山陽本線沿線の瀬戸から上道、東岡山、高島、西河原にかけては、70万政令指
定都市岡山の、東のベッドタウンとして発展の著しい地域である。
車窓からも古い家屋に交じって建つ真新しい住宅やコーポ、マンションや山の傾斜
地に切り開かれた大規模な住宅団地の姿をまだ残る田畑や山林の中に見ることが
出来る。
ここら辺りは昔から米造りや、桃・ぶどうなどの果物栽培も盛んな地域で、開発が
進むとは言え、まだまだそんな畑も沢山に残されている。
沿線では、豊かに実る田圃が目を楽しませてくれる。そんな中でも特に桃の花の咲
く春先の美しさは一見の価値が有り、鮮やかなピンクの染まった畑を、車窓からも目
にすることが出来る。
高島を出て百間川渡る頃、車窓左遥か前方に金烏城とも呼ばれる端正な姿の
れば、岡山駅はすぐそこである。
山陽本線は500Km以上も有る長大な路線であるから、当然全線を通して運行さ
れる列車は無い。
関西圏からだと姫路が一つの区切り駅ならここ岡山は次の区切り駅と言え、先に
進む場合、多くはここで乗り換えることに成る。
ここから西へは三原あたりへの区間運転が多くなり、その先は広島を経て岩国辺
りまでが多くなる。
以前は岡山からも下関に向かう長距離の普通列車も出ていたようだが、今はそんな
長距離を行く列車は無く、この間では快速列車も幾らか運行されているが、関西圏の
それと比べれば見劣り感は否めない。(続)
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