東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ

ＯＰＢＦスーパーバンタム級チャンピオン　　　ＷＢＡ世界スーパーバンタム級５位
　　　和氣　慎吾（古口）　　　　　　　　　　　　　　菊地　永太 （真正）
　　　　　13勝(6KO)4敗2分　　　　　　　　　　　　　　　14勝(6KO)2敗4分

　　　　　　　　　　　　　　　　　



写真右側：黒色のトランクス和氣選手の左が炸裂。
写真左側：白色のトランクスが菊地選手。

恐らく観戦した多くの人が感じたと思うのであえて書くが・・・
挑戦者が世界ランカー（しかも５位）と言うのは・・・
過去の対戦相手から見ても今夜のパフォーマンスから見ても、
首をかしげた人が多かっただろう。

　　　　　　　　　　

１ラウンド：挑戦者らしく菊地選手が出てくるが、
和氣選手が左ストレートで幸先よくダウンを奪う。
　　（和氣選手：１０－８：菊地選手）

２ラウンド：菊地選手は前進しながら左右のフックを振るうが届かず。
和氣選手の距離、いきなりの左ストレートがよく当たる。
　　（和氣選手：１０－９：菊地選手）

３ラウンド：菊地選手のパンチはほとんど空を切る。
和氣選手がかわしながら右フック、左ストレート、右ボディと自在に当てる。
　　（和氣選手：１０－９：菊地選手）

４ラウンド：菊地選手は前進しながら左右のフックを闇雲に振るうが全く当たらず。
和氣選手の左ストレートが面白うようにヒット。
　　（和氣選手：１０－９：菊地選手）

ここまでの公式採点は、三者共に４０－３５で和氣選手。
もちろん私も４０－３５で和氣選手。

５ラウンド：ほとんど同じパターン。菊地選手のパンチは全く届かず。
和氣選手はステップとボディワークでかわしきる。
そしてロープ際で身体を入れ替えて細かく連打。
　　（和氣選手：１０－９：菊地選手）

６ラウンド：和氣選手はステップでかわしながら菊地選手の出鼻にパンチを当てる。
菊地選手のパンチは和氣選手の顔面どころかリーゼントにもかすらず。
　　（和氣選手：１０－９：菊地選手）

７ラウンド：和氣選手は完全に見切っており、
ノーガードでパンチを交わしながらボディを攻める。
菊地選手のパンチは空振り。完全に一方的な展開。
　　（和氣選手：１０－９：菊地選手）

８ラウンド：和氣選手は菊池選手が出てくる所に左アッパー、
左ストレートと連打。菊池選手は左目の上をカット。これはヒッティング。
　　（和氣選手：１０－９：菊池選手）

ここまでの公式採点は、
三者共に８０－７１で和氣選手優勢。私も同様。

９ラウンド：菊池選手の顔面の腫れがひどくなりドクターチェック。
一方的な展開に２分２４秒、ようやくレフェリーが試合を止めた。
和氣選手のＴＫＯ勝利。

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