簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

都心の電車 (JR乗り潰しの旅)

2012-01-04 | Weblog
 大型時刻表の鉄道路線図で東京付近の拡大図を見ると、大小幾つもの円で、首都をぐるりと取り
囲むように線路が敷設されているのが解る。
 そしてその中心からは、それらの円周上に位置する主要駅に向けて、放射状に幹線が延びている。
言わば蜘蛛の巣のように張り巡らされた首都圏近郊の路線で有るが、これらを乗り潰すと成ると、
土地勘の無い者にとってはなかなか手強いものだ。



 一番内側の路線は言うまでも無く、都心を巡る山手線だ。
以前仕事で横浜に住んでいた折、休日の一日を、“お上りさん”宜しく、この線に乗って、世に
知れた有名な駅々を訪ね歩いたことがある。



 都心を走るので、車窓から見えるのは大小入り混じったビルばかり。
整然と区画された近代的な高層ビル群も有れば、原色のネオンや看板でどぎつく飾り立てたビルや、
雑然とした町中の小さなビル、そんな建物群に埋もれるように、沢山の民家が建て込んでいる。
こんな建物群ばかりを見ているので、神宮の森や上野の森の大きな緑の塊に出くわすと、なぜか
ホッとする。



 何よりも驚いたのは、途中駅から電車に乗る場合、殆ど“次の電車を待つ”と言う感覚が無いこと。
加えて昼間なのに、来る電車、来る電車に多くの人々が乗っていること。
なんて便利が良いのだろう、なんて人の多いところだろうと本当に驚いたものだ。
それに外国の人が多いのにはさすが日本の首都と関心をしたものだ。(続)



(この旅行記は、「東日本大震災」発生直前に巡ったものです。)


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コメント
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