簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

江差の町歩き(JR乗り潰しの旅)

2014-08-08 | Weblog
 八方睨みの竜で知られる法華寺や、モダンな緑の建物の旧郡役所などを見て、
「いにしえ街道」に下りてきた。
ここはニシン漁で隆盛を極めた商家や問屋蔵、町屋などが数多く残る通りだ。





 「旧中村家住宅」はその代表格、切妻総ヒバ造りの大きな二階建て建築で、国の
重要文化財に指定されている。



 そこを国道に向け下りて行くと、町役場と共に「江差山車会館」「江差追分会館」が
有る。
毎年8月の9~11日に行われる姥神大神宮渡御祭で引回される山車を展示している。
 370年の歴史を持つこの祭りは、北海道最古の夏祭りで、ニシンで隆盛を極めた
栄華を偲ばせる祭りと言われている。
館内の「伝習演示室」では、江差追分の実演も行われている。



 館の裏にはすぐ海が広がり、その脇にひっそりと「開陽丸終焉之地」の石碑が建
っている。戊辰戦争中この江差の沖合で暴風雨の為座礁・沈没、榎本武揚をして
「闇夜に灯を失う如し」と嘆かせた、旧江戸幕府の海軍旗艦船終焉の地である。
 今その開陽丸は復元され、かもめ島近くに係留されている。



 160年ほど前に建てられた鰊御殿と言われる横山家や、姥神大神宮を見て、1.5
キロほどの上り坂を歩き駅に戻る。





 坂の町を歩き回るのは結構きついので、日程さえ合えば、運行している町の無料
巡回シャトルバスを使うと良いだろう。

 帰りの江差線は行き以上に込み合っていた。観光バスツアーの体験乗車らしい。
ボックス席を陣取った人々は終着駅に着くまで話に夢中で、沿線の魅力をどこまで
感じ取ったことやら・・・。(続)




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