列車が京都に近づき、乗換案内などの車内放送が始まると、東海道本線や東海
道新幹線の車窓左右には、駅前のビル群に聳えたつロウソクのような近代的な塔
と、黒い家並みの中に重厚な歴史を感じる五重の塔が見えて来る。
駅の北側に見える塔は、ロウソクでは無く、京の町を明るく燈す灯台をイメージし
たものらしく、土台となっているビルの高さを含めると131m有り、京都市内では最
も高い建物の「京都タワー」である。
一方、反対の南側に見えるのはその高さが約55mで、木造の建築物としては日
本一の高さを誇っている五重塔で、「東寺(教王護国寺)」のものだ。
これが確認できると、いつものことながら京都に着いたことを実感する。
これらは何れも京都のランドマーク的な存在になっていて、新旧二つの高層建築が、
何時も旅人を迎えていると言う風景が如何にも京都らしい。
旅人と言えば、昔の人々も平安京に向け、ランドマークを目指しながら歩いていた
のであろうか。当時の塔と言えば、都の正面に建つ羅城門と、その向こうに聳え立っ
ていたであろう東寺と西寺の塔だ。
現在、西寺の塔跡を位置づける礎石などは確認されてはいないらしいが、おそら
く同じような塔が聳えていたのであろう。
一方、東寺の五重塔は9世紀末が創建と言われ、その後何度も戦火などで焼失し
たらしいが、その都度再建されてきた。
爾来、この塔は道行く旅人のランドマークとなり、昔の旅人も長い歩き旅の先に、
これらの塔を見つけ、都に着いたことを実感したに違いない。(続)
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と、黒い家並みの中に重厚な歴史を感じる五重の塔が見えて来る。
駅の北側に見える塔は、ロウソクでは無く、京の町を明るく燈す灯台をイメージし
たものらしく、土台となっているビルの高さを含めると131m有り、京都市内では最
も高い建物の「京都タワー」である。
一方、反対の南側に見えるのはその高さが約55mで、木造の建築物としては日
本一の高さを誇っている五重塔で、「東寺(教王護国寺)」のものだ。
これが確認できると、いつものことながら京都に着いたことを実感する。
これらは何れも京都のランドマーク的な存在になっていて、新旧二つの高層建築が、
何時も旅人を迎えていると言う風景が如何にも京都らしい。
旅人と言えば、昔の人々も平安京に向け、ランドマークを目指しながら歩いていた
のであろうか。当時の塔と言えば、都の正面に建つ羅城門と、その向こうに聳え立っ
ていたであろう東寺と西寺の塔だ。
現在、西寺の塔跡を位置づける礎石などは確認されてはいないらしいが、おそら
く同じような塔が聳えていたのであろう。
一方、東寺の五重塔は9世紀末が創建と言われ、その後何度も戦火などで焼失し
たらしいが、その都度再建されてきた。
爾来、この塔は道行く旅人のランドマークとなり、昔の旅人も長い歩き旅の先に、
これらの塔を見つけ、都に着いたことを実感したに違いない。(続)
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