簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

名物 やきもち(四国遍路の旅)

2014-06-11 | Weblog


 門前を出て左折、道なりに進み国道377号に出て暫く歩き、その先で右折する。
長閑な町中の道を歩きながら左手を望むと、雲辺寺山が遥か奥に遠ざかっている。



 途中、大通寺門前の小学校では、下校時と重なり、子供たちと、賑やかに挨拶を
交わしながらともに歩き、しばし疲れを癒してもらう。



 民宿岡田の“名物おやじ”が、間違えやすいので気を付けるようにと言われた変則
的な交差点を左折すると、ここからは県道6号線のほぼ一本道で、観音寺の市街地
を目指すことに成る。

 松山自動車道の高架を潜った先で、一軒のお菓子屋さんを見つけ、「名物 やき
もち」と書かれた赤い看板に引かれ立ち寄って見る。



 一つ求め、お金を出そうとすると、「歩きのお遍路さんには接待だからお金はいら
ない」と言う。「もともと昔は店先で接待をしていたが、出来なくなって・・。
だから立ち寄ってくれたお遍路さんには接待している」と店番の女性が話してくれた。



 「名物 やきもち」は、ここらあたりでは名の知れた名物らしい。
石手寺の「やきもち」と比べると、ここのものはかなり厚みが有る。



 もち米を使って突き上げた餅生地に漉し餡を包み、両側を焦げ目がつく程度に焼
き上げている。一口かじってみると、弾力のある餅の食感に香ばしい焼き味と胡麻
の風味が絡んでくる。たっぷり入った甘すぎない上品な餡も美味しい。
冷めても行ける「やきもち」は、アツアツの、出来立ての美味しさが偲ばれた。(続)



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