すばらしい!RYOさんが、三十三間堂大的全国大会で、優勝した(称号の部)。日本一だ。前にも3位入賞している。今回は前の入賞の力をダメ押ししたような発揮だ。
朗報を聞くと嬉しくなる。弓道仲間で、みんな自分のことのように喜んで、メールが飛び交う。RYOさんは、わたしよりずっと若く、有望な人である。そして、常に研究熱心で、そういう人が将来性のない私のような者にも、惜しみなく指摘や考えを話してくれる。今回の朗報を小躍りするほど喜んだのは言うまでもない。
しかし、小躍りするほど喜んだのは、私だけではなかった。あちこちで、飛び上がって喜んだとか、よっしゃと叫んだとか聞いた。負けたような気がしたので、何か買ってあげる。車がいいか?高価な羽根の矢が欲しいか?などと冗談をいうところだった。ほんとに買ってくれと言われたら困るのでやめた。
しかし、ゴルフとかと違って、賞品とか賞金は、車という訳にはいかない。それでも、日本一の栄誉は、車に匹敵する。
全日本選手権で、優秀な成績をあげた選手がそばにいれば、それこそ目を皿にして、その姿を焼き付けたいと思うだろう。栄誉の後には注目がある。たいした射もできない者が、人前で引くのは恥ずかしいというが、誰も見ていないのである。全国大会での栄誉は、その選手にとって、大きな栄冠と、次の大会へのプレッシャーをも担ぐことになる。しかし、強い選手は、プレッシャーをものともしないのだ。
阿川佐和子ではないが、取材をしたい。心境を聞きたい。決勝で何を見たか、思ったか、思わなかったか。高揚している今、聞きたい。
やはり、いらんことを考えてはいかんよね。
しかし、どうしたら中たるかを考えても、私の場合は中てたいという欲が上回るので、ダメなんだと思う。
やはり、日頃の鍛錬です。
脱帽です。今はちょっと帽子を脱げませんが
何にも考えていませんでした。考えていたのはいつものように、ただ的に当てるためにはどうしたらいいかだけでした。
決勝1本目的中者が3人で、もう満足していました。
2、3本目は3人とも外してしまい、優勝決定戦をしていることが恥ずかしくてたまりませんでした。
4本目で中ってくれてほっとしたっていうのが優勝が決まった時の心境でした。