三十三間堂の遠的大会の成人の部に出るというM君のために、毎週遠的の稽古のお付き合いと指導を、協会仲間と共に付き合った。
何年ぶりに引いてみたら、昔のままの的付で中ったので気を良くして指導に熱が入った。
途中で、恐ろしいことがあった。
おばあさんが、やわやわと歩いて横切っているのだ。
線路と平行に作られている遠的場で、この場所へ入るために柵があり、コーンも立ててあるが、ガード下からひょっこり出てくるとは思わなかった。
よく見ると道路がある。
雨があがったばかりで、どんよりと曇っているので、うつむき加減に歩いていたら気づかないのだろう。
急いで、体育館の管理の方に、コーンとバーを借りて、通れないようにした。
しばらくして、そのおばあさんが用事が済んだようで、今度は反対側の柵から入ってきた。
柵も半分締めて、コーンを立ててあるのに渡ろうとする。
たぶん、何をしているか分からないのかもしれない。
めったに稽古しないのだから、普通に行き来していたのだと思う。
声をかけて、遠的の矢に刺さると危ないので、通行できませんが、今止めますから、その間に通ってくださいとお願いした。
「あら~、いつ死んでもいいんやけど~」と、言うのだが、それはちょっと困る。
年を取ると、自分の見たいものだけしか見ないので気を付けなくてはならない。
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