東海道は名神高速道路の高架を潜ると、甲賀市から栗東市に入る。
最初の集落を「伊勢落」と書いて読みもそのものズバリ、「いせおち」
と読み、「生涯学習都市」を宣言したまちだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e0/9cc31438071aad218482791ff8fade90.jpg)
古代当地には、東海道を下り伊勢へと向かう斎宮の禊場があったとの
伝承があるが、これが地名の謂れでもないらし。
何だか曰くありげな地名だが、その謂れは良く分からないらしく、混沌
としている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/6a/03c6eb1e0d2472a38d644fb8b9001a4f.jpg)
集落の中程に「栗太八景 伊勢落晴嵐」と書かれた石碑が建っていた。
「梅痩せ柳疎にて柴扉鎖す 簷外は半ば晴れ野草肥ゆ 山色の末分の雲
気は晴れ 一声鳥啼き霧破りて飛ぶ 寛延三年十二月 素月作」と彫ら
れている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/22/5f771ea5b8f5354c3df90198b7608613.jpg)
これは、栗太八景詩碑の内の一つで、他にも
松島秋月(大橋の慶崇寺)、
金山暮雪(大橋の三輪神社境内)、
上野夜雨(旧東海道筋林)、
砥山夕照(北山の上池)、
赤坂帰樵(小野の赤坂公園)、
手原行人(手原の稲荷神社)、
蓮台寺晩鐘(下鈎蓮台寺跡)がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/d9/353a6bab5c122dbc7ce72cc9b635f53d.jpg)
江戸の中期(1750年頃)、大橋にある慶崇寺の致遠(雅号素月)が、
中国宋代の「瀟湘八景」にならい、七言絶句の漢詩を作り選定した。
水墨山水画で著される自然界の気象や光の変化と、地名とを合体して地
域の光ものの景観を現わすらしいが、残念ながら知識はまるで無い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/9b/b898183cf318f7f501d760016a45e783.jpg)
因みに栗東市には、観光スポット「栗東八景」が有る。
青麦の薫風(初夏の大宝神社)、
彼岸の繁華(木洩れ日の新善光寺)、
積日の海道と城跡(日向山と和中散)、
泉面の雪花(東方山安養寺)、
飛翔の羽音(自然観察の森)、
払暁の駒音(栗東トレーニングセンター)、
陽春の風光(県民の森)、
夏清の幽玄(金勝寺と森林浴の森)
で、平成元年に公募で選定した。(続)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/83/16c27b7d962316f91c552a692e76c8c9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c5/608a98fcd1340cbecac4921275227ec4.jpg)
にほんブログ村
最初の集落を「伊勢落」と書いて読みもそのものズバリ、「いせおち」
と読み、「生涯学習都市」を宣言したまちだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e0/9cc31438071aad218482791ff8fade90.jpg)
古代当地には、東海道を下り伊勢へと向かう斎宮の禊場があったとの
伝承があるが、これが地名の謂れでもないらし。
何だか曰くありげな地名だが、その謂れは良く分からないらしく、混沌
としている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/6a/03c6eb1e0d2472a38d644fb8b9001a4f.jpg)
集落の中程に「栗太八景 伊勢落晴嵐」と書かれた石碑が建っていた。
「梅痩せ柳疎にて柴扉鎖す 簷外は半ば晴れ野草肥ゆ 山色の末分の雲
気は晴れ 一声鳥啼き霧破りて飛ぶ 寛延三年十二月 素月作」と彫ら
れている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/22/5f771ea5b8f5354c3df90198b7608613.jpg)
これは、栗太八景詩碑の内の一つで、他にも
松島秋月(大橋の慶崇寺)、
金山暮雪(大橋の三輪神社境内)、
上野夜雨(旧東海道筋林)、
砥山夕照(北山の上池)、
赤坂帰樵(小野の赤坂公園)、
手原行人(手原の稲荷神社)、
蓮台寺晩鐘(下鈎蓮台寺跡)がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/d9/353a6bab5c122dbc7ce72cc9b635f53d.jpg)
江戸の中期(1750年頃)、大橋にある慶崇寺の致遠(雅号素月)が、
中国宋代の「瀟湘八景」にならい、七言絶句の漢詩を作り選定した。
水墨山水画で著される自然界の気象や光の変化と、地名とを合体して地
域の光ものの景観を現わすらしいが、残念ながら知識はまるで無い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/9b/b898183cf318f7f501d760016a45e783.jpg)
因みに栗東市には、観光スポット「栗東八景」が有る。
青麦の薫風(初夏の大宝神社)、
彼岸の繁華(木洩れ日の新善光寺)、
積日の海道と城跡(日向山と和中散)、
泉面の雪花(東方山安養寺)、
飛翔の羽音(自然観察の森)、
払暁の駒音(栗東トレーニングセンター)、
陽春の風光(県民の森)、
夏清の幽玄(金勝寺と森林浴の森)
で、平成元年に公募で選定した。(続)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/83/16c27b7d962316f91c552a692e76c8c9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c5/608a98fcd1340cbecac4921275227ec4.jpg)
![にほんブログ村 旅行ブログへ](http://travel.blogmura.com/img/travel88_31.gif)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます