からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

存在感一番、ズミクロン90mm/f2

2012年11月12日 22時02分34秒 | からくり情報

 昨日は居眠りしながら支離滅裂な内容を書いて一部書き直し。(^0^;) 今日は失敗したくないなと書き始めたのですが、次第に眠気が襲ってくるようです。頑張ろう。

午前中は来客やら飛び込みの打ち合わせやらで落ち着きませんでした。その後一歩きに出かけたものの写真を撮る元気も消えてグルリと回って帰宅、歩きの量が足りません。持っていったカメラがダンベル代わりになってしまいました。最近このパターンが多いなぁと反省します。(^0^;)

撮り足りなかった分は重量級のレンズをいつもの RICOH GXR に取り付けて試写することにしました。

Dscn1257 ご覧のような超重量級のレンズです。製造番号では昭和39(1964)年に作られたもののようです。実は僅かにバルサムに不具合がありますが、10年以上使っても変わらないので構わず使っています。所謂不具合品、よって格安といういつものパターンです。写りへの影響は読み取れません。

R0011556 (Summicron 90mm/f2 開放)
庭先にまだ残る花の残骸を開放で撮ると明るめになってしまいます。

R0011558(Summicron 90mm/f2 f4)
一絞り絞ってf4です。やっぱりこの辺がいいかなぁ?

R0011559(Summicron 90mm/f2 f5.6)
ものの本でお薦めされるのはf5.6だったと思います。適度な被写体深度になるので気楽になるのは確かです。

R0011550(Summicron 90mm/f2 開放)
孫の遊ぶボールを並べて見ました。ピントの合わせ方が難しい。


R0011554(Summicron 90mm/f2 f4)
場所を変えてもう一枚、f4にしました。実はこれが1mの最近接です。もう少し近寄れると云うことありませんなぁ。(^0^)R0010188

(Summicron 90mm/f2 f4)
初夏の作品です。庭先の西洋紫陽花、家人の管理下にある花です。もう少し右に振って取った方がよかったですね。(^0^;)

このレンズは開放に限らず全体的に艶っぽいなと思いますが、いかがでしょうか?5cmのSummicron もそのような印象を受けます。現代レンズの冷たい鮮鋭さとは一線ひいた世界にあるような気がします。

このレンズはビゾフレックスにも付けられるので専用の距離計リングがありました。一時ビゾに凝っていたことからこのリングもありました。そしてElmar 9cm/f4 ビゾ用の距離計リングも出て来ました。何だかからくりもどきの部品が色々出て来てしまいます。

  (翌朝ちょっとだけ見直しました。)


戦前のレンズ

2012年11月12日 09時15分35秒 | からくり情報

 昨日は結局雨の日になり、ドタバタした一日でした。ホッと一息、からくり工具を拡げる時間も無いのでレンズ整理を始めたものの先に進みません。手持ちのレンズで一番古いものは何だろうと調べて時間潰しをしていました。ライカレンズは製造番号で年代が分かるのでそれも一興かも知れません。最近私の中でブームになっているレンズの戦前ものを引っ張り出してみました。結論はあまり使っていない。(^0^;)

一番古そうなものはElmar3.5cm/f3.5 だろうと調べると 昭和8(1933)年製でした。光学製品は古ければいいというわけではなくしっかり写らねばなりませんが、これは逆光に弱いので要注意レンズです。フィルムでは気にならなかったレンズでもデジタルでは評価が落ちてしまうことが多いようです。それが味なんて云いたくありません。撮った結果では少し汚れているように感じました。レンズと作品写真がありませんでした。(^0^;)

その次に古いのが Summar 5cm/f2 。昭和12(1937)年製です。山崎光学さんで再研磨とコーティングしたもらったのできわめて安定した写りです。例外的に出番が多くこのところ常用レンズの一つです。 Dc122931

見ての通りの時代がかったレンズですが、RICOH GXR+MOUNT A12 での撮影結果は次の通りです。

R0011528

(Summar 5cm/f2 f4)
昨日浅草吾妻橋から撮った光景です。75年前のレンズが切り取った光景とは思えません。間違いなく開放で撮っています。

今頃気が付いたのですが、戦前のレンズはもう一本Elmar 5cm/f3.5 がありました。こちらは昭和13(1938)年製です。

しかしながらこのレンズでの作品はまだありませんでした。GXR ではこのレンズは使用不可になっていますが、沈胴時お尻が奥に当たるようです。先端部が薄すぎるせいかも知れません。

その次に古いものは昭和24(1949)年製のSummarit 5cm/f1.5 でした。が、これもまだ使っていないことが判明。宿題がどんどん増えてしまいました。

10数年前にビゾを使ってみたくて入手した汚いテリート20cmf4.5は昭和10(1935)年製、ビゾフレックス1型用として昭和10年から昭和20年代にかけて作られたレンズのようです。もう一本新品同様で昭和28(1953)年製もありました。これも閉店間際のお店の在庫セール。古いけど大変よく写るレンズです。ノンコーティングなのですが古すぎてガラス焼けがコーティング代わりになっているせいのようです。
 同様に次のバージョンのテリート200mm/f4 は昭和35(1960)年製です。

Dc010982 十数年前に撮った小さな写真が残っていました。バルナックライカにビゾ1型を介して取り付けたこのレンズです。こんな構成で野外撮影するのは大変なことをご理解いただけるでしょう。レンズ以外は我が家から消え去りました。(^0^;)

このレンズは簡単な工夫でNikon一眼レフなどでも使えるので古いレンズに興味のある方なら一本あってもいいと思います。もちろん次の写真のようにマイクロフォーサーズでも使えます。

P1010045 (パナG2 テリート20cm/f4.5)
マイクロフォーサーズなので400mm相当になっていますが、この様な写りです。大昔のレンズとは思えません。窓越しに見える枝下櫻を写した今年四月の写真です。

Dc1201219 (フィルムより テリート20cm/f4.5)
恐縮ですが、数日前の記事写真の再掲です。このレンズをビゾに付け手持ち撮影した写真です。このレンズの予想外の鮮鋭さ驚いたという印象深いものです。PCクラッシュで行方不明のものが出てきました。

どうやらこの時代のレンズの使い込みはまだまだのようです。これからのお楽しみですね。それにしても安物を良く集めたものです。(^0^;)

幾つか試写結果が溜まったらまた書きましょう。下手の写真は試写の域を出ていかないですね。(^0^;)

昨晩書きかけて眠ってしまったので今朝アップする羽目になりました。寝ぼけていたせいかだいぶ間違っておりました。(ペコリ)