結婚前から通い続けている床屋のオヤジは赤荻小学校野球部の五つ先輩だが
今もバリバリの現役で、正月明けに胆石の摘出手術をしたが翌々日には店に
復帰した猛者でもある。
散髪をしながら「貧しいながらも懐かしい子供時代」の思い出話しで盛り上がる
のが常となっている。
当時、高校や専門学校に払う授業料は「月謝」と表示された封筒に入れて納付す
るが、親から数百円の月謝が入った封筒を受け取る際、両膝を着いて「ありがとう
ございます」と言って受け取り、それが「親の有り難味を感じる瞬間でもあった」
と今日は述懐していた。
「親が学費を出すのは当たり前」とばかりに感謝の気持ちなど微塵も感じられ
ない子を持つ親としては、羨ましい限りの「思い出話し」だった。
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