弦輪
2022-11-12 | 弓道
何年も弓道をしているのに、弦輪がばっちりいかないことがある。
10月の中旬に替えて月例会でも調子が悪く、弓束の高さが低くなってしまう。
細くて針金みたいに固く、ほぐし足りないせいか、引くたびに緩んでしまう。寒くなると固い気がする。
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弦輪も満足に作れないのかと、よく殿に言われていたっけ。
そのたびに、力を入れて交差させるところを作ってもらっていた。
最初のかけ合わせに力が入らないのだ。
手持ちの弦がなくなり、道場の人に「かえる」弦を分けて貰って付け替えてみた。こちらは、弦輪のところが太目で、若干柔らかい。
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いい塩梅だ。弓は道具にもよるのである。
いきなり6連中した。
こういうことがあると、勘違いして才能あるかも、と思ってしまい、また苦行の道が始まるのだ。
それは一時のまぐれだということが再び引いてみるとばれてしまうのであるが。
時間がなくて6射で終わったのも良かったのかもしれない。
落ち込んだり、勘違いしたりして今年も暮れていく。
ちなみに、カチカチの弦を、先輩がいとも簡単にぎゅっと締めてくれて、きっちり緩まないようになった。
力足らずであった・・・。
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