簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

青函トンネル記念館 (JR乗り潰しの旅)

2013-11-27 | Weblog
 昭和63年に開通した青函トンネルの完成を記念してオープンした記念館
では、その構想から着工、完成に至る道程を、立体モデルや説明パネル、
更に音と映像を使って詳しく説明している。



 この記念館の売りは、何と言ってもケーブルカーに乗って行く体験坑道の
ツアーである。日本一短い私鉄と言われる「青函トンネル竜飛斜坑線」は、
その距離が778m、最大勾配25‰を僅か8分で海面下140mまで運んでくれ
ると言うが、残念ながらナイトツアーではやっていない。

 JRが行っている海底駅ツアーは残念ながら今月を持って終了となった。
幸い記念館のツアーは存続されるようだから、機会を待つことにする。



 館内には食事処やお土産屋さんも併設されているが、一通り館内を見て、
映画を見ても40分ほど見ておけば大丈夫とのことであった。



 二階のシアターで、トンネル工事の歴史を紹介するビデオを見て、一階に
降りると、次の便の団体さんがどうやら到着したらしく、一人だけで寂しか
った館内が一変し、賑やかな話声が溢れていた。どうやら混雑する前に見
学を終えられてやれやれだ。



 見学を終え、外に出ると辺りはすっかり夜の帳に包まれていた。
それにしても不思議な感覚である。



 黒い塊にしか見えないこの大地の下には、長大なトンネルがくり抜かれ、
そこを特急列車が轟音を立てて走り抜けている。
 そしてその先には不気味なほどに漆黒に静まり返った海峡が横たわって
いて、トンネルはそこをも貫いている。



 相変わらず風は強くますます冷たくなっていた。
浴衣の身には寒ささえ感じられる。こうして風に吹かれて大地に立つていると、
その足元からなんだか轟音が聞こえてきそうな気がする。(続)





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