簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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甲山寺から善通寺へ(四国遍路の旅)

2014-06-27 | Weblog
 74番札所・甲山寺までは凡そ2.2キロ、30分ほどである。
畑の麦は黄金色に輝き、風を受けさらさらと揺れている。
こんな田畑を貫く農道のような道は、車の往来もなく、歩きには快適である。



 やがて前方に山と言うより、小さな丘のような緑の塊が見えて来る。
標高87mの甲山だ。
その麓、向こう側に回り込んだところに74番札所・甲山寺が建っている。



 山門を入ると正面に本堂、左に大師堂、右に本坊が有り、取り立てた特徴も無さ
そうな、ごくありふれた境内の雰囲気である。
ただ、この付近は大師が幼いころ愛犬を連れて遊びまわられたところだとか。



 ここでも件の女性三人連れと遭遇した。
メンバーの一人が足を痛めて、所々乗り物を利用しているとは言っていたが、73番
からは我々の前を頑張って歩いていた。聞けば今日の泊まりは善通寺だという。
甲山寺から次の札所までは凡そ1.5キロ、善通寺の町中に向かうことに成る。



 養護学校や看護学校、医療センターなど立派な建物が建ち並ぶ一帯を通り過ぎ、
門前らしい風情のある狭い通りに入って来た。
どうやら旧金毘羅街道の一部らしい。



 そんな通りで何やら昭和の懐かしい香りのするお店に、子供たちが群がっている。
「本家 かたパン」の看板を掲げていたので、店を覗いてみる。
昔ながらのガラスが嵌った木製のケースがあり、そこにはかたぱん、石ぱん、角ぱん
と書かれているが、どのケースも中はから。
店番の女性に聞くと「売り切れてしまって・・・」と申し訳なさそうに言う。(続)



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