まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

秘伝の術

2011-05-24 | 弓道

優秀な先生方に出会えて、すごく嬉しい。出たくない試合へ出かけ、静かに時間が過ぎるのを待って、すごすごと帰るつもりでいたのに、たまたまRYO先生が、弓を買ったというのを見せてもらって、なんと美しい弓、魚へんに票は「ひょう」と、読むのでしょうが何の意味でしょうか。とかなんとか言いながら、ついに告白。実は・・ゆうべから暴発にみまわれ・・・

暴発の悩みは、一挙に解決。単にかけの帽子の溝に弦がしっかりかかっていないという、全くもって初心者のようなわたし。悪い癖で、段がついていたのを削ってもらい、取りかけを見てもらう。おかげで、恐怖心は残るものの、とにかく自分の妻手を信じて引ききった。1本1本丁寧に取りかけて、会までくるとほっとした。もう離してもいい・・と思うと力が抜ける。

なんと・・皆中していた。拍手を聞きながら退場すると、おちの○田さんも皆中で、チームで12射10中というスタート。ありがとう先生っ・・秘伝だね。と、言うと「これは、秘伝ではないです。基本です。」そうでした。

ゆうべからの落ち込みと違う意味で落ち込んだ。長い間弓を引いていて、こんなことも知らないとは。もうひとり、身近な他人も知らない様子。

また、○田先生には、大三で決めて下筋を伸ばすということを、仲間内で話していたら、余分なことはしないことだと言われた。まさしく、何かをすると、悪い方向にいってしまう事が多い。しかし、何かしなくてはほったらかしでは、まずいと思う。

さて、1回戦で偶然の中たりを手にして、いやらしさ満載のわたしたちチームは、2回戦に総崩れだったのは言うまでもない。懲りない面々である。しかし、いつか勝利の日を。懲りないことが勝つための条件。

大変ためになる一日でした。ワンポイントアドバイスをくださった先生方、報酬も出さないで習いましてすみません。今後とも宜しく。

わたしたち夫婦が「若いときは覚えんし、年取ったら忘れるし」と、互いに嘆きあっていたのは自身のことだと気づいた。基本はどこへ。