簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

五重塔が聳える本山寺(四国遍路の旅)

2014-06-18 | Weblog
 ようやくJR予讃線のガードを潜り、旧道に出たところで、財田川に架かる橋を渡
ると目にも鮮やかなブルーに塗り込められ、白い線を引いた築地塀が見えてきた。



 和洋折衷(?)、何ともモダンな感じのする山門である。何か謂れが有るのか・・・
と思い境内で説明板を探してみたが見付らず良く解らなかった。 



 中々に風格のある佇まいである。
広々とした境内にはシンボルとも言える五重塔が聳え、平安末期と言われる国宝の
本堂が控えている。札所の中でも五重塔が建っているのは極めて珍しい。

 樹木や植栽も良く手入れされている。
そんな中に二頭の馬の像が有るのは、ご本尊が馬頭観音だからか。



 ここには住職の身代わりになった「たち受けの仏」が残されているという。
その昔長宗我部元親が寺へ進駐、それを拒んだ住職が兵に切り殺されてしまった。
その傷を本尊の阿弥陀如来が身代った・・と言うもので、そのため奇禍に驚いた兵が
退却し、寺は兵火を逃れたと伝えられているそうだ。



 山門を出て進路を左にとり旧道を暫く歩くと、国道11号線に合流する。
本山寺から次の札所までは12キロあまり、最後に山登りが待っている。



 ガイドブックは時折並行する旧道を歩かせたいらしく、遍路シールもそちらを指し
ているが、曲りや上り下りの多い旧道よりも、国道の歩道の方が平坦で歩きやすく
はある。歩きの情緒を求めないのなら、国道を歩く方が断然楽である。(続)






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