ニアミス

農作業中は色々な生物との「ふれあい」がある。
美しい黄色の花を咲かせている菜の花畑にはミツバチが飛び交っていて、近づいても特段逃げる
こともなく花の蜜を吸っている。

先日はもっと沢山のミツバチが畑全体に独特の重低音の羽音を響かせていたが今日は飛んでいる
数も少ないようだ。
花の最盛期を過ぎたためか若しくは時間帯の関係があるのかもしれない。



自然の中とはいえ「ふれあいたくない動物」も少なくない。
熊やスズメバチがその筆頭格だが、毎日のように頻繁に遭遇する蛇もそのひとつ。

子供の頃から突然蛇に遭遇すると悲鳴を上げる習癖があったが、さすがに就農して九年目ともなると
少し慣れて来て極端な驚きは無くなりつつある。

それでも今日のニアミスには驚いた。
下の田んぼに落としていた水を止めるため塩ビパイプを拾おうとしたらあわやヘビに触れるところ
だった。
突然動き出したシマヘビに驚いて大きな悲鳴をあげ、続いて全く無警戒だった自分のお粗末さへの
怒りと「もし、毒を持つマムシやヤマカカシだったら」という恐怖感で更に大きな悲鳴を上げた。