からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

涼しい立版古

2012年09月06日 10時48分08秒 | からくり情報

 残暑真っ盛り、本日も朝から気温が急上昇しました。洗濯物を干しているだけでウンザリです。昨晩の仲間との宴会の余韻のせいか一段と暑く感じます。(^0^;) こんな時は涼しいものを作ればいいなと切り抜いたまま作りかけになっている立版古を並べてみました。

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前回は神奈川沖の富士を作って涼しさを求めましたが、今回は一歩進めて蒲原「夜の雪」です。

広重・東海道五十三次で雪の積もるはずのない蒲原の村の雪景色、広重が通ったのは夏の時期だそうですが、あまりの暑さに雪を想像したのでしょうか。(笑) そんなことから謎のシーンと云われている有名なものです。

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雑に並べた写真しかありませんでしたのでご勘弁ください。作成過程はきちんと撮らなければと思います。

Dscn3695 ちなみに前回の工作で箱に収める前のこの状態が浪間を一番よく表しているようです。枠に収まるはずのない作品を箱に収めるのは勿体ないのかも知れません。

蒲原の組立は追々やっていきます。今日は切り抜いたシーンを並べチェックしてお仕舞いです。

そうそう、この立版古は三井美術館で発見したものですが、立版古を検索すれば様々なものが出てきます。気に入ったものがあればそれらも背伸びせずに作ってみたいと思います。 まああまりのめり込まないことも肝要です。 何年経っても姿を見せない我が紙軍艦のことが脳裏をよぎります。立版古程度が私には丁度かも知れません。(^0^;)


東富士総合火力演習より

2012年09月05日 13時14分07秒 | からくり情報

 まだまだ残暑の続く九月初旬です。天候が不安定になってきたのが秋らしいと云えば秋らしい。庭先でやっとツクツクボウシが鳴き始めましたが、まだ暑くて庭仕事には手を付けたくないこの頃です。 先日の総合火力演習参観の名残で左腕の皮膚がボロボロ剥がれてきました。あの日からもう十日経ってしまいました。

 行事から時間経過すると記憶は醸成されて自動的に整理されるのがこれまででしたのでこの辺で再整理です。 連写の結果からアレレと気が付いたショットを拾い集めているのですが、まだ半分?? 下手な鉄砲も数撃てば当ですが、なかなか当たっていません。(^0^;)

Dsc_1608 夏というのに全体を見せていた富士山を背景に写真をと思っていたのですが、演習が始まると目先の場面に引き寄せられてお山が写っていませんでした。 数少ない富士山ショットの一つです。隊員をロープで降下させた旋回後です。(Nikkor 75-300mm/f4.5-5.6)

こんな雰囲気を撮りたかったのですが、つい余計なものが入ってしまいます。今回は観覧席だったので前方の観客の頭が入り失敗作の多いこと。

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こちらは降下した隊員を収容して戻っているシーンです。警戒する隊員が見えるでしょうか?

Dsc_1731 この戦車は 新型の十式戦車、コンパクトで素早い動きには驚きました。スラロームしながら主砲発射、砲塔は同じ方向に維持されています。コンピュータ制御でなければ出来ない斉射でした。 データリンク機能があるのか戦車同士の動きが揃っています。弾速が速いので撃ったと思ったら標的に当たっていました。この辺の情報は同行した仲間から色々拝聴出来ました。時代は変化していますね。

この戦車だけは開示困難な箇所があるのか展示の際に近くに寄れませんでした。

Dsc_1900 演習後の展示のために降下するヘリコプターに指示を与える隊員は凛としていました。この砂埃の中、ご苦労様と思いました。

分刻みのスケジュールがピタリとこなされるのを見て流石にプロだと思いました。こうでなければなりません。國の護りをよろしくお願いします。

動画と静止画と混ぜ混ぜの撮影がいかに大変かと云うことを思い知りました。どちらのカメラで何を撮ったのかが、帰宅後の整理で判明するという混乱ぶり。ロケハン無しの撮影はとにかく難しいですね。(^0^;)


カメラの歴史

2012年09月04日 13時12分07秒 | からくり情報

 昨日は、関西に引っ越す高校の友人の壮行会で同級生が20名近く集合しました。長年の東京でのお付き合いがなくなるかと思うと寂しくもあり、関西での足がかりが出来ると思えば楽しみだと云う思いも強くしました。これからも元気で頑張ってもらいたいと思います。 10月27日(土)には正式な関東地区同期会を開催するので沢山集まろうと云うことになっております。

その東京驛集合の道すがら新宿驛の本屋で見つけた講談社ブルーバックスの「カメラの歴史」、著者:神立尚紀に反応しました。この方はLeicaの使い手で著作も色々あって結構拝見しています。そんな人のカメラ歴史観はどうだろうと手にしました。今でもレンジファインダー機を愛用している著者とあって出てくるレンズの話やらカメラの中味もなかなか興味深いものです。 クラシックカメラを扱う上ではほぼ理解しておかなければならないことが殆どでおおよそ理解しているつもりですが、今更ながらと思わずに素直に読み進んでいるところです。

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カメラってなんだろうと考えたこともないデジカメやスマホカメラ愛用者にはお薦めかも知れません。読んだ感想も是非とも聞きたいものですけどね。 気軽に写しているデジタル写真には100年以上も前からの技術の積み重ねあると分かってくれたら何よりです。

