霜後桃源記  

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人生の価値はその長短ではない。

2025-02-06 06:29:33 | 人生
 先日の毎日新聞の記事に感銘を受けたので、そのまま全文を紹介したい。

毎日新聞「余禄」(2025.2.3)

 人生の価値はその長短ではない。とはいえ若い家族を亡くすと強い喪失感に
襲われる。生きた証しを残してやりたいと願うケースも少なくない▲京都市北区
の印刷業、吉村伸(よしむら・しん)さん、由理(ゆり)さん夫妻は昨年1月、
長男和馬(かずま)さんを失った。筋力が徐々に衰える筋ジストロフィーで、
29年の生涯だった▲病気に気付いたのは5歳の時である。周りに比べ脚の重そう
な様子を見た幼稚園の先生から、検査を勧められた。根本的な治療法のない難病
だ。本人が寝入ると毎夜、夫妻で泣いた。由理さんは思った。「うちはもう、一生
笑えないんやろな」▲せめて動ける間、外に出よう。家族は幼い妹真綾(まあや)
さんと一緒に、4人でウオーキングを始めた。和馬さんはボーイスカウトに参加し、
電動車椅子サッカーで活躍する。学校や病院の関係者、ボランティアの人たちの
励ましを受け、家族に笑顔が戻った▲和馬さんは高校時代に歌を作詞作曲してい
る。タイトルは「TAKARAMONO」。<病気と知ってショックだったよ。でも今で
は僕の大切な宝物。病気は早く治ってほしいけど筋ジスは僕のトロフィーなんだ。
難病になったからこそ知った愛や良心がある。歌の最後は、周りへの「ありがとう」
のリフレインだ▲両親が仲間たちと作るバンドがCD「たからもの」(非売品)を
制作中で、近く完成する。うち1曲は「TAKARAMONO」だ。「不自由でも、周りに
感謝しながら生き抜いた和馬を忘れないでほしい」。家族の願いが込められている。


    PCの資料を探していたら偶然2018年6月10日撮影の写真が出て来た。
 三年前に逝去した多賀城の叔父が手入れをしてくれていた庭木だが、白と
だけ世界となっている今の季節に見ると凄くカラフルで新鮮だったので掲載す
ることにした。
 心身共に頑健で100歳までは「余裕で生き続ける」と自他共に認めてい
叔父だったがコロナ渦中に突然旅立ち、葬儀への参列も叶わなかった。
コメント
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