが実状のようです。
ところが、今年初夏のGXR の稼働とともにあらためて使い始める気が起き、使い始めた最近です。
「おいおい、アナログカメラはどうした。」と云われそうですが、聞こえなかったふりをして自分のライカ系ラインナップを整理して気が付いたことは。
一に「高価なレンズは無い。」 二に「広角レンズが少ない。」 三に「ノンライカレンズが多い。」と云っていいようです。 つまり、予算がなかったの一言に尽きますね。これがバランスの取れた社会人の現状です。ハイ(^0^;)
その代表例はソ連製Jupiter12 35mm/f2.8広角レンズ、Zeissのコピーと云われ安くて高性能なので10数年来使っています。お尻のガードがないのが特徴なのでもの凄く気を使います。(^0^;)
今でもそうですが、広角レンズは目の飛び出るような高さです。本数の少ない超広角レンズなど数百万円、名前の通ったレンズでは数十万円もざらです。この様なレンズを持ってしまったら多分死蔵してしまうだろうなと普通のレンズですら死蔵してしまった私は考えます。(^0^;)
同好の士のお考えは如何に?
こんな中で我が家に多いのは、5cmクラスの標準レンズと呼ばれるものが、ゴロゴロ(^0^)そして広角でも3.5cmの廉価版と中望遠の9cmが色々あるようでいずれもプアマンズレンズ。(^0^;)資産と云えるにはほど遠い状態です。
こちらは東京光学製のTopcor 5cm/f3.5 有名ではありませんがなかなかいいレンズです。使いこなしてませんが。(^0^;)
これは10年近い前に閉店する某店でたたき売りされていたピカピカのライカテリート200mm/f4 です。VISO用で特殊な装着が必要なので毛嫌いされていたようです。 工夫すれば扱いは簡単で大変よく写るレンズなのです。
上のテリートの一世代前、戦前のテリート200mm/f4.5で撮った高架工事中の小田急線です。前方の驛は豪徳寺です。高架化終了とともに面白い場面が撮れなくなってしまいました。
それはともかく、この戦前のレンズは前玉が焼けを起こした状態で更にたたき売りされていましたが、実はこのようによく写ります。古い時代なのでこのサイズのみのスキャンでした。
この様に細々とは使っていたもののアナログ/デジタルの切り替えに戸惑って使用頻度ががくんと低下。
しかしながら集まったものは使わなければ損ですので最近は心をあらためたところです。したがってこのblogでも関連記事が多くなってしまいました。ネタ切れの昨今、この先も続きそうなのでご容赦ください。(^0^;)
そうそう、これは先日オーバーホールを紹介したSteinheilのCulminar 85mm/f2.8 ジャンク気味のものが放置していたので更にジャンクになってしまいましたが、清掃後の写りは次の通りです。
絞りf5.6での写りです。
GXRで注目すべき点は、これらの多くの機種のレンズが工夫すれば装着出来ると云うことです。アナログで主力だったNikon 一眼レフレンズも着きますし、デッケルマウントやM42もOKです。付けられないものを挙げるのが早そうです。ただし折角の自動化が再び手動方式に戻るわけですからいざというときには使えません。まあ、遊びと割り切って楽しむのが良さそうです。幸いにもクラシックカメラの世界でも尊敬すべき友人達がおり、色々ご指導を受けられるのも心強い限りです。現役時代に仕事そっちのけで遊んでいたことが今頃役に立っております。怪我の功名とはこのことでしょう。(笑)
遊びサイトであるこのblogの新ネタとしてレンズ遊びも細々と続けたいと思いますので興味をお持ちの方はお付き合いください。