終章にRICOH GXR+MOUNT A12を採り上げてあって他のミラーレスも含め80年前からのライカ名レンズが使えるようになりクラカメマニアを籠絡したようだと書いてあります。まさか私のことではないですよね。(^0^;)

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積み重なった技術の話を読んでいると蒸気機関車に限らずゾクゾクします。(笑)

写真はフォクトレンデル社のVITO3とNECのpiconaです。どちらもクラカメの部類でしょうか?(^0^;)


ズマリットとズミクロン出現

2012年09月02日 10時43分25秒 | からくり情報

 昨日来の雨で庭の木々が蘇りました。撒水から解放されホッとしている日曜日です。 このところ続けているからくり作業がレンズの試し撮りになっていますので本日もご紹介いたします。この様な気分が起きるのも RICOH GXR +MOUNT A12の御利益で、RICOH様々であります。 そう言えば創業者の市村清氏は佐賀県の人でありました。 その昔、私財二億円?を投げ打って佐賀県体育館を寄贈した太っ腹な人でした。 現在も残る特徴のある建物のことを学校でも教わりました。 そんな経営者が消えてなくなってきたような昨今、日本の国力が衰退するはずです。

ところで被写体は昨日使った檸檬の実。 ピーカンの昨日と違い今朝は雨上がりの環境です。

まずは稀代の迷レンズと云われる Summarit 5cm/f1.5 を掘り起こしました。 いつ買ったのか記憶が消えかけていますが、サイクリング中に祖師谷奥地の質屋の店先で見つけたような・・・? 前玉に僅かな拭き傷ですが、これまで数回使用しただけ。重いのです。(^0^;)

R0011000 いきなりのフレアっぽい開放 f1.5 の画像です。この絵を称してズマリットはねぇーと云われる所以かも知れません。浮き上がる合焦ポイントを生かせば面白い画像が生まれそうです。 開放のポジからスキャンしたものがあったはずですが探し出せませんでした。いずれにしろピントの合う厚みが薄いのでヨロヨロしつつ撮ったものです。(^0^;)

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f4の画像。ここまで絞れば味のある描写です。順光であれば気にせず使えます。

R0011004 更に一絞りの f5.6 です。 

そして、レンズを交換してSummicron にしました。こちらは初期のM3とともに到来した固定胴鏡のものです。 Summitarをベースに改良したこのレンズは流石と云うべき写りです。カラー写真がの普及とともにレンズの性格も変わってきたようです。

その雰囲気を Summicronで味わってみました。

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上が 開放 f2 の画像です。 f1.5とf2の違いがあるものの同じ開放でも印象は随分違います。

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f4 の画像です。Summarit と比較するとレンズの進化が見えるようです。

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そして f5.6 です。

Summarit の薄めの色合いに比べ、Summicron がグリーンが濃く出ているのは時代の違いでしょうか?口で言うだけでなかなかモノクロ比較をやりそうに無い私めです。(^0^;)

これらをどう使いこなすのか難しいですね。と悩むのが玄人と素人の違いでしょう。絵心の乏しいものには近づきがたい世界に思えてなりません。

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クラカメを始めた頃の古い写真です。フィルムからスキャンしたSummicron 5cm/f2 の開放写真です。そう言えばこんなところへも足を延ばしていたのでした。(^0^;)


ニッコール8.5cm/f2試し撮り(^0^;)

2012年09月01日 10時23分23秒 | からくり情報

 レンズを抱えて列車旅のつもりが単に乗ってブラブラするだけの気合いの抜けた18切符。またもや両毛線界隈をうろついたのですが、この地域は日本で一番暑い地域でした。館林や熊谷もすぐ近くでした。 おかげで外に出るとボーッとしてしまい結局列車に逃げ込んだ一日になりました。 赤羽で下車し、まるます家で初土瓶蒸しと実は初鰻でリセットして帰宅しました。このご馳走が今日一番と思うくらいなので写真の成果なし。

ニッコールのSマウントシリーズの続きの中望遠です。今朝慌ただしく撮ってレンズチェック。RICOH GXR+MOUNT A12 そしてSマウント Nikkor-PC 8.5cm/f2 です。Aモード、露出補正無しで未加工のままアップしています。このレンズも新宿の山崎光学さんで傷を治して再コーティングしてもらっています。クリックすると拡大出来ます。

R0010989植木鉢の檸檬が大きくなってきました。

最初は開放です。カメラお任せにしているのですが、露出オーバー気味です。開放の影響でしょうか?ピーカンでの撮影は難しい。(^0^;)

R0010990 次は二段絞ってf4です。こちらはオーバー気味ではありません。

R0010991  更に絞って f5.6 後方のボケが微妙に変化しています。

やっぱり f4程度が安定して使い易いかなぁー。ちょっと堅めな印象ですが、真面目に撮ればいい結果を返してくれそうです。

遠目に見えた百日紅をパチリ。

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  開放のショットをアップしています。ピントは木の下方真ん中の花に合わせたつもりです。

そしていつもの兎くんの後ろ姿をパチリ。 開放です。 しばらく雨が降らないので畑はカラカラ、こちらも暑いので手を付けないままで草も伸び放題です。秋口が思いやられます。

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今朝は次第に雲が広がり薄暗くなってきました。ここいらで一雨欲しいところです。

今日は留守居役のため外出は控えています。何だか色々あるようなないような最近です。