霜後桃源記  

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小林先生

2015-10-07 18:53:35 | 仲間
高校時代に他校の監督だった小林先生が奥様を連れだって枝豆の秘伝を買いに訪れた。

岩手のバレーボール界で小林先生を知らない人は居ない。
オリンピック候補選手として猫田とセッターポジションを争ったことはつとに有名で、修紅高校の監督に就任し
た三年目には県大会を制覇し東北大会でもベスト4入りを果たし、その後もインターハイや国体出場の常連校に
導いている。
先生は既に引退して久しいが、今は教職に就いた二人の息子さんが県高校バレー界の牽引役となって活躍している。



私が高校三年の時、インターハイの市の予選は先生が就任して二年目を迎え強くなりつつある修紅との闘いだった。
会場となった修紅の体育館のギャラリーは母校のチームを応援する生徒達で一杯だった。
その時既に技術も体力も相手の方が数段上回っていたので、我がチームは曖昧模糊とした「精神力」だけが頼みの
綱だった。
案の定、試合は必敗の流れとなったが土俵際に追い込まれてから驚異的な粘りを発揮し奇跡的に「逆転勝ち」を
おさめた。
相手方のマッチポイントを六回も凌いだが、その内の三回は私のブロックだった。
高校を卒業し数年経過してもあの劇的な試合を思い出すたびにブロックの感触が残る手の平に汗が滲んで来たもの
だった。

小林先生とはそんな出会いが初めてだった。
その時の修紅の主将だった三塚さんと20年後に仙台の金剛沢小学校のPTAチームで夫婦共々一緒にプレーすること
になったが、あの試合はそんな運命的な出逢いも演出してくれた。

コメント (4)
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