簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

67番札所・大興寺(四国遍路の旅)

2014-06-09 | Weblog
 車道を歩き始めるとすぐに民宿・青空屋が見えて来る。
ここも歩き遍路の間では中々食事が良いと評判の宿である。



 以前63番近くのビジネス旅館・小松で同宿した宝塚のFさんは、その後番外を含
め108ケ寺を通しで歩き、その時の手記を冊子にした「お遍路日誌・ふたたび」を送
ってくれてていた。
その中で「夕食の猪のハンバーグは美味しかった」と書いておられたし、46番浄瑠
璃寺門前の長珍屋で同宿した逆打ちの姉妹遍路も食事は一押しと言っていた。



 岩鍋池の袂の休憩所で休んでいると、後から同年輩の男性遍路が来て、休みが
てら「68番まで間に合いますかね」と聞いてきた。
 今時刻は2時前。ここから67番までは残り2キロほど、そこから68・69番までは9キ
ロ弱だから、普通に歩ければ3時間はかからない。何とかギリギリと言ったところか。



 休憩を終え、町中をのんびりと歩き、最後の切り通し道の坂を登り、下った先に
駐車場が広がっていた。ここから少し回り込んで正面に向かい石橋を渡り、”運慶
作”の仁王像が立つ仁王門を潜る。



 右手に天然記念物のカヤの古木が聳え、その先に緩く伸びる階段が有り、登りき
ると正面に本堂が建っている。別名小松尾寺、本堂前にお大師お手植えと伝わる大
きな松が有るからだ。



 境内に先ほどの三人連れの女性が既に先着し、休んでいた。
「アレッ」と言うと、「ドラえもんの道具を借りたのよ」と無邪気に笑って答えてきた。
そういえば岩鍋池の手前で、タクシーが山に登って行ったのを目撃している。
どうやらそこら辺りにからくりが有りそうで、足の具合は相当良くないらしい。(続)





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