まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

チェリッシュは演歌?

2023-01-22 | 暮らし
人工知能研究者で「妻のトリセツ」や、「夫婦のトリセツ」の著者、黒川伊保子さんがパーソナリティをしている、NHKの「らじるラボ」が面白いというので聴いてみた。
「らじるらじる聞き逃し」で、黒川さんの金曜の「らじるラボ」を聴いた。

その中で、脳の研究者である黒川先生は、脳は飽きるので夫婦関係も飽きて、夫婦の危機は7年とか21年とかが危ないとかいう話題があった。
それを過ぎると、また落ち着いた関係になるのであるとも。

さて、先の話しとは全く関係なく、チェリッシュのリクエストがかかった。
「てんとう虫のサンバ」や、「若草の髪飾り」「白いギター」「なのにあなたは京都へ行くの」などは記憶にある。
綺麗な声の悦ちゃん。その声を邪魔しないように歌っている松崎さん。
久々にチェリッシュだ。しかし、かかった曲は聴いたことのない演歌のような曲だった。

「決心」
あなたとはじめて会ったのは 品川停まりの山手線~~♬~
(と始まる)(いきなり話は色っぽく)
(問題は2番)
ふたりが心を決めたのは お好み焼き屋の2階でした
ソースの匂いのすきまから~~略~~~~
スープを音立てて飲む癖いつか きっと直すと言いました
きっと直すと言いました
我慢できるわ 何でもないわ あなたが好きよ 大好きよ♪

さて、悦ちゃんの可愛い声で「大好きよ」と、言われれば結婚してしまうね。

しかし、私は思う。我慢から始まる恋愛は我慢できるのだろうか??
熱愛でも、あれから40年・・と、言うように変わっていくのである。
20年、30年、その癖が気にならなくなるかどうか。
我慢できるわと言っても、その後、そのスープを音立てて飲む癖が気になって、一緒にいるのが苦痛になったらどうするのか。
そもそも、「我慢できるわ」と、言うからには、我慢が必要なのだ。
いつまで我慢できるか。
結婚は、我慢しなくても一緒にいられることが前提ではないか?
いや、思いやりが大切で、お互いを我慢し合う?
もしかして、私は快適だったが、殿は我慢していて、それで早く逝ってしまったのだろうか?
今となっては分からない。
言えることは、好きで一緒になったわけではない人と、今は一番長くいる。
婆様だ。たぶんむこうも我慢しているのだろう。
しかし、別に毎日坦々と二人の関係は無事に続いている。
もしかして、長年連れ添った夫婦もこんな感じなのかな。
いや、違うね。

幸いにもと言うか不幸にもと言うか、私は夫婦の危機を経験せずに終わってしまったが、黒川伊保子先生は、その時は騒がず、そっと時期を待ちましょう・・とのことだった。

さて、話は元へ戻り、この「決心」が、やけに演歌っぽい。
2,3回聴くと歌えてしまうところが演歌のようだ。
耳についてしまう。
最近の歌のように、覚えられない長い歌詞や、
セカオワの「habit」みたいに早口だったりすると、刺激的だが口ずさむには稽古を重ねなくてはならない。

結論は、夫婦の危機を乗り越え、演歌な恋愛を乗り越え、長年連れ添うことは幸せなことであると確信する。
羨ましい限りだ。
新しい恋をするのも悪くはないが、この歳になると、それぞれの癖に我慢がならないのではないか。
それと、大切な人との別れをまた経験したくないとも思う。