まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

流星ワゴン

2015-01-28 | 読書

重松清の小説は、わたしの読んだ限りではハズレがない。困ったのは、病院の待合室で「その日の前に」を、読んだとき泣けてきたこと。いじめに向き合う。命に向き合う。親子の関係に向き合う。ここまで心境を表現できるのはなぜなのだろう。

さて、今回TVで放映されている「流星ワゴン」は、重松氏には珍しく現実にはありえないような設定にも関わらず、引きこまれる。本を読んだけれど、どんなふうになるのか楽しみだった。何といっても「ダブルフェイス」で、共演した西島秀俊と香川照之が、親子役をするのだ。

予想を超えた演技に驚いた。香川が唾を飛ばして叱るところ、西島が目を充血させて怒ったり泣いたり。これって演技で出来るもんなの?おまけに、子役も鼻水を垂らして泣いている迫真の演技というのが、次々に出てくる。

これは、見逃せない日曜の9時。