二年前まで杉山だった場所が、広大な麦畑に変身した。
昨秋の播種前に堆肥を厚めに撒いたのと、春になって適度な間隔で雨が降ったことが幸いしたようだ。
二年目にして、この作柄になるとは想定していなかった。

先日の同期会で皇居を見学していた際、東京在住の砂岡さんが「麦の秋っていつだっけ?」と問いかけて
来たので「夏の季語になっているので6~7月です」と得意満面に答えたら、すぐ後ろに俳句の大先生
(山口在住の久光さん。三冊目の句集も評判で、表彰されるとのこと)が立っていたのに気付き、冷や汗
をかいた。
とんだ「釈迦の目の前での説法」になってしまった。
(追記)
翌日、砂岡さんから「当日、俳句の大御所は、皇居東御苑には参加していません。誰だったのでしょうか。」
とメールが届いて驚いた。
誰かと勘違いしたか、或いは、帰りの新幹線でグッスリと眠り続けていたので、その時の「夢」だったのかも
しれない。
ボケ老人の記憶は、とうとう「夢とうつつ」の判別も出来なくなったようだ。