予定よりも大幅に遅れたまま、淀宿跡と思われる地区を抜け、文相寺
の前で再び旧道に出て西を目指す。
この辺り城下町時代の寺町の名残か、近くに大専寺がありこの先には、
長円寺、東雲寺、心鏡寺、西岸寺などが甍を連ねていてそんな町中を抜
けていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/0f/9bf43994a7b9a5d34ac5462a1002970a.jpg)
やがて街道の右側には、京阪電鉄の淀車両基地が見えてくる。
敷地面積94,800㎡、車両収容能力は320両といい、同社の中では寝屋川
車庫に次ぐ規模の車両基地らしい。
旧街道沿いに展開する「京阪淀ロジスティクスヤード(物流倉庫?)」
の敷地も、元々は基地拡張用地らしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/c5/54dced29b0fb18746d0e5ce6d4f254a1.jpg)
道筋から人家は乏しくなり、左に田畑を見て、右の金網フェンス越
しには車輌基地を見ながら進む。
松ヶ崎記念病院の辺りでは、田圃越しの左手向こう側に宇治川の堤
防も見えている。
その更に向こう側には木津川も近づいている筈だ。
線路の北側はここからは見えないが、桂川も寄り添って来て、いよいよ
三川の合流地点が近づいている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/50/41011b9601e449db622f8350a79d9e2f.jpg)
旧道は京阪本線の高架を少し下りながら潜り、車両基地の終端に沿う
ように右にカーブする。その先でファッションホテルに突き当ると左折
して、府道13号線の歩道に出る。
この道は高野山を目指した折に歩いた、懐かしい高野街道である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/88/99c5ab0fb2b12d02684160060d35265b.jpg)
道なりに緩く坂を上ると、京都市伏見区から八幡市に入る。
京滋バイパスの高架を潜り、道なりに左にカーブすると、広々とした府
道の正面に緑濃い山並みが見えてきる。一般に男山と呼ばれる山だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/7d/ae4384ffea0186348b87527cdae36033.jpg)
男山は正式には鳩ケ峰と言い、標高は143m程の山である。
ケーブルが通じていて、山上で降りれば石清水八幡宮が鎮座している。
嘗てこの神社は「男山八幡宮」とも呼ばれていた。(続)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/dd/1a70f90c6fd9edd2e28d236c5f74d09c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c5/608a98fcd1340cbecac4921275227ec4.jpg)
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