goo blog サービス終了のお知らせ 

カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~パドマワット~ その①

2018年02月11日 21時45分59秒 | 映画 / MOVIE
上映前のスッタモンダで宣伝効果があったのか、
封切られて3週目でも、かなりの混雑だった。
今回は映画の内容を書く前に歴史やら騒動の内容を書いてみる。

Rani Padmavati: A Queen's Story of Love and Sacrifice (English Edition)
クリエーター情報なし
Educreation Publishing


原作は16世紀の作家ジャイシーの創作「パドマワット」。
読んでいないのでなんとも言えないのだが、
この作品に対する抗議団体が何処がイケナイと言ってるのか?
全く分からなかった。シーンのカットがあったのか?

映画のタイトルである「パドマワット」は、
ラジャスターン州チットール国の王ラタン・シンの妻である。
絶世の美女だったらしく、噂を聞きつけた、
デリー・スルタン朝の王アラーウッディーンが奪いに来る。

撮影段階からラージプート団体が、
作品はラージプートとヒンドゥー教徒を侮辱する内容があると主張し、
撮影の妨害をしていたらしい。

映画はタイトルが「パドマワティ」から「パドマワット」に変更された。
パドマワティは実在する王妃の名前だが、
パドマワットなら創作の名前なので良いと言う事らしい。
実際の王妃の名前はパドミニーだと思うけど・・・・。

鑑賞した感想としては、
ラージプートとしての誇りを前面に押し出していたし、
王も王妃も武将たちも女性達も誇り高いラージプート族と思った。

逆にイスラム教徒が卑怯で残虐だと言うストーリーに
昔ながらのインド映画を感じた。
このストーリーにイスラム教徒が抗議するなら解るけど、
ヒンドゥー教徒が抗議する理由が解らない。

王妃であるパドマワティが踊るシーンがイケナイとか?
ベールを付けないで踊るのがイケナイとか?

なお、アラーウッディーン・ハルジー(1266~1316年)は、
デリー・スルタン朝の第2代スルタン。
実際にチットール城を攻め1303年に落城させた。

 

パドマワティは1500年代の創作の中の登場人物なので、
実際にはこのような出来事はなかったと思われるが・・・
ただ、チットール城内には小さいながらも、
王妃パドミニーのために建てられた宮殿がある。



その前にこのような記載がある。アラーウッディーンは、
池に映ったラタン・シンの妻パドミニーの美しさを見て、
この城を攻めた・・・・。



またデリーにある世界遺産のクトゥブ・ミナールの敷地内に、
アラーイ・ミナールを建設しようとしたが未完成となった。



にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする