基礎的な練習の毎日だけでは子供達に「飽き」が来るので、実力の同程度或いは
少し上のチームとの練習試合も多く設定した。
練習試合は勝敗よりも、経験を積むことと自チームの弱点を把握することが「主な
狙い」だった。
それでも、力が拮抗しているチームとの練習試合では、たとえ連続10セットを
落とし続けたとしても、最終セットだけは「勝ち」に行った。
(一面の麦畑。遠くに栗駒山が聳える。真ん中に見える黒いモノは、熊ではなく
通りかかった乗用車)
子供達は日々上達するので、最終セットが「最新の実力」を示しており、また、
双方の子供達の記憶に残るのは「最終セット」なので、「本番」で戦うことに
なった場合に、その記憶が「勝敗に少なからず影響する」と考えた。