獅子王

「秘伝」が終わるとその年の枝豆ビジネスは終了する。
それが一昨年までの通例だった。
しかし、行楽シーズン真っ只中に指をくわえてビジネスチャンスを逸するのは「勿体ない」ので
昨年から最晩生品種の「獅子王」を追加し作付している。

結果的に「真打ち」の次に「二つ目」が登場する形となり、秘伝の味と比較すると見劣りする面は
否めなかった。
そんな訳で生産者としてはあまり自信の無い商品を最後に販売してシーズンを終えていた。

ところが、後日枝豆のお得意様のＫさんから「獅子王も美味しかったよ」とお褒めの言葉を頂戴して
初めて獅子王を過小評価していたことに気が付いた。



今年の獅子王の収穫は家の前の小さな畑からスタートした。
転作田の畑と異なり地力があるためか1本の幹から１Ｐ以上の収量があり嬉しい悲鳴をあげている。