安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
今月中に終わらせる予定で田んぼ周辺の草刈りを順次進めていて今日は「高森」を攻めた。
早朝、午前、午後三時過ぎと都合三回各二時間かけて二人掛かりだったが、草刈機で刈る分を一割ほど
残してしまった。
高森は長く高い土手が多いので草刈りの主役は法面草刈機となる。
天板は朝の内に畦刈機で済ませ、あとは法面草刈機がフル稼働となった。
法面草刈機で刈り取れない分を草刈機で補ったが全部はカバー仕切れなかった。
それでも、法面草刈機の登場で作業工程が大幅に短縮されていることは間違いない。
昨日の雨は断続的にかなりの量が降ったように感じられたし、田んぼには十分と思われる量の
水が蓄えられた。
当然如く堤の水嵩も増えたものと期待して見に行ったら「水位が殆ど変わりが無い」のにガッカリして
しまった。
「ヒデリノ夏」の不安は未だ解消されていなかった。
我が家で最大規模の堤の土手の草刈りを行った。
背丈程に繁茂した天板は数日前に畔刈機で終えていたが、高い土手の左斜面は法面草刈機と普通の草刈機の
併用となる。
しかし、雑草が厚くなり過ぎた土手は法面草刈機には負荷が大き過ぎたので、下半分は草刈機で刈り取った。
斜面の草刈りは下側のフラットな面に立って作業をすると楽で効率的だった。
日本各地で豪雨の被害が報じられる日が多いが、当地は6月26日に降った「まともな雨」以降は
お湿り程度の雨がたまにある程度で雨不足状態が続いていた。
一月前の雨で満水になったのは五カ所の堤の内で二カ所だけだったが、その内の一つは再び干し
上がっている。
「梅雨入り」宣言で愚図ついた天気は続いてはいるもののシトシト雨で降雨量は少なく、一旦は解消したと
思った「田んぼの水不足」は残念ながら再発してしまった。
世間ではあまり騒がれていないが、個人的には心密かに「ヒデリノ夏」を覚悟しつつあった。
(満水状態よりも1m近く水位が下がっている堤)
しかし、裏切り続きとなっていた天気予報の傘マークが今日になってようやく的中し、午後四時過ぎから
一月振りに雨音のする「まともな雨」が降り出した。
願わくはバケツをひっくり返したような「土砂降り」を期待したいところだが、何故か今年は「夕立もな
ければ雷雨も無い」不思議な年。
豪雨にでもならない限り水不足を一気に解消することは出来ないと思われるが、久し振りの「まともな雨」
が少しでも長い時間降り続けることを願っている。
同じ「草刈り」でも畑の畝間や株間の「草刈り」は神経を使う。
作物の根元に密着している草まで刈り取ろうとするとミリ単位の正確な草刈機の操作が
要求されるが、ホンの少し手元が狂っただけで折角育った作物まで切り倒してしまう。
正確な操作するためには刃先が無用な動きをしないよう草刈機の軸を持つ手にかなりの
力が入る。
そんな作業を続けていると肩や腕、それに首までもがパンパンに凝ってしまう。
(高い斜面の土手は法面草刈機が届かなかった分を草刈機で刈り取っている)
猛暑の中でそんな作業を何回か繰り返すとヘトヘトとなりバドミントンの練習に参加する
体力は既に残っていなかった。
しかし、それでも凝った身体をほぐすことを唯一の目的として練習に参加した。
大汗をかいた練習の合間にストレッチを入念に行ったら身体の凝りは8割方解消できた。
目的を達成できたのを幸いに早々に帰路についた。
トタン屋根のペンキの塗り直し時期を迎えている。
ペンキ屋さんが来て準備を始めた途端にバアチャンの急逝があったため一時中断していた。
再開して一週間以上経過するが未だ屋根の清掃段階でペンキを塗るのは最後の二日間程度で
済むのだという。
ペンキ屋さんは小学校時代の同級生の弟さんで、10年前にも塗り直しをお願いしていた。
猛暑の中、熱いトタンの上で作業する過酷さは百姓の比ではない。
10年前は安全装置をかなり簡略化していたが今回は安全作業のために十分な準備体制を整えて
スタートしている。
それが「年齢的な体力の衰えと無関係ではない」ことは容易に想像できた。