2008年公開のホラー映画で、
タイトルはヒンディー語で「幽霊のナート」、
幽霊である主人公の名前。
1887年のオスカーワイルドの短編小説
「The Canterville Ghost」のリメイクである。
アミターブ・バッチャン55歳、シャールク・カーンが32歳、
ジュヒー・チャウラ30歳。
<ストーリー>
舞台はゴア、ある夜・・・・・
ナート・ヴィラと言う屋敷に忍び込んだカップルが、
幽霊を見た所から始まる。
アディッティア(シャールク・カーン)と
アンジャリ(ジュヒー・チャウラ)は、
息子のバンクーと一緒にこの屋敷に引っ越して来る。
屋敷に幽霊が出る事は知られているようで、
タクシーの運転手も行きたがらなかった。
屋敷のオーナーはアメリカに住んでおり、
代理人は幽霊の事を隠して契約する。
アディッティアは船乗りで航海に出てしまう。
アンジャリはバンクーの転校の為に学校に行くが、
バンクーはクラスでいじめにあう。
この屋敷に住みついていたアル中の浮浪者アンソ―二―が、
食材を盗んでいる所をアンジャリに見つかる。
バンクーは夜中にアイスクリームが食べたくなり、
キッチンへ行くがそこで幽霊(アミターブ・バッチャン)と出会う。
幽霊はブートのナートと名乗るが、
バンクーは浮浪者のアンソニ―だと思い込んでしまう。
その上、ナートはアンジャリや普通の人には見えないが、
バンクーには見えるし声も聞こえるのだった。
そしてバンクーはナートをエンジェルと呼び友達になり、
ナートの持つ魔法のような力を使っていろいろな事をやる。
その昔カイラッシュナートは妻と息子ビジェイ
(プリヤンシュ・チャッテルジー)と暮らしていた。
成人したビジェイはアメリカに行ってしまい、
母親の葬式に妻と息子を連れて帰って来たが、
ナートの内緒で家を売る話を勧めていた。
アメリカで暮らすからインドの家は必要がないと言い、
ナートに一緒にアメリカに行こうと話すが、
ナートは承諾しなかった。
ヴィジャイ家族がアメリカに帰る日、
ナートは階段から落ちて頭を打って死んでしまった。
アンジャリはバンクーの様子がおかしい事から、
エンジェルの存在を知る。バンクーの呼びかけで、
アンジャリの前に姿を現したナートは経緯を話す。
ヴィジェイは屋敷を取り壊し更地にして売るために、
アメリカからやって来る。帰宅したアディッティアは、
ナートの話を聞き魂を安らかに眠らせるために、
プージャを行う事にし、ヴィジェイに伝える。
プージャの日、ヴィジェイもやって来て、
最期の日の思い出を辿り、父親の供養をする。
ヴィジェイを許す事にしたナートの魂は天に昇る。
ホラーと聞いて怖いのかと思っていたのだが、
コメディだった。誰かが言っていたが・・・
インド映画では子役がいい映画はハズレなし。
バンク―役の男の子が良かった。
いつも思うのだが、当時シャールク・カーンは32歳。
今年55歳であるがじぇんじぇん変わってな~い。
さすがは大スター、若々しい。
エンディングに続く!って出たけれど、
2014年にブートナート・リターンズが公開されている